デジカメの平均単価は3年で2倍、10年で6倍に上昇

日経新聞にデジタルカメラ市場の最近の動向に関する記事が掲載されています。

デジカメ単価8万円台、3年で2倍 AI搭載モデルも

  • デジタルカメラの平均単価が急上昇している。2022年の世界のデジカメ平均単価は8万5千円と新型コロナウイルス禍前と比べて3年で2倍超に上昇した。スマートフォンの台頭で縮小してきたデジカメだが、日常風景をこだわって撮影したいという初級者の市場を切り開いている。
  • デジカメ市場は20年にはそれぞれ08年比で7%、19%の規模にまで落ち込んだ。ただ、新型コロナ禍からの経済再開でCIPAによると、22年のデジカメ世界出荷額は前年比4割増と2年連続で大幅なプラスとなった。
  • カメラメーカーが高級機種に主力製品をシフトし始めた約10年前と比べると平均単価は6倍に高まっている。
  • CIPAの石塚茂樹代表理事会長は「レンズ交換式カメラが伸びている。スマホの普及で撮影が日常的になり、撮影にたけたユーザーが急増した受け皿になっている」と強調する。
  • いまはミラーレスがけん引し、市場は回復基調にあるとはいえ、22年の出荷額はピーク時の3分の1程度にすぎない。コモディティー(汎用品)化しない道を示し続けられるかが課題となる。

 

最近はカメラの価格が全体的に高くなったと実感しますが、平均単価が3年で2倍、10年で6倍も上がっていると聞くと高く感じるのも納得してしまいますね。

ずっと右肩下がりだったカメラ市場が回復基調にあるのは喜ばしいことですが、今後もますますカメラの単価が高くなるようだと、ハイアマやプロ中心の狭い市場になってしまいそうなのが気になるところです。