シグマのフルサイズFoveonは来年のリリースを目指したい考え

マイナビニュースに、シグマ山木和人社長のRFマウント参入やフルサイズFoveonなどに関するいくつかのコメントが紹介されています。

【CP+2023】シグマブース、初のZマウントレンズに熱視線!

  • CP+2023のシグマブースは、ニコンZマウント向けの3本のレンズが注目を集めていた。まずは、「16mm F1.4」「30mm F1.4」「56mm F1.4」の3本だが、山木社長はこれによって「お客様の反応を探りたい」としており、ニーズが大きくなれば他のレンズも検討したい考え。
  • キヤノンのRFマウントへの対応も期待したいところだが、「ニーズがあることは理解していますし、その期待には応えたい」と山木社長。ただ、現状はすぐにレンズを出せるという状況にはないそうで、市場の反応などを見ながら検討を継続していく。
  • 富士フイルムのXマウントに向けた製品は18-50mm F2.8 DC DNなどの4本だけだが、一定の人気は得ているというのが山木社長の認識。APS-C向けのDC DNシリーズの数は多いわけではないが、「できれば増やしていきたい」。
  • フルサイズセンサー向けのDG DNレンズをXマウント向けにするかどうかは、「レンズの中心部のおいしいところを使えるので非常にいいと思います」と山木社長。サイズや焦点距離を含めてすべてのレンズがAPS-Cに適しているとは限らないとしつつ、方向性としてはありえるようだ。

  • フルサイズのFoveonセンサーの開発は難航している。山木社長は「今はまだ小さいセンサーでピクセルアーキテクチャの研究をしている」と説明。これが成功すれば次のステージとしてフルサイズのセンサー開発に着手できるという。紆余曲折もあったが、まだ山木社長は開発を継続する意向を示している。今年の試作の状況次第としつつ、来年のリリースを目指したい考えだ。

 

RFマウントへの参入は、「期待には応えたいが、すぐにレンズを出せる状況ではない」ということなので、参入するとしてももう少し時間がかかりそうですね。

フルサイズ用レンズのXマウント版に関しては、「非常にいいと思います」と前向きなので、登場が期待できそうです。

また、フルサイズFoveonは「試作の状況次第」ということで、まだまだ登場時期は流動的のようですが、「来年のリリースを目指したい考え」と述べられているので、開発が順調に進めば来年の登場があるかもしれませんね。