交換レンズ販売本数のメーカー別シェアの1位はシグマ、2位はタムロン

BCN+Rに最近の交換レンズの販売動向に関する記事が掲載されています。

高くても売れる交換レンズのワケ、存在感一層高まるサードパーティー

  • 今、交換レンズが売れている。BCNが集計したデータでみると、この1年で販売本数が前年同月を下回ったのは、昨年12月の1回だけ。販売金額が前年を下回ったのは、直近で2020年の10月までさかのぼる。さらに平均単価も上昇基調。販売は丸2年にわたって着実に伸び続けている。足元でも本数、金額ともほぼ二桁増の水準が続いている。
  • 特に販売本数シェアが上昇しているのが、シグマとタムロンといったメーカーが手掛けるサードパーティー製レンズだ。現在、交換レンズ全体の販売本数でサードパーティー製が3割から4割を占めており、存在感が高まっている。この10月でも販売本数シェアで純正組を抑えて1位と2位を占めた。
  • 1位はシグマで、販売本数シェアは18.9%。2位はタムロンで17.8%だった。やや差が開いて3位に、ようやく純正のソニーが14.5%で登場。以下4位ニコン14.2%、5位キヤノン12.9%で続く。

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  • レンズ別で最も売れたのが、シグマの18-50mm F2.8 DC DN Contemporary(FUJIFILM X)。
  • マウント別で販売本数が最も多いのが、ソニーのミラーレスカメラ用のEマウントレンズ。10月現在で36.6%を占める。次いでニコンのZマウント用レンズで14.2%。
  • ソニーは、マウント情報を積極的に公開。サードパーティーの参入を認めている。ニコンもソニーに倣い、徐々にマウント情報を開示し始めており、サードパーティーの参入も増えてきた。レンズ市場の活況は、こうしたサードパーティーの貢献が大きいといえるだろう。

 

ヨドバシの交換レンズのランキングではシグマは最近元気がありませんでしたが、BCN調べでは2023年10月にシェアトップに躍り出ており、2位のタムロンと共にサードパーティー勢の強さが目立ちますね。一方で純正レンズはシェアトップのソニーでも14.5%で3位と、シグマ、タムロンに少し差を付けられています。

4位のニコンは14.2%とソニーに迫るシェアでソニーとの差は意外に小さいという印象です。また、キヤノンは12.9%で5位ですが、RFマウントはシグマ、タムロンから互換レンズがでていないことを考えると、もう少し伸びて欲しいところかもしれませんね。