2022年 ‧ ドラマ/ミステリー

監督   廣木隆一
原作   湊かなえ
脚本   堀泉杏

キャスト 戸田恵梨香
     永野芽郁




~Twitter感想続き~
     
前半のおとぎ話感は大地真央氏
オンステージによるものである。

彼女がどんなキャラを演じようとも
『大地真央』という
本人感が前面に出てしまう
とってつけた感が致命的。

ならば
もっと胡散臭い存在で
ぶちかまして欲しかった。

それにこの際いわせて頂くが
大地真央氏の娘に戸田恵梨香氏とは
正直「見た目的年の差」に違和感感がある
娘というより
妹のようにしか見えないのは
私だけであろうか?

実年齢が
アンチエイジングにより判別不能な
「大物女優あるある」であり、
そもそもの土台の良さ(美)から
現代美容を駆使したその美しさは
脚本上
その若見えが邪魔でしかない。


一方
戸田恵梨香氏の娘に
永野芽郁ちゃん氏も違和感である。

前半、戸田氏の娘を
子役さんが演じてた際には
まだ良かったが
どんなに老けメイクしても
おばさん衣装を着て
背筋を曲げようとも違和感でしかなく
風呂上がりのパジャマトークでの
シーンなどは、やはり歳の離れた
姉妹にしか見えないのであった。
(カウラ個人談)

後半にかけて
大地真央オンステージが幕を閉じると
高畑淳子氏登場による
急に漂う田舎の昭和感、、

高畑氏はくだんとは違い
カメレオン女優であり
アンチエイジングもそこそこに
女優道を全うしたその才能とプロ意識は
誰しもが認めるところではあるが
その才能ゆえに作る世界観も強烈であり
気づいてみればやはり後半は
高畑氏オンステージであり
全く別物の2作品を115分のうちに
鑑賞したかの様な錯覚に陥るのだ。

その他、
昭和初期忍耐嫁
(戸田恵梨香氏)に対して
娘(永野芽郁ちゃん氏)は
平成初期JKっぽいし
嫁ぎ先の小姑は
部屋の壁にジュリーのポスターを
貼ってそうな昭和50年代風ときたもんで
こちらとしてはもう
何時代の何の話として観ていれば良いのか?
これをシュールだと捉えれば良いのか?
全く分からないのである。


JKみたいな顔をして
衣装だけは大人になった
芽衣ちゃん氏が居酒屋で隣の客に
説教するシーンでは
その説教の内容が
神経質すぎてドンびき
「こんなツレと絶対
絶対飲みたくないなぁ」と
本作1、闇を感じた部分であり
全体的に
「偽物の母性をもっと闇で
表現して欲しかった」とか
「もっと泥臭いはキャストでも
良かったんじゃなかろうか」とか
なにかと不満が募る、、、
そんな作品であったのだ、

ごめんなさい。

⭐️☆☆☆☆

ポチっ
  
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村
人気ブログランキング