地元の医者は逃げ、インフラは停まり、遺体が道に転がる中、僕はアフリカに派遣された――。引継ぎゼロ、報酬1ドルもなんのその! ウイルスでパニックになった世界を救う感染症専門家のドキドキ・アウトブレイク奮闘記。
豊かな森で友だちと遊んで過ごした日々と、帰国して待ち受けていた孤独。少女を支えたのはチェコの愛情深い人たちや本との温かな記憶でした。子どもの本の翻訳家になるまでの貴重な体験がつまったエッセイ集。
革新的なフォントを生み出し続ける藤田重信の書体デザイン冒険記。各書体のコンセプトや特長を取材し、魔法のように新しい書体を生み出す藤田重信の制作の神髄に迫ります。
アナーキスト、シチュアシオニスト、ファッションデザイナー、アートディレクター、パンク・ロッカー、スピルバーグのグル、市長候補、トラブルメーカー、オペラ愛好家、捨てられた息子、不在の父親……はたしてマルコムとは何者だったのか?
身分も性別も国籍も越えて、蒐集家の文化ネットワークを広げた明治大正期の「奇人」三田平凡寺とは何者か。国際的な趣味家集団「我楽他宗」を率いた平凡寺の全貌に迫る初の単著。
どうすれば西行のように清々しく生きられるのか。出家の背景、漂泊の旅の意味、無常を乗り越えた「道」の思想、定家との意外な関係、芭蕉への影響……偉才の知られざる素顔に迫る。西行一筋60年、西行歌集研究の第一人者がその魅力を語り尽くす
日本ほど、外国料理をありがたがる国はない。なぜ「現地風の店」が出店すると、これほど日本人は喜ぶのか。博覧強記の料理人・イナダシュンスケが、中華・フレンチ・イタリアンにタイ・インド料理ほか「異国の味」の魅力に迫るエッセイ。
世界哲学とは、西洋中心の「哲学」を根本から組み替え、より普遍的で多元的な哲学の営みを創出する運動である。世界に生きる私たちすべてに共有されるべき普遍性をもった、本来の哲学を再生させる試みでもある。より広い視野で世界哲学を本格的に論じ、開かれた知の世界へと読者をいざなう。
世界的にも類がないほど深遠な思想を生みだしてきたインド。ウパニシャッド、ジャイナ教、仏教、マハーバーラタ、正統バラモンの六派哲学、ヒンドゥー教から、近代のガンジーやタゴールに至るまで、3000年以上にわたる複雑で多様な思想の全領域をコンパクトに大観。読み継がれてきた不朽の概説書。
「売れている商品」と「売れていない商品」。その違いを生むのは「ブランドスイッチを誘発する力が大きいか小さいか」だった。「ブランドスイッチ」とは、「特定カテゴリの中で、消費者が今まで購入していた特定のブランドから、別のブランドへ購入を移行する」購買行動のこと。
鑑定のポイントが一目でわかる! 古刀から新々刀まで、各時代の代表的な太刀・刀の押形を用いた設問形式で解説。さらに日本刀の基礎知識も網羅した、初心者にもわかりやすい刀剣鑑定入門の決定版。
デジデリウス・エラスムス。宗教改革をはじめ、世俗権力と教会の対立が顕在化し、争いが絶えなかった狂乱の時代を生きた彼は、つねに学問に打ち込み、「何者にもその道を譲らない」。派閥に属さない知性的な態度や人間味あふれる魅力的な人柄、「世界市民」としての生き方を、西欧文化を知悉する著者が憧憬をこめて描き出す傑作評伝。
「まだ起きてる?」というメッセージに込められた本当の意味は? 文末が「……」で省略されているわけとは? 「メッセージ文解釈の達人」である精神科医の著者が、マッチングアプリでのカップルのやり取りを分析。互いの性格や相性の読み取り方を伝授。
プラトン、カント、ベンサム、ロールズ……2400年にわたる知的格闘。人生や社会に関わる切実な問いを、哲学者たちはこう考えた。法哲学の第一人者があざやかに整理し、切れ味鋭く論じる、「正義」入門の決定版。
難民、パンデミック、気候変動……すべては国境問題につながる。人類にとって「国境」とは何か。古代の戦跡から、パレスチナ、トランプの壁、解ける氷河まで、歴史的転換点の現場で考える。「境界線」はいかに世界を動かしてきたのか。
世界はこんなにもラテン語であふれている。Xで人気の「ラテン語さん」初著書。よく耳にするあの企業の名前から、有名な歴史上のあの人物の名言まで。語学、ラテン語の知識ゼロから読めるラテン語雑学本。ラテン語は死語ではなく、知への扉だ!
タランチュラをMRIにかけ、クマに脳外科手術を行い、ゴリラにペースメーカーを植え込む――。蹴られ、刺され、噛まれ、糞を投げつけられる世界一ワイルドな「動物のお医者さん」の日常。イギリス発、野生動物外科の権威が綴る貴重なノンフィクション。
今日も国会では、政治家たちの摩訶不思議なことばが飛び交う。かれらの「政界語」をマスターすれば、超絶技巧の会話術を見抜く能力が身につくかも? 著者はカナダ人。著書に『怪しい日本語研究室』『政・官・財の日本語塾』『マスコミ無責任文法』。
1960年、6歳のルビーは、ルイジアナ州の白人専用のウィリアム・フランツ小学校に、初めての黒人生徒として入学しました。他の子と違うのは肌の色だけ。その時のルビーにはそれが歴史の教科書にのるようなことだとは全くわかっていませんでした。勇気を出して、人種差別に立ち向かった少女からの「平和の手紙」。
マッカーサーが厚木飛行場に降り立って七八年。驚くべき才能、致命的な欠点、その両者に対して賛辞と非難を公平に述べつつ、一人の人間としてのマッカーサーの全体像を描き切る。
図書館をうまく使うと、あなたの人生がガラリと変わります。でも、図書館の使い方なんて、どうやって学べばいいのでしょうか? 本書は、司書なのに本を読むのが苦手だった司書が、図書館の使い方をわかりやすく、ユーモアたっぷりに教えます。
うるわしい見た目と唯一無二の個性を放つ「美しいプリン」をインスタグラムで発表し続ける、も。けんさんの最新レシピ集。無限に広がるプリンの可能性を、も。けんさんの自由なレシピで感じてください。
ロシアのウクライナ侵略、イスラエルによるガザへの大規模攻撃。世界は国際法が堂々と破られるさまを見続けてきた。国際法はなぜこれほど無力なのだろう。しかし、国際法の実効性が脆弱なことは以前から明白であったし、そもそも国際法と呼ばれるものの中味も統一的ではない。本書では、既存の国際法の「後」について、独自の展望を切り拓いている。
角野栄子。世界的児童文学作家。88歳。まるで遊ぶように、でも大切に暮らす日々。その魔法の暮らしをオールカラーで大公開!
国字や国訓は、江戸時代に幕臣の新井白石が作った用語。国字に用いられたパーツの選び方とそれらの組み立て方には、意外な発想や繊細な情緒まで見出せる。その歴史や特質をわかりやすく。著者は行政事務標準文字、JIS漢字、常用漢字などの制定・改正・改定にも携わる。
数学の超難問とされるリーマン予想。ヴェイユ、グロタンディークなど名だたる数学者の果敢な挑戦を受けつつも今なお難攻不落である。なぜリーマン予想は難しいのか。解決に誰も成功しなかったのはなぜなのか。問題提起から一五〇年を経て、その苦闘の歴史を辿る。
仲間を増やせば巨万の富が生まれる――。なぜ私たちは信頼され、他者とつながる必要があるのか? 著名人の集う「インフルエンサー・ディナー」創始者が、社会を動かす影響力の源泉を明かした傑作。
世界の始まり。生き物たちの奇談。精霊や魂にまつわる面妖な物語。人間と動物に区別がなく、同じ言葉を話していた時代の記憶。時にユーモラスで、時に難解な「魔法の言葉」。探検家ラスムッセンが未開の極地で採録した伝承を中心に、長年エスキモー文化圏を撮影してきた写真家が選び、和訳したアンソロジー。
六大巡幸は、「旅する天皇」の誕生であると同時に、「報道される天皇」の誕生でもあった。新聞が続々と創刊された同時代性に着目し、新聞と天皇を重ね合わせるところから、近代日本の国民国家の形成において、当時のニューメディアが果たした役割を明らかにする。
身につけられる芸術品の最高峰といわれるエルメスのスカーフ「カレ」に織り込まれたストーリーを解説。伝統と変革、見事な職人技、ファッション・アイテムとして果たしてきた役割、数々の名品を美しいカラー図版とともに。
なぜヒルコは、イザナギ・イザナミの第一子にもかかわらず、葦船に乗せられ棄てられたのか。海人族、エビス神、ニギハヤヒ、徐福伝説……そしてスサノヲからその正体に迫り、建国以前の建国神話を読み解く。
レシピ動画クリエイターとして大人気! 元・ヴィーガンカフェ店長の「イソカカ」さん、初のレシピ本さん、初のレシピ本。「食べなくてはいけないから」野菜を食べるのではなく、「食べたいから」野菜を食べる、に。
寝食を共にするフィールドワークによって描き出された、ボクサー達の生き様。本書で描かれているのは、「貧困に耐えかねた若者たちが夢を掴むためにボクシングジムに入る」という単純なストーリーではない。ここで問われているのは、「人々はどのようにして生きているか」という普遍的な問いだ。
科学をはじめ、歴史、哲学と使える知見は何でも使い、熱意にあふれた筆致で読者を巻き込んでいく若き哲学者、マッカスキルの説く、未来のための思想。今日の小さな行動が、未来に劇的な影響を及ぼす可能性。
やっぱり人は、そんなに賢くない!? ベストセラー『思考のトラップ』待望の新作。今日も私たちを惑わせる「認知バイアス」の巧妙な罠。そのカラクリを解きほぐし、脳があなたをダマす方法を明らかにする。
日本の長寿の研究を契機に、寿命には栄養と運動以外に大きな影響を与える要素があることを発見した著者が、その元凶「エイジズム=年齢差別」が個々の健康に与える影響ととその改善の方法を解明。
創作折り紙の出発点となる「考え方」をテーマに構成。「見立てる」では「何かに見える」からスタート。「変える」では、同じテーマの作品を進化させたり、別の作品として変化。「減らす」では、減らせないところがどこなのかを考える。
行ってはいけない!? タブー地帯32選。「禁断」の土地の歴史と真実に迫る旅。「聖と俗」の境界線上に生きる人々が、重い口を開く。
「細胞」が生き物の本質なのだろうか。細胞を基本単位としないウイルスすら持っており、生命の設計図とも呼ばれる「ゲノム」にこそ本質が隠れているのではないだろうか。長く生物学の世界で研究を続けてきた研究者がそんな問いへと立ち返り、今までにない生命観を構築していく。
保阪昭和史の決定版。今まで5000人近くの昭和史関係者にインタビューを重ねてきた著者は「地下水脈」という歴史観にたどり着く。「地下水脈」をあらためて見つめることで、日本の近現代史を再検証する。
世界は広いが、それぞれの生き物が生きられるのは、ほんの小さな場所にすぎない。ウナギは川底の穴にしか棲めないし、モンシロチョウはいつもキャベツ畑を飛んでいる。生き物の居場所=ニッチは、なぜそこに決まっているのか。生き物たちの巧妙な生き方から、天敵不在と繁殖干渉という、生態学の核心的概念を紹介する。
世界最大の投資会社「ブラックロック」の最高経営責任者、世界的投資銀行JPモルガンのCEO、「最も成功したヘッジファンド」の創業者レイ・ダリオなど、世界的投資のスペシャリストたちのインタビュー集。
インドに根付く社会的な身分制=カースト。カースト問題には、「不浄」とされ蔑視が続く最底辺の不可触民=ダリトへの差別がある。政府は2億人に及ぶダリトを支援する施策を打つが、その慣習は消えず、移民した各国でも問題化している。インドに重くのしかかるカーストについて、歴史から現状まで、事例を通し描く。
シニアYouTuber、winpy-jijiiの初エッセイ。ジジイの生い立ちからYouTubeを始める以前の生活など、ルーツをいろいろな角度から深掘りし、魅力の原点を探ります。趣味に生きる73歳ジジイの冒険は終わらない。
曹洞宗の開祖・道元。座禅や生活作法、世界や時間や人間のとらえ方などの思想を凝縮して伝えるのが『正法眼蔵』だ。難解で長大な原文の要点をわかりやすく解説。初学者に禅の精神をやさしく伝える。
沖縄、南西諸島は予断を許さない状況が続いている。基地の地下化、シェルター設置、弾薬庫大増設、離島を含む空港と港湾の軍事化が、急ピッチで進んでいるのだ。本土メディアがこの問題をほとんど報じない中、沖縄から日本全土に広がる戦雲の予兆に警鐘を鳴らす。
不動産投資家であり、数百軒の「実家じまい」をサポートしてきた著者が、その豊富な知識と実体験から、あらゆる角度から「実家じまい」の極意や裏技をあますことなく伝えます。
「所有」とは合法化された「盗みの権利」にほかならない。紛れもない社会哲学の古典である本書の邦訳は半世紀以上、新しいものは登場していない。本書は、気鋭の研究者が清新な日本語で作り上げた新訳。
人と話したいけど言葉がうまく出てこない――そんな悩みを抱えた若者たちが、奇想天外な1dayカフェを始めた。発起人は、自身も吃音症でかつて夢をあきらめていた奥村安莉沙。エッセイの名手・大平一枝が取材した温かな世界。
サウナの神秘性を解き明かす、北欧発ビジュアルブック。サウナの歴史や、芸術、スポーツ、政治との関係から世界のサウナ、サウナの自作ノウハウや、サウナで楽しむ料理のレシピまで、これ一冊でサウナのすべてがわかる。
今も世界の生理学研究に使用されている「隔絶箱」を創案し、「ストレス」という概念を日本に紹介・普及させた医学博士・杉靖三郎。専門の生理学だけでなく医学知識の普及や科学的精神の啓蒙活動においても活躍した氏の生涯をたどりながら、その思想と多彩な活動を振り返っていく。
見えない文化差はビジネスや生活習慣に遍在するやっかいな代物だが、押さえておけば映画ドラマを数倍愉しめる。文化を知ってから味わうと「なるほど」感や面白さも格段だ。自文化との「差分」も二段階でエンジョイできるのは、我々外国人だけの特権的ボーナスでもある。
社会調査において、いかに偏りのないサンプルを集め、正確に世論を捉えるか。社会調査の難題である無作為抽出を、ウェブを利用した手法によって追求する。
地球は、活動し、生きている惑星である。熱い物質からは揮発性物質が放出され、冷たい物質には揮発性物質が入り込む。それらの循環、揮発性物質の出入りは、地球が熱機関であることによって駆動されている。俯瞰した目で眺め、解説した地球科学の新しい入門書。
イタリアを代表する歴史家が、フィレンツェに保存された文献を丹念に読み解き、これまで言及されてこなかったダンテの人生をつまびらかにしていく。権力、金、戦争、復讐、家族、友情、そして愛の観点から初めて分析し、「人間・ダンテ」を浮かび上がらせた本格評伝。
心理学・脳科学・マインドフルネスの知見を応用し、150名の参加者とともに開発した「スマホ断ち」プログラム。世界34か国以上で支持。たった4週間の無理のないメニューで、脳の本来の力を取り戻す実践的ガイドブック。
大人に求められているのは、「ロジックの正しさ」よりも「感情への配慮」。本書が提唱する「感じのよい日本語」「話のもっていき方」の技術を磨けば、ずるいくらい仕事がスムーズに運びます! 「仕事そのもののスキル」ではないところで損をしないための本。
世界中を震撼させた「Qアノン」現象の根源に分け入り、権威や既存メディアに疑問を抱き陰謀論を信じる人々の深層に迫る。現代アメリカのソーシャルメディアと社会との関係をさぐり、「陰謀論」が生まれる過程を追った迫真の一冊。
私たちは政府統計を信頼しきっているが、その調査の過程やデータが生み出されるまでの裏側を覗けば、あまりにも人間臭いドタバタ劇が繰り広げられていて驚くはずだ。本書は英国国家統計局にも関わり、政府統計の世界を知りつくす著者が、ユーモア溢れる筆致でその舞台裏を紹介。
「人生は4周目」と公言するほど、大人顔負けのセリフと立ち回りを見せるりおなちゃん。さまざまな病気をもって生まれてきました。人生ハードモードなりおなちゃんですが、また歩くことを信じて一生懸命リハビリと学業&ユーチューバーをこなす日々。
もう一つのイラン革命。フーコーが礼賛し、サルトル、フランツ・ファノンと交友した知られざる現代イスラームを代表する知識人アリー・シャリーアティーの全貌。近現代イランの思想を読み解く上で巨大な座標軸となる思想家、シャリーアティーの精神の内奥に迫る。
公共政策の一環である会計基準の開発に際し、なぜ基準設定機関は多様な基準開発行動をとるのであろうか。IFRSの基準開発等を行うIASB(国際会計基準審議会)を20年間にわたって詳細に分析し、そのメカニズムを解明。
人間は自然を思いのままにしようとした結果、環境を破壊してきた。そして今、気候変動や生物多様性の危機を解決するため、最新のテクノロジーを駆使し、さらなるコントロールを試みようとしている。こうした技術は自然を救う希望か、それとも絶望か? 『6度目の大絶滅』でピュリッツァー賞を受賞した作家による、待望の最新作。
ソ連はなぜアメリカによる広島・長崎への投下からわずか4年という短期間で原爆を開発できたのか? その鍵を握るアメリカ生まれの赤軍スパイ、コードネーム=デルマーは、いかにして、最高機密取扱資格を得て、マンハッタン計画に潜入したのか? 「20世紀最重要スパイ」、その知られざる秘密の生涯を描き出す。
世界金融危機後の中間層の空洞化は、先進国で既存体制への怒りに火を付けた。これから10年後、民主主義と資本主義は放棄されずに残るだろうか。FTのチーフ・エコノミクス・コメンテーターが描くいま求められる改革。
数学が苦手な人は多いけれど、本当は誰にでも、「楽しい!」と思える瞬間があるはず。全国で3万人に授業をしてきたプロが贈る、数学の面白さに気づく1冊。70歳を超えた数学者が贈る、数学の本当の面白さ。
生態遺伝学の重要なポイントをできるだけ平易に説明することを目指した入門書。野生生物のシークエンス解析が容易になり、集団遺伝学と進化生態学が急速に融合してきた。急展開を遂げつつある生態遺伝学の分野をカバーする唯一の教科書。
化合物命名法は、IUPAC(国際純正・応用化学連合)の勧告に原則として則るのが国際的なルール。日本化学会 命名法専門委員会の委員長を長く務めている著者が中心となり、最新のIUPAC命名法の要点と注意点をわかりやすくコンパクトに解説。
「テロップ」に絞った映像制作本。著者は番組制作会社で映像エディターとして約20年活躍し、今は映像制作の講師も務めるクリエイター。文字の大きさやレイアウト、フォントなどの項目を絞った解説、アレンジやモーションの付け方、作例集なども掲載。
世界を変えるための「最古の科学」が「儀式」だった! 火渡りの祭礼から卒業式まで、フィールドに実験室を持ち込んで、これまで検証されてこなかった謎めいた儀式の深層を、認知科学の手法で徹底的に調査。儀式の秘密と活用のヒントを探究する空前の書。
折元立身は、40年以上のあいだ国際舞台の前線で活躍してきたパフォーマンス・アーティスト。国内での評価がようやく高まるのが、作家が70歳を迎えた頃。本書は、個展を企画したキュレーターが長年の取材で綴る、不世出のアーティストの知られざる物語
アウトドア、キャンプで重宝するパラコードの結び方、ブレスレッドや水筒ホルダーなどのクラフトの紹介はもちろん、サバイバルでの意外なパラコードの使い方やテクニックを指南。
Takramで数々のデータ活用プロジェクトを主導する気鋭のデザインエンジニアが打ち立てる、人とデータをつなぐデザインアプローチ「データデザイン」の思想と手法。データから価値を生み出すには、データをヒューマナイズせよ。
「ちょっと何か食べたいな」「チャチャッと作れるのがいい」「片付けもラクに済ませたい」。量はちょっと少なめだけど、満足度は問題なし。作り方はシンプルで 、調理時間はどれも3~10分くらい。準備も片付けもラクチン。
不気味で凄惨な犯行現場に臨場し続ける科学捜査官は、密かに「最凶の連続強姦殺人鬼」を追っていた。10数人が殺害され、50人以上が凌辱された未解決事件。「犯人はまだ生きている」。40年間、警察を出し抜いてきたサディストをどう炙り出せるか。驚愕のドキュメント。
戦後に生まれた新傾向の「現代の美術」の一つ「スタジオグラス」。意識改革としての「スタジオグラス」の発生を評価軸に、日本の現代ガラス芸術の流れや現在活躍する作家43名について、美術評論家の武田厚が執筆した連載を単行本化。
計測が、私たちの世界経験とどのように深くかかわっているかだけでなく、計測の歴史が、人類の知識の探究をどのように包み込み、形作ってきたかを、余すところなく描く。「タイムズ」紙サイエンスブック・オブ・ザ・イヤー2022選出。
書体デザインの第一人者、鳥海修氏が明朝体のデザインと作り方について書いた本。本文用明朝体の制作手順から、各書体の比較検討、文字の歴史まで。今まで言語化されることのなかった明朝体の作り方が初めて書籍にまとめられました。
物流を「コスト」ではなく「利益」を生み出すものと捉える「戦略物流」の要諦を、アマゾン、ヨドバシカメラ、セブン-イレブンなどを事例に解説。どのような物流の仕組みを構築すれば、顧客に価値を届けられるのか。
フライパンひとつでできる調理法がシンプルなワンパン料理。元・給食の先生の著者が考えたレシピはフライパンさえあれば調理できるうえに、栄養がしっかり摂れるヘルシーなレシピ。TikTokでも大人気の管理栄養士さくらいゆかさん初の料理本。
本来の経営は、「価値創造(=他者と自分を同時に幸せにすること)」という究極の目的に向かい、実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を創り上げること。この経営概念の下では誰もが人生を経営する当事者となる。幸せを求めない人間も、一切他者と関わらない人間も存在しないからだ。
あの介護の日々は、母から私への教育だった――。『絶対音感』『星新一』など傑作ノンフィクションの書き手であり、新聞の人生案内も人気な著者の、半生にじみ溢れる名エッセイ集。珠玉の47本。最相葉月デビュー30周年記念企画。
誰にでもわかる言葉、細やかな心理描写……近代俳句は一茶からはじまる。生涯で詠んだ約二万句から百句を精選し、俳人・長谷川櫂が解説を付す。波乱に満ちた人生に沿いながら見えてくる「新しい一茶」像。
15,000人に「自分の声を活かす話し方」を教えてきた著者。「声は変えない」という大前提のもと、自分の声の特性を知り、受け入れ、活かしていく方法をお伝えします。本書が、あなたが自分の声を好きになり、自分らしさに自信を持つきっかけになりますことを心から願っています。
渡辺貞夫、アート・ブレイキーなどの大物ジャズマンとの共演を経て、自身の音楽を追求し続けるジャズ・ベーシストの自伝。波乱万丈の人生をときに面白おかしく、ときに真剣に振り返り、何を夢見て生きてきたのか、そしてその信念とは何なのかを浮かび上がらせる。
施設の外に出て、自然の中で馬に乗る野外騎乗を略して「外乗(がいじょう)」という。緑の草原、白砂の海岸で風をきって走る爽快さは何物にも代えがたい。長く日本の外乗に関わりこれを牽引してきた著者が、これから乗馬を始めようという人から、すでに国内外の各地で外乗を楽しんでいる人に贈る。
生死の瀬戸際で、もう一人の自分が囁く「もっと面白くしよう」という誘い。書くことは不純だと言いながら、それでも書き続ける冒険家・角幡唯介がたどり着いた、行為する表現者の真髄とは。
著名な科学実験やベストセラーの間違いを紹介しながら、科学における不正・怠慢・バイアス・誇張が生じるしくみを多数の実例とともに解説。単なる科学批判ではなく、科学の原則に沿って軌道修正することを提唱。
日本人K-POPアイドルとしてグローバルに活躍してきた高田健太による初書籍。当事者として、内側からアイドル界を見つめてきた高田健太が自身の経験を振り返りながら、読者に問いかける。「アイドルとは何か?」
ボロボロのコートを借りて始めたテニスクラブ。365日ひたすら試合を開催し続けた。「うまくいくはずがない」と言われたビジネスは、テニスの試合開催数、日本一に成長。今では年間約6万人の参加者を集める会社になった。その成功物語をまとめた本書。
シカゴ大学の緊急救命医が告発する「人種差別×医療格差」の実態。「差別と貧困」が医療ケアに爪を立てる日常に挑み続けた、あるシカゴER医師の葛藤と前進、そして憤懣と挑戦に満ちた熱きドキュメント。格差が分断する、医療という名の戦場。
「知っておけば死なずにすんだのに……」。二万体の検死・解剖を行なった、元監察医が解き明かす「死のメカニズム」。ベストセラー『死体は語る』の著者、上野正彦が死にまつわる常識・迷信・疑問を一刀両断。
宗教的ムチ打ち、サウナ、トウガラシ大食い競争、ウルトラマラソン。人が意図的に「苦痛」を選ぶとき、それが脳内でいかにして「快楽」に変換されるのか。不合理で魅力的、健全であり危険な、限界を超える行為の仕組みに挑む。
マスコミはスターを抱える芸能事務所に支配され、恫喝と忖度で口を閉ざし、結果、権力者による所属タレントへの性加害を長期にわたり放置した。過去の報道を徹底調査、その罪深き共謀の構図を解き明かす。
住んでみないとなかなか見えてこない「隠れた暮らしにくさ」、いままで3000件以上の間取りを診断してきた建築士が、25の具体的な間取りから、その問題点を指摘。より住みやすい間取りを提案する。間取りを変えると、毎日の生活が劇的に変わる。
インド出身の元江戸川区議で、茨城県立土浦第一高等学校・附属中学校校長を務めるプラニク・ヨゲンドラ氏が書き下ろした自伝的エッセイ。その半生は実に変化に富み、重層的で、尋常でないほど濃密。
近年の開発現場ではハードウェア記述言語(HDL)を用いてディジタル回路設計を行うことが一般的になっている。本書ではコンピュータアーキテクチャの理解をテーマとして,HDLによるディジタル回路設計技術を学ぶことが出来るように構成。
「作曲を学んだ生徒は演奏力の向上が著しい」。30年以上の指導経験がある著者が提案するピアノレッスンを解説。簡単な作曲のエッセンスを取り入れることで、音楽を深く理解し、自発的に音楽を表現できるようになり、演奏力が格段にアップする指導法。
27歳でブラック企業勤めからエミレーツ航空のCAに転職。35歳でやりたいこと見つけて脱サラ→お笑い芸人。CRAZY COCO流・後悔しない生き方。年齢とかホンマに関係ないからやりたいことをやった方がいいですよ。
もう、ほぼ「魔法」です! ChatGPT Plus(有料版)のビジネス活用に特化。かなりの腕のプログラマー/データサイエンティストがデータ処理のプログラムを自由自在に書くのと同じくらいのことが、普通の人にも驚くほど簡単に。
ミューズ=画家と恋愛関係にあった美女、ではない。ポーズをとるだけの従属的な存在でもない。作品の製作にたずさわり、作家の方向性を決定づけ、美術史に残る名作を生み出す力となったミューズの真相と功績を解き明かす。
目は飛び出した脳といわれます。その目を正しく使うことができれば、あらやるパフォーマンスに良い影響を与えることが分かりました。体幹が整い姿勢がよくなったり、めまいや頭痛、慢性的な肩こり、首や背中の痛みなども改善されたりします。
建築の誕生を問うことは、それが何であり、その未来は那辺に、という疑問を追求することである。建築を通して歴史の曙に迫らんとする本書では、巨石造建築、古代エジプト建築、神社本殿の成り立ちを取り上げる。
itosinoが自ら考案した新しい刺しゅう技法「ソリュブル刺しゅう」を紹介。水溶性の不織布に刺しゅうを施し、生地を溶かすことで、きれいに切り取ったような仕上がりに。この技法を使えば、刺しゅうをワッペンやジオラマに仕上げることもとても簡単です!
土の中の糸状菌を活用する「菌ちゃん農法」で作られた野菜は、農薬・肥料不使用なのに虫を寄せ付けません。そんな菌ちゃん農法の土づくり・野菜づくりのコツを、豊富な写真とイラストで徹底的に紹介。
本書の目的は読者を正しい方向へとできるだけ敏速に導くことであり、アルゴリズムの数学的な解析はあえて強調せずインフォーマルな議論にとどめている。さらなる詳細な議論が必要な際は、適切なプログラムや参考文献を調べられるように示している。
日本初のオタク専門婚活コンサルタントが、悩み多きオタク婚活に頑張る貴女の悩みを、漫画を交えて楽しくわかりやすくズバリと解決します。オタ活をやめなくても、1年以内にゴールインできます!
そもそも数が「存在する」ということ自体、考え方にもよりますが、1とか2とか3が存在するというのであれば、虚数も存在すると言えるのです。本書では、半導体エンジニアとして虚数・複素数を実際に「使っている」著者が、どのように使われているのかと、その数学的美しさについて、易しく解説。
日本のロック・ミュージックが真の意味で市民権を勝ち取る前哨戦を、ライブハウス「ロフト」の創設者が回顧する壮大なクロニクル。歌謡曲に対するカウンターカルチャーとして、ロックが市民権を得ていった軌跡。
私たちはどうして物を買い、所有するのだろうか。物の売買を巡る状況は刻々と変化している。いままさに波にさらわれんとする物の価値をひとつずつひろいあげる珠玉のエッセイ集。ゆらぎ続ける世界のはざまで生きのびる方法をケレン味のない筆致で綴る。
エスカレーターに関する書籍は少なく、特に交通面を論じたものは皆無といっていい状態です。本書ではエスカレーターの歴史、構造のみならず、安全性や輸送特性など今まで取り上げられてこなかった側面にも光を当てて、エスカレーター全般について一種の百科事典的な書籍を目指しました。
作曲本のベストセラーがバージョンアップして登場! たとえ人真似であっても、「はじめの1曲」を作れたかどうかが、作曲の一歩への大きな差。最初の3日間でまず1曲打ち込んで、そのあとにわかりやすい解説が入る、まさに「作りながら覚える」作曲本です。
中堅企業研究の渉猟と分析枠組を提示し、地道で膨大な実態の調査、分析を通じて、最後にそれらを総括し、中堅企業の存立と成長メカニズムを新たに明らかにした渾身の労作。
妻ががんで逝った。妻は、嘆かず恨まず、泰然と死んでいった。それはまさに「あっぱれな最期」だった。決して人格者でもなかった妻が、なぜそのような最期を迎えられたのか。そんな疑問を抱いていた私が出会ったのは、「菫ほどな小さき人に生まれたし」という漱石の句だった。
セキュリティ強化が叫ばれる中、注目を集めているのが「ゼロトラスト」と呼ばれる「何も信頼しない(=すべてを疑う)」ことを前提にシステムを設計していく考え方です。本書は、技術解説と豊富なハンズオンを通してその実現方法を丁寧に解説します。
環境経営の先駆けとして知られるパタゴニアが50年にわたって試行錯誤を続け、築き上げた考え方と行動指針、チェックリストまですべて公開。創業者イヴォン・シュイナード、未来へのメッセージ。
カメラの選び方、被写体の選び方、写真技術の学び方、「ボケ」の功罪、ポートレートで重要なこと……。40歳から独学でプロになった写真家が書いた、自分の未来が変わる写真の撮り方。1枚でも写真を撮ったことのある人へ。