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呪術ミステリーというかなりレアな作品。
の割には非常に軽妙な語り口で3巻を無理なく読ませます。
強いて言えば2巻ぐらいにまとめても良かったような気もします、というのも3巻目は1・2巻に比べるとちょっとぶっ飛びすぎというか、浅田先生風に言えば「フィクションとしてウソが下手」な感じはします。
アフリカものというのも、フィクション・ノンフィクション含めて初めて読みました。なかなか訪れることのできない遠い国ですが、これを呼んで半分興味、半分恐怖という感じです。
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中島らものガダラ第二巻。これは面白い!一気に読んでしまった。読み進みながら、中島らもは他の作家とは明らかに違った文才の持ち主だと実感できる。登場人物の会話が多く、物語がとても読み易い。アフリカ呪術の現地アフリカ編なんだけど、周りの描写がわかりやすくて、現場の絵が目に浮かぶし、まるで自分もその世界に居るように感じる。
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舞台はいよいよアフリカへ。日本では酒浸りで社会性に欠けるたよりないおっさん風だった大生部が、がぜんかっこよくなってきた。そして物語のスケールはどんどん大きくなっていく。
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おおお....そう繋がったか。
1巻目は前フリで、2巻目からが真の話だったのか~。
面白い面白い。
ジェットコースターのようなスピードある展開と、
アフリカ特異の話の奇抜さもあって、
飽きさせず、グリグリねじ込んでくるように読ませる。
3巻が待ちきれないぜ!
#アフリカ=漆原という構図が頭から離れず難儀しました
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第Ⅱ部読了。徐々に盛り上がってきて中盤からはドキドキハラハラ、興奮しながら読んだ。まさかそう来るとは、気づけなかった自分を悔やむ。宗教という大きなテーマが見えてきた。大きなひとつの山を乗り切った所で第Ⅲ部へ。名作の予感…!
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第2部はアフリカ篇。大生部ファミリーと取材陣はケニアの呪術師の村・クミナタトゥへ。呪術って今もあるんだろうか。怖いイメージだけど、書かれてるように裁判的なものと言われればそうかと思う。全て平和の維持のため続いてきたのだ。残されてきたものには理由がある。バキリの『バナナのキジーツ』が志織なのはさすがにわかった。逸美との再会シーンには涙が出た。最後のオニャピデ老が死ぬまでキジーツを使って占いをしていたというのにも涙が出た。
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アフリカ編になって一気に面白さが増した。
前半と後半でこうも変わるものか。
次が気になって仕方ない。
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「多くの場合、不幸は知ることによってもたらされる」
二部では前の部とうってかわって、大生部ファミリーと一向はアフリカへ取材にいく。
今回のテーマは超能力ではなく『呪術』
作中のアフリカでは呪術が日常的に扱われているようで医者の代わりをしたり、地域問題の解決をしたり抑止力になっている。
呪術師の村へ取材に行った一向は……。
あらすじはこんな感じなのだが、呪術が生活に根付いている様子がよく書かれていた。(人からもらったものは食べない、トイレや足跡さえ気にするなど)
うんちくの多さも相変わらず健在。
最後には驚くべき展開も用意されていて、次の話も大いに気になる。今回も一気に読み終えてしまった。
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妻の逸美を新興宗教から救い出し、大生部一家は特番撮影の為、アフリカへ旅立つ。スワヒリ語で「13」と言う意味の不吉にして村民全員が呪術師の村、クミナタトゥへと向かう一行だが、「悪魔に出会うことになる」と不穏な占いが……やがて村にたどり着き、村民の恐怖を集めるアルビノの呪術師・バキリと対面する。そしてその夜、大生部の助手・道満と超能力青年・清川は思いも寄らない人物を見つけてしまい――呪術の真実に迫り、物語が大きく動き出す第二部!
ブクログつけるのが遅くなってしまった…そしてつける前にⅢも読み終わってしまった。Ⅰを読んだのがちょっと前なのでてっきりⅠの雰囲気を継続したものだと思いきや舞台はアフリカに。クミナタトゥまで行く旅の描写が楽しくて何だかこっちもアフリカ旅行している気分になりました。ムアンギは枝雀のイメージで読んでた。
でも折々挟まれる、アフリカ等の地域で呪術師は社会的にどういう立場でいるのか、呪術とはなんなのか、それについての考察や描写が非常に面白かった。呪術師ってのはお医者さんであり、その社会における裁判所や警察の役割も担ってる。この辺は読んでてTRICKラストステージのパンフレットで脚本の蒔田さんが書いてたことを思い出しました。呪術の大半は科学的に説明も出来るけど、そうじゃないものもあるんじゃないかな…って思ったし、「本物」は超科学的なものがあるんだろうな。それこそラスボスのバキリなんてそうだと思う。あとスコット神父とオニャピデ老の挿話もすごく良かったなあ。タイトルのガダラの豚はここで出てくる。
でもバキリはバキリで、みんな呪術と思い込んだのをわかっていた上で自分が見せた呪術のトリック(すごく物理的)を最初からバラすんだけど。村を抜け出す前のヘリとか、すごく物理で殴る呪術を見たぞ。そしてまさかの志織! いや、Ⅲのあらすじ読んだせいでネタバレふんじゃったんだけど…これTRICKのラスステの奈緒子がこんな風に囚われてたら…なんて考えてしまった。もう一つのエンドとしてありえなくもなさそうだし。逸美と再会したところちょっと涙ぐんでしまった。でも最後は死者累々で…ほんと助かってよかった。ハラハラドキドキでしたよ。
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上巻がインチキ宗教との戦い
中巻がアフリカでの呪術取材旅
下巻が日本での呪術最終対決
すごく面白い冒険小説だった。
呪術はあるのかないのか。
上巻では、ないよねって思わせておいて。
中巻では、アフリカにならあるのかな?
下巻では、まさかの教授覚醒!
めちゃくちゃです。
個人的には中巻のアフリカ放浪記的な雰囲気が楽しかった。
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【Ⅰ】の感想→超能力ブームと新興宗教、この2つに切り込み、面白い小説に仕上がっている。情報収集力と取材力、そしてそれらの分析力に脱帽。
大呪術師バキリと戦うアフリカ上陸篇。アフリカの呪術事情を詳細に分析し、亡くなったと思っていた娘を奪還する、サスペンステイストに仕上げたハラハラドキドキの楽しめる一冊に仕上がっている。
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第1部に続いて、今度はTVクルーとともに大生部教授ら一行は呪術師の村・クミナタトゥを目指すのだけど、クミナタトゥよりももっとヤバい呪術師集団が現れる。すごい能力を見せておいてさらにその先があるというパワーインフレの描き方がストレートにアツい。物語の展開はけっこう王道に則っていて、筋ははっきりしているのでそのぶんディティールに力を入れている印象。これを読むとケニアを旅した気分になれる。こんな旅ならしたくないけど!
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これは期待以上に面白いです。ホラーと現実の混ぜ合わせ加減が絶妙で、結構なリアリティーを持って読み進められるのがいい。いよいよクライマックスに向けて物語は佳境。どんな結末が待っているのか、楽しみでならんです。
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初らも。第II部は・・大生部一家らアフリカに降り立つ。ムアンギをガイドに各地にいる呪術師を訪ね、ふと今後の運勢を占ってもらうと・・・そしてクミナタトゥに到着。大呪術師バキリ登場!彼のキジーツを攫い、日本へ脱出。とまぁこんな感じ。いやいや、ストーリー運びが良く、ホント読ませるわ〜。メチャクチャ面白いっ!早く第III部を読まなくては。
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超面白い!はらはらドキドキなんて、この題名、この表紙、そして作者名からすると思わなかったです!アフリカの色々なことが学べて面白いです。