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日本人はなぜ祖国への誇りを失ったのか?そして取り戻すための道筋とは何か?
"歴史を失った民が自国への誇りと自信を抱くことはありえない"と仰る藤原さん。本書では、日本文明にはじまり幕末の開国、昭和史に遡って、日本人のメンタリティーがどのように変化したのかを考えること、そして、学校では教わらなかった"語られざる事実"や歴史的認識のなかで改めて日本を客観的に見直す必要性を強調しています。
100年に一度の大不況、そして震災による国家的苦境に立たされた日本が再び立ち直るには、とことん原点にまで戻るとともに、浮き足立った改革ではなく、日本人としてのスタンダードを基礎から固め直し、堂々と国際社会に示す必要があるのでしょう。そんな原点とは何かを考えるに相応しい一冊です。
個人的には前作の方が好きですが、前半の近代史観などは相当センシティブな内容にもかかわらず、ジャーナリズムとしての勇気ある発信に拍手!勉強になりました!☆4つ。
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わたし日本大好きなんだけど、もっと好きになる人が増えてもいいんじゃないかな。
豊かさとか便利さって観点からじゃなく、民族性と云う意味で。
ナショナリズムと愛国精神って、ぜんぜん別物。
愛国精神のない人に住んでいて欲しくない。
誰が日本を守るの?
自分たちでしょう?
いつまで中国に謝り続けるんだ。
馬鹿馬鹿しい。
そんな風に思える。
あと、単にわたしはアメリカや中国、韓国が嫌いってのもあるけど。
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「国家の品格」の作者、藤原正彦氏の作品。「国家の品格」は読んでないけど好きだね、この考え方。
先の大戦を黒船来航から大東亜戦争の間の(本書では百年戦争といっている)少々の日本の非と大いなる欧米列強の非を述べている。日本人の「誇り」を取り戻すため、戦勝国のリンチに過ぎない東京裁判の判決を否定し、いまだ日本人が引きずっている「敗戦国」の呪縛から脱し、百年戦争で我々の祖父母が残した大殊勲を認識べきだと。確かに日本人ほど自虐的な国民はなかなかいないね。。。
ちょい、たかまる言葉
●真、善、美は同じ一つのものの三つの側面にすぎない。
●植民地住民を愚民化するのがアングロサクソンの常套手段。
・・・まぁアングロサクソンは百年戦略とか得意だからな。。。
●残念ながら日本人には、大局的視野に立って長期的戦略を組み立てる、という能力があまりありません。
・・・うーん、石原莞爾よ再び!
●他人を攻撃する際に自分が言われるともっとも痛い言葉を用いる。国家も同じ。
●「文明の聖なる使命」という美しい言葉で欧米列強は植民地保有を正当化した。
・・・アングロサクソンは、自分勝手な大義名分をつくるのが昔から得意なのね。
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日本の歴史観を再度考えさせられた。
日本には、日本人らしい国のあり方があるのではないか!
そう、再認識した
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国家の品格から始まり、藤原正彦先生の本は3冊ほど読んだ。
数学者でありながら、このような本を書けることには驚きを隠せない。
先生の国家観がよく分かる作品ではあるが、
もともと本書きではないためか、国家の品格と基本的には同じことが書いてある。
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色々と意見はあるだろうけど、私はこの考えを少なくとも半分は支持したい。
読んだ時に日本人としての誇りを持てたのが、その根拠です。
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日本人としての誇りを認識できる一冊です。しかし、内容の大部分は歴史叙述であるため藤原氏の言いたいことがなんだったのか、日本人の誇りを再認識することか、自らの歴史観を世に提起したかったのか。
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脱・東京裁判史とか自虐史観修正の話になると、やたら「拳を振り上げたトーン」の言説が多いのだけど、藤原正彦の語り口は常に優しい。
その優しさの裏には、冷徹な国際政治の現実を踏まえた諦観にも似たクールな視点がある。
この人自身が満州で生まれて、敗戦後は壮絶な逃避行で日本に帰ってきている。そのエピソードを母親の藤原ていさんが書いたのが「流れる星は生きている」。
山川の教科書の日本史しかしらない優等生には是非読んでほしい。
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南京大虐殺は無かった。アメリカは中国進出の邪魔になる日本をはめる為に ワザと真珠湾攻撃をさせた。アメリカは広島、長崎の原爆投下 一般市民への無差別爆撃など卑劣な戦争遂行作戦を覆い隠し、全ての罪を日本国軍人と政治家に負わせ、不公平、不公正な極東軍事裁判で連合軍がわだけの論理で裁いた。そしてそれを今でも正しいものとして日本人の教育システムを変えてでも信じさせている。
いろいろ問題はあるが、近代から続いていた列強の帝国主義を有色人種として打ち砕いたのは日本である。その意味においてアジア、アフリカで独立国が戦後多く生まれさせたその意義は大きい。
以上のような藤原氏の説は、シンプルで一見分かりやすいが、本当だろうか?南京大虐殺については今後慎重に事実を確認して見たいと思う。
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読んでいて自虐史観の近代日本史を学んだ身としては、本当の事なのだろうか?、と訝しんでしまう。それだけ洗脳の度合いが強いという事なんだろう。太平洋戦争の話以外は本当に共感出来るし日本人として誇りに思える話ばかりだった。
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日本人の誇りを取り戻すことのできる本でした。独立自尊。和の心を大切にする。日本人としての強みを生かせばまだまだ世界に相手に戦えるという事を認識できる本でした!
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本のほとんどが東京裁判と戦前の日本の軍事行動について言及している。日本の行動は間違っていなかったとは言わないが、やむを得なかったもので、必要以上に曲げられて伝えられている。それはアメリカの政治的な意図によるものであったり、中国の宣伝力によるものだったりする。日本人は必要以上に恥じたり、卑屈になったりする必要はない。江戸時代まで築いてきた独自の文化を誇りに思うべきである。
まさに目からウロコの一冊である。
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思ったよりも歴史の記述の部分が多くてびっくりした。
筆者の考えは今までの著作とほぼ変わらないと思うけど、
より歴史に沿って話が具体化されていて説得力が増していた。
私もこれ読んで少しは日本と言う国に誇りを持てるようになれたかなぁ。
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歴史を失った国民が自国への誇りと自信を抱くことはない。この誇りと自信こそが、現代の日本の直面する諸困難を解決する唯一の鍵である。
誤った歴史認識を改めるべきである。
日本文明とは、ある文明に日本特有の色を加え、すでにある自分達の文明と融合させた独自のものに作り変えていく。そうやって進化と精錬を繰り返してきた結果が日本文明である。
個より公、金より徳、競争より和、主張より察する、惻隠やもののあはれなどを美しいと感ずる。
どうやって誇りを回復するのか?
①作為的にされた歴史の断絶を回復すること。
東京裁判、南京大虐殺等
②日本人による日本人の為の憲法を作りあげる。
③自らの国を自らで守ることを決意し、実行すること。
日本人は、誇りと自信をもって、日本人特有の美徳感、普遍的価値を取り戻し、この普遍的価値の可能性を世界に発信していくことである。
歴史を振り返ると、国会が不況に立たされた時代こそ、もっとも実りの多い時代だった。それを乗り越えて初めて国家は、更なる高みに到達する。
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タイトルから想像する内容はほぼ1、2章と8章で語られ、本書の半分以上は、著者の考えを織り交ぜながら、日露戦争あたりから第2次世界大戦敗戦後あたりまでの歴史を追うことに費やしている。
ただ、その内容が、私たちが授業で習った歴史観とはかなり異なっていて驚いた。
東京裁判のあまりの横暴さ、南京大虐殺のねつ造の可能性には驚愕を隠せない。
これはしっかりと検証する価値があるのではないか。なぜ誰も声高にこれについて言及・批判しないのか。
もちろん、本書だけを読んで全て鵜呑みにするわけにはいかないが、もっと東京裁判や南京大虐殺について、帝国主義時代の世界の歴史について、関連する文献を読んでみたくなった。
2章で語られる江戸期の日本人のくらしぶりについては、本書でもとりあげられた「逝きし世の面影」に詳しくあり、非常に興味深く面白く読んだ。
本書も上記「逝きし世の面影」も、日本人なら一度は読んでみるべき。
(2011.6.1登録)