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特にこれといった障害も発生せず、おだやかに進んでいくかと思いきや、最後の最後で衝撃と涙。長いおだやかさは、このためだったのか、と思い知らされる。
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意外性はありませんが、その分安心して読める感じ。
この町に行ってみたいなとうらやましく思うほど、
健康的にあたたかな本です。
最初のレビューに後ろの話が余計だと書きましたが、
あれがなければわからない会話が続編に・・・。
しかしあれはやっぱりタイトルつけて書かずとも
間にわかる程度に書いてれば十分だと、
余計だった感が強まっちゃいました(笑)
その分、本としてのまとまり具合は続編のほうが
よかったのでめずらしく続編の方が☆UPです(笑)
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古本屋の主人を叔父に持つ主人公の生活が
前作同様書かれている。
古書店に居候していたころと同様、
貴子の生活の中心は神保町。
古本のタイトルが自然と文脈の中に
含まれていて日常生活に溶け込んでいる感じ。
悲しい出来事もありつつも、
話は穏やかに進んでいく。
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あまりにも、日常的なお話なので、登場人物が、友人のような気がしてきました。終盤で、やはりというか案の定というか桃子さんが亡くなってしまうのですが、近所の知り合いが亡くなった時のような気分になりました。気が晴れるまで、時間がかかりそうです。でも、主人公の周りにいる登場人物は、基本的にみないい人で、安心して読めるいいお話でした。落ち着いたら、再読しようと思います。
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和田さんの、貴子さんの周りの人たちと一緒に喜んだり、悲しんだりしたい。皆の輪に入りたいという言葉がよかった。一緒にいるというのはそういう事なんだなあと思った。自分の心、思いを伝えるのは案外難しいものなんだなって言ってるけどほんとうにそうだと思う。どこか逃げ道を作っておきたいと考えてしまう。
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淡々と進んだ前作だったが続編は大きな物語があり泣けた。
貴子は叔父夫婦に温泉旅行をプレゼントしたが帰ってきてから叔父の様子が・・桃子に進行性の癌がわかる。そして入院後数ヶ月で桃子は逝く。悲しみには沈み一月も森崎書店を閉じる叔父。そんな時叔父サトルに宛てた桃子の遺書が発見される。森崎書店をよろしく、貴方が愛した店ですと書かれていた。再開。常連さんがどっと押し掛けてきた。
貴子も和田さんと結婚。森崎書店の日々はまた神保町で続くのでしょう。
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前半は貴子ちゃんの淡々とした日常が書かれていて、「まぁいろいろあるけれど、こんなもんよね(^_^;)」と思って読んでいたら、元気な桃子さんが大変な事にっ!!(;´д`) でも、読み終えると、心がじんわり暖まる(^^) 最後まで気になったのが常連客サブさんの職業(--;)そんなに古書店巡りができる職業が羨ましい!
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続編なだけあって、全編通して良かったです。前作のような違和感はなく、神保町の街でのお話を楽しませていただきました。
森崎夫婦の、お互いを思う気持ちは、とても良いです。気持ちがいい。
2012/11/7読了
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前作の森崎書店の日々の続きのお話。
綺麗な表現と目に浮かぶように描かれる町の様子が前作同様に、読んでいてすごく心地よかったです。
週末に訪れる神保町のサトル叔父さんに、桃子さん、恋人の和田さんや個性的な町の人々に囲まれる日々。
そんな日々に人を信じる大切さ、難しさ、最愛の人との時間を大切に過ごす素晴らしさを感じる貴子の姿がさっぱりとした綺麗な表現で描かれて、最後には泣いてしましました。
読んで本当によかったと思える作品でした。
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「森崎書店の日々」を読み終わった後、続きが気になってすぐに手にとった1冊。
なんといっても、桃子さんが印象的すぎる。
「あなただけを選んでくれる人を選びなさい」っていう言葉がお気に入りです。
さらっとした表現にも関わらず、もしくはさらっとした表現だからこそ物語がスーッと入ってくる。すごく心地よい。
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前作で舞台と人物は整えられ、今作で動き出した。そんな気がしました。古本屋森崎書店に集う人々を描いた物語。大切な人がそばにいてくれることに気付く幸せ。大切な人との別れを受け止めること。そして嬉しかった楽しかった思い出の大切さ。優しい筆致で語られるそれらの事柄に涙腺が刺激されました。人との付き合いや生き方がへたくそな人たちが、それでも一生懸命前に進んでいこうとする姿に共感しました。それぞれの恋愛模様もいじましいというか、本人必死なのだろうけど微笑ましくて素敵です。
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貴子と森崎書店にまつわる人々のその後。新しい恋人が出来た貴子だけど前回の失恋で恋に対して臆病になっていた…誰かが悩んだり悲しんだりしていると他の誰かが救いの手を差し伸べてくれる。和田君じゃないけど貴子がちょっぴり羨ましい。かわりゆく季節がまるで目の前でかわっていくかと思う程素敵に描かれていた。悲しい事もあったけど心暖まる1冊。
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森崎書店の日々は夫がなんとなく私の為に借りてきたDVDで観たのだけど、続編があると知ってすぐに図書館で予約しました。
心が温まる、素敵な本でした。
読んで良かったなぁ…
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失恋傷心した貴子が叔父の古書店で前に進む力を与えられ、叔父の妻桃子が突然の失踪から戻ってきて平凡でささやかな生活が再び始まった前編から2作目の本作では、恋愛に消極的な友人トモちゃんと辛い経験をしている貴子が互いの相手を信頼して気持ちが通じ合う迄の葛藤や迷いを古書店を取り囲む仲間を通じて成長し大人になって行く姿が描かれている。
小説の前半では古書通の話や昭和初期の小説が幾つか登場し読書家にとってはちょっとニンマリする場面もありますが、前作・本作で共通している物語の骨格は男女の感情(特に古書店主夫婦や姪貴子の恋愛関係)に焦点が合わせられて居り、特に叔父サトルと妻桃子の微妙な空気感でお互いを思いやる独特な関係は今時珍しい純愛なんだと思います。
古書店主夫妻・姪を中心としたとても狭い世界だけど素朴に温かくやさしく前を向いて生きる姿は現実の社会でも通用する生き方なのではないかと読後切ない気持ちになりながらも明日への希望を与えてくれる1冊でした。
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続編が出てるの知らなかった。読み終わってやっぱり少し泣いてしまったけど、とっても優しいあたたかいお話でした。