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夏に関する短編集。これもまた暖かいお話が詰まってる。
でもやっぱり重松清で一番好きなのは、家族の話。親の気持ちだったり、子どもの気持ちだったり、または夫婦の気持ちだったり。
次の「冬」も期待!!
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短編集、季節風シリーズ第3弾、「夏」。
湿っぽい話が多かったような・・・・。
「夏」なら、もう少し明るくすっきりした作品が多くてもよかった気がします。
とはいえ、「秋」が待ち遠しくなるような作品達でした。
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親知らず/あじさい、揺れて/その次の雨の日のために/ささのは さらさら/風鈴/僕たちのミシシッピ・リバー/魔法使いの絵の具/終わりの後の始まりの前に/金魚/べっぴんさん/タカシ丸/虹色メガネ
懐かしい、優しい明日へ、自然体でする用意、お父さんお父さん、幸せって、冒険を親友と、露草の色は、エネルギーをためて、金魚すくいの重いでは、おばあちゃん家のお泊り、父親と始めて作る舟は、はじめてのメガネ
激しい気持ちはない。優しく、哀しく、嬉しい出来事たち。愛しい出来事たちが並ぶ。ほっこりする言葉たちは岡山の言葉かな。広島の言葉もにてるのかしら。コーラスの先生の語り口に似ている気がする。
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人と人との繋がりと別れの一コマ一コマに,ひとり頷きながら、いつしか頬を伝うものをも拭わず、ぼやける文字を先へ先へと追わずにはいられなかった。
別れは確かに悲しいのです。でも、何故か込み上げ残るのは温かさなのです。
読後、洗面室の棚の上に長い間置きざられた”シッカロール”を開けて小学生の娘につけてあげた。やさしく、なつかしい香りに包まれながら、自分の幼い時に思いを馳せた。
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夏の代名詞のような「風鈴」「金魚」「ささのはさらさら」
がタイトルなのは全部人の死が絡んだお話。
夏はお盆が含まれる季節だから
「べっぴんさん」のような亡くなった人がテーマの
お話があるのはなんとなく納得。
それにしてもこの人のお話で
登場していない年代の主人公は
もういないのではなかろうか。
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夏といえば「ドキドキ」と「終わり」って、本当にそうだなーと納得。ちょうど夏に読んだから、季節感がマッチするし、やっぱり重松さんの作品はどれも温かくてジワーっと泣けました。
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ひさしぶりの重松作品。
やっぱりこの方の作品は読みやすくて気持ちが良いいな。
季節ごとに秋・冬・春も絶対読みます。
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梅雨から始まって、夏休みを終えるまで。
夏の12篇の思い出が詰まっています。
夏の思い出がくっきりしている程、その終わりを思い知らされます。
そして、また一回り成長して一歩を踏み出すんですよね。
そんな夏ならではの思い出を丁寧に描いています。
このシリーズ、必ず一編は泣かされます
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もちろん、「夏」なのだから、最初からわかっていたことなのに…。
蛍、高校野球、お盆、里帰り…と、あまりにも「今」にぴったりの事柄に、胸がキュンとしてしまう。涙だって流れる。
次に読もうと思っていた重松作品の「ナイフ」は、「エイジ」に続けてではシンドイ気がして、涼しげな表紙のこちらを手にしてみた。
さらりとしすぎている気もして読んでいたら、我が家と同じ家族構成の母親の再婚のお話しで、まずきゅっと掴まれた。
甲子園も観ている最中だったし、実家の父が酔って電話を架けてきたところでもあったので、もうたまらない。
娘の友達も、この夏が初盆。それぞれの、それぞれの、夏。
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最近の子は幼いといわれる。それは子供のせいではなく、安全で清潔でエアコンなどの設備が整った環境で、一人っ子やせいぜいふたりきょうだい。核家族で食べるものもふんだんにある。そういった摩擦もない静かな生活の中で「貧乏」とか、「ねたみ」とか、「やきもち」といった気持ちが心から理解出来ないのも一定は仕方がないところだ。
だが、中学入試ではそうも言ってはいられない。国語では「大人度」が試される。それは「相手の立場に立って考える」ことであり「相手の気持ちを思いやる」ということだ。
「大人になる」ということは簡単ではないが、いい文章に触れることでそういった「想像力」は養われる。
重松清という作家はそういった「想像力」を鍛えるためにちょうどよい作品を書く。以前にも書いたが、彼は「気持ち」をあまりはっきり書かない作家である。つまり「気持ち」は読者にゆだねる作家なのだ。
この「季節風 夏」は短編集なのだが、「嫉妬」、「死別」、「後悔」など微妙な気持ちを想像させてくれる物語ばかりだ。この方は本当に「微妙な気持ち」を描くのが上手だ。
お勧めは最後に収められた「虹色メガネ」。小学校三年生の物語だ。小学生なら共感を覚えつつ相手の気持ちを考えることが出来るだろう。
中には重苦しい内容の物語もあるが、そこは「大人への階段」と思って読んでみて欲しいところだ。
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夏休み、甲子園、お盆、花火、里帰り・・・夏は特別だ。始まりと終わり、出会いと別れがたくさんある。夏にしかないこと、夏にしか会わない人がたくさんいる。
親子、親友、恋人、大切な人との始まりと終わりを描く短編集。大切な人を、今大切にしたいと思える。泣ける。
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夏の終わり。
鮮やかで明るくて印象強い季節だからこそ、終わることへの感慨はおおきい。
また不覚にも、何度も涙をこらえながら読んでいました。
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久々に本読んだー。
電車で号泣。
やっぱり重松清天才。
季節風シリーズは春夏秋冬あって、夏を始めて読んだので、次は秋を読みたいな。
読書の秋。
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仕事柄、重松清氏の作品はよく読むのですが
これは、とても心に染み入りましたね。。。
インフルエンザで寝込んでいる最中に読んでいた
こともあり、涙が止まらない・・・
受験にはでないかなぁ・・・
(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
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全ての物語に懐かしい匂いがする。
こんなことあったよねえ。自分の体験と重なるところが必ずある。
何気ない出来事、その中に自分もこんなこと思ったことがあるって思い出して、それが懐かしくて。
オススメ 「べっぴんさん」