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投稿者:kissho - この投稿者のレビュー一覧を見る
この人の作品を初めて読みましたが、大正解。ものの見事に騙されました。分量も適度でサクサク読めます。ただ、カニバリズムの必然性は理解しますが、他の方法がなかったんでしょうかね。そこだけはちょっと気持ち悪いですね。
軽く読めて騙される
2024/05/11 07:54
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み友さんの感想を読んで、読みたい!と思い、ようやく購入
。並行して進む二つの話。一つはとある女性同士が企画する交換殺人。もう一つは妹の恨みを晴らそうとする男性の話。この2つのストーリーが、どう交わるのかが読みどころかと思いきや、それだけではありませんでした。あまりストーリーに現実感は感じませんでしたが、かるーく読める本で、すっかりと騙されました。
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わかりやすくミステリーです。
小説上の、技巧が巧み。。
ただ、テクニシャンなだけにテクニックにだけこだわりすぎ、話が安易だった気がします。
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以前に読んだ作品がイマイチ自分には
合わなかったので以降...スルーして来たのですが、
何故か気になって手にした今作...。
うーむ..面白いです。
主人公は講談社ノベルスを主舞台に執筆する
ミステリ作家「浦賀」。なんだか私小説を
思わす設定ですがその更に上を行く奇妙なストーリー。
かつての恋人「亜矢子」とともに階段から落下した
浦賀と亜矢子だが、亜矢子だけが昏睡状態に陥り
数年経ても意識は戻らず。その亜矢子の兄に
呼び出された、当時、同じ夜を過ごした友人3人と
ともに地下シェルターに監禁される。
さらに同時進行で恋人に振られた女性による
交換殺人が進行。この2つの接点。そして
監禁された浦賀たちの行方...。
交互に2つのストーリーが進行し、後半に
突如として2つが交わるのですが、そこから先に
更に異様な展開が待ち受け、こちらを困惑させます。
骨格もシンプル、登場人物も極端に少ない中、
クロースアップマジックのような手際で見事に
騙されてしまいました。鮮やか。
ひとまず、ノンシリーズものから追っかけて
読みたくなってしまいました。
ただ、以前に読んだ作品「記号を喰う魔女」で
苦手意識を持ったあるシーン...は今作でも出てきましたw。
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面白い!奇想天外の展開には頭の中でどう繋がってるんだっけ?と読み返すこと度々。
唸らすような面白さには脱帽。
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伏線は比較的わかりやすいかな。文章が読みやすく、コンパクトなのであっという間に読了。
コンパクトながら、とても充実している。個人的には終わり方がうまいなと思う。
どんでん返しとしてはややインパクトに欠けるかな。でも面白かった。
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奇数章、偶数章で別々の視点から描かれている小説で、最初は繋がりがよく分からないが、読み進めていくうちに奇数章と偶数章が有機的に絡み合い、とある殺人事件の真相が浮かび上がってくるという仕掛けであった。地下室に閉じ込められたシーンで死亡した人の肉を食べるというシーンがあり、文章でありながら、電車の中で嫌悪感丸出しの顔をしてしまった。一見、「交換殺人」であるが、最後に一捻りあり、「なるほどー」と唸らせる終わり方をする。
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トリックは衝撃的というほどではないけど、しっかり騙されました~
構成や伏線など、よくできた小説だと思います。
結末は、この後を想像すると…個人的にはかなり切ない。
短めで、文章も読みやすく、一気読み。満足です。
※多少、グロい描写・刺激的な描写あります。
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全く別の話が交互に展開され、最後は1つの所に綺麗に収束します。
帯の煽り文句“体験せよ、浦賀トリック”につられて
この作品や作者に対しての予備知識を持たないまま読んだので、
完全に騙されました。
叙述ものとして面白かったのですが、
カニバリズムや性描写が生々しく、
読後も何か纏わりつくような思い不快感が残る作品でした。
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行きつけの書店で大々的に取り上げていたので手にしてみました。「驚愕の結末」という惹句がつくとこちらも警戒して、かつ過度に期待して読むためがっかりすることもおおいのですが…そうか。そうきたか。似たようなトリックは他の作品でも騙されてるし、一度は分かりやすすぎたし、目新しくはないんです。それでもひっかかってしまうのは上手さですねぇ。芸が細かいです。名前の呼び方から、出版社を架名にしないで書いてしまうことまで。別のトリックに関しても、バカミスでも使えそうなものを正真正銘本格ミステリの様式にちゃんと合わせてきてる。ミステリではなく小説としてもかなりの水準にあるのではないでしょうか。読みながらの飲食ができなかったり、吐き気がしたりするくらい救いはないですが、読んで後悔はしていません。
もしかしたらこの方、自分の作品を使って何かを仕掛けようとしてるんじゃないかと著作リストを見て感じました。だとしたら是非生き残ってほしい。その集大成を読みたい。
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実は「猫間地獄のわらべ歌」を読了してすぐに読んだので
同じトリックに驚愕してしまいました・・・・。
その為に印象は薄らいでしまったのですが、読みやすさはあって
面白かったです・・・・・はい。
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あんまり面白くない。うすっぺらい。
殺人するにはモチベーションが低いし、実は女だったというオチも、『消失グラデーション』ほどのインパクトがあるわけじゃないし(※)。
最後の、目覚めが行き違うのは、ロミオとジュリエットか。
※長沢樹『消失グラデーション』
発行日は、『眠りの牢獄』の方が先ですね。でも、『消失グラデーション』の、実は女だったというオチのインパクトはかなり強く、印象的でした。
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5年前のあの日、浦賀と恋人の亜矢子は何者かに階段から突き落とされる。浦賀自身も怪我を負いはしたが、亜矢子の方は意識不明のまま昏睡状態に陥り、あの日からずっと眠ったままだ。
5年も経ったある日、浦賀と友人の北澤・吉野の3人が亜矢子の兄から呼び出され、地下室に閉じ込められてしまう。解放の条件は亜矢子を突き落とした人物の自白だった。
時を同じくして、進行する「代理殺人」と浦賀たちの運命の行方、二つの鍵を握るのは一体......?
2013年9月11日読了。
作者が仕掛けたあるトリックに見事にはまりました。伏線はいっぱい張ってあったのに、全然気付けなかった。。。
とはいえ、驚愕の結末とまでは言い難いかな?
でも、先に読んだ『彼女は存在しない』よりは読みやすかったです。
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この作品が初・浦賀さんでした。
ず、ずるいっ…!!この書き方は…
著者のこと全然知らなかったけれど、これは
ブラフに当たる部分が、
“浦賀ワールドにさぁ足を踏み入れなさい!”
という誘いでしかないっ!
これはもう読まざるを得ない。
ところで、講談社ノベルスの作家さんって
講談社ノベルス大好きですよね…(笑)
しょっちゅう“音羽の出版社”とか“講談社の〜”とか言ってる気がする。
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2013.12.03
めっちゃ読みやすいけど、、
いろんな叙述ミステリ読んでるから、あっけなく感じた。タイトルが秀逸。