投資本なのに文学の香り
2013/10/06 13:14
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投稿者:よーしよし - この投稿者のレビュー一覧を見る
投資関係の本をいくつか立て続けに読んでみたが、こちらはその手の本にはあり得ない情緒的な書き口で、面白く読めた。こんな投資レポートなら毎週購読したい。
投資を素材とした哲学書
2017/01/31 16:39
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投稿者:白金魚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
相場は予想もできないし、自分の思う通りにならないものだ。しかし、自らの行動は自分で決められる。本書があなたの投資行動を決める一助となれば幸いである。(本文より引用)
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著者の広木さんはロマンチストである
文中のいたるところで相場とは関係のない話を挟んでくるのだがどれも詩的
相場は理屈だけでは語れない
理屈のところは論理的思考で考える
理屈じゃない部分は、感性が大事
P.227より引用
ストラテジストとして長くマーケットを生き抜いてきた著者が到達した境地は文中にも度々登場している将棋の羽生名人と似ているかもしれない
論理的に考えて考えて…行き着いた先は感性の必要性
逆に言うとアベノミクスの流れから始めた投資初心者にとって『手っ取り早く知りたい情報』を求めている人にはまったく的はずれな本だとも言えそうです
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マネックス証券、チーフストラテジストの広木さんの著書。
どの銘柄が儲かるかということが書かれているのではなく、投資の考え方が記載されている。
将棋の羽生善治の著書「」を複数引用し、彼自身が相場には対局感が重要であるということを読者に伝えたかったのではないか。
読み物として、また読んでみたくなる本。
過去の自分のレポートをきちんと分析しているのには、好感が持てる。
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ウィンストン・チャーチル
「悲観主義者はすべての好機の中に困難を見つけられるが、楽観主義者はすべての困難の中に好機を見いだす」
哲学者アラン
「悲観主義者は気分だが、楽観主義は意志である」
ボストン・テラン
「下を向いていたら、小銭はいっぱい拾えるかもしれん。だけど、本気で何者かになるちもりなら、眼の照準はちゃんと眼の高さに据えておくことだ」
年率10%のリターンを30年続けるなんていう、非現実的な話より、10年に一度くるバブルで徹底的に儲けて、やはり10年に一度くるバブル崩壊でできるだけ損失を軽微にとどめることに全身全霊を集中するほうがよほど実際の肌感覚に合う。
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バリュー株と小型株は市場平均に勝つ。ただしみんなに注目されてから買うこと。小型+割安+モメンタム=動き出してから。
失ってわかる利益確定のタイミングの難しさ。トレイリングストップを使う。最大儲け幅の20%を目安に。
「禁断の市場」「紙の約束」「偶然とは何か」