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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
始めてから、毎年海外旅行にいっていたが、とりあえずアジア周辺から…と思って、東南アジアにはよく行った。なので、大変興味深い。
いつかまた行ってみたいな。
東南アジアの奇妙を求めて漫遊した奇妙巡礼日記。
2011/04/12 17:47
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投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて五木寛之は、他力の風に吹かれて人気作家の地位を捨て、大学生となったが、著者宮田珠己は、働きたくないという天啓に打たれて十年勤めた会社を辞め、旅人となった。
二人の関係性はさておき、本書「東南アジア四次元日記」は、会社を辞めたばかりの著者による、数ヶ月におよぶ東南アジア七ヵ国の旅の記録である。著者のデビュー作「旅の理不尽」が何かと制限のあるサラリーマンの旅行記なら、本書は何ものにも縛られない旅人の旅行記であり、有休の呪縛から解き放たれた著者は、この旅で各地の奇妙なものを歴訪、そのなかにゲイ・フェスティバルが含まれていたことについて、著者の趣味かどうかは極秘事項となっている。
本書は、「旅の理不尽」の軽妙な文体と個性的なギャグはそのままに、「怒・哀」から「喜・楽」が漂う作品となった。とにかく著者の好奇心の趣くまま東南アジアを彷徨い、目にした奇妙なものの数々を写真入りで紹介。奇妙なものを楽しむ著者の喜びが滲みだし、普通の旅に飽きた旅行人たちに強烈な刺激を与える一冊である。ここで紹介されているオブジェの数々は、言葉では説明できないほど奇妙で圧倒的。この迫力を伝えるには本書を買って写真を見てもらうより他ない。(その一つが表紙に描かれたダルマのようなオブジェ)
奇妙なものの紹介ばかりでなく、自らも奇妙を体験する著者は、ラオスで知り合った外国人たちの奇行に巻き込まれ、ミャンマーの若い男二人にバゴダ(仏塔)へ誘われ、ミャンマーの精霊ナッを降霊する霊媒師ナッカドゥを見に行ったタウンビョン祭で、次々とオカマに襲われる。袖擦り合うも多生の縁である。きっと著者の前世は奇妙な人間に囲まれていた違いない。
ところで著者は、この奇妙なものを巡る旅で遭遇した二つのものについて上梓した。一つはベトナムの盆栽ホンノンボを紹介した「ふしぎ盆栽ホンノンボ」、もう一つは圧倒的な巨大仏を紹介した「晴れた日は巨大仏を見に」である。著者の奇妙なものに対する探求心は、とどまることを知らないようである。
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この文体クセになりそう。
東南アジアは不思議なものがいっぱいなんだ。
いつかこんな感じで旅に行ってみたい。
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ヘンなところばかり観光する筆者の目のつけどころもおもしろいが、なんといっても文章がおもしろい。
読みながら何度も笑った。
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世の中には、変てこな場所があるんですね・・。
大変興味深かったです。
常識とか、世間体とか、そういうものを
吹っ飛ばす清々しささえ感じました。
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最近、忙しくどこかに行きたい感じ、寒くなったので東南アジアの暑い空気に触れたくて、一読。彼のまだ初期の作で、爆笑な基本はあるが、そこに、旅をすることの、焦燥感なども垣間見える。より、人間らしい感じがするが、ひたすら、爆笑したい人向けではないかも。でも、現地の人々の活気が伝わってきて面白い。
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これが、宮田さんの初エッセイ、になるのかな?
そのせいか、ご本人も文庫版あとがきでおっしゃっているように、
「ん? ちょっと、く、くだらない…」と思うような記述もあり(笑)
オカマのお祭りと、ラオスの山里で不本意だった話が、
おもしろかったです。
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宮田氏の、行動力と、東南アジアの不思議で面白い場所が、彼の独特で楽しい口調から思い描ける作品でした。
ともかく、発見できる事が沢山あって驚いた。今は、変わってしまった所もあるとのことだが、知らない事って…残念な事で、この作品で色々知る事が出来て、尚且つ面白い!
こんな凄い本ない!
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ついに会社を辞めて東南アジアへ。
変なセメント像だったり、盆景だったり、
迷路だったり、オカマ祭りだったり…。
旅をするにつれどんどん変な物に引き込まれていく作者。
そして導き出した答えは……
宗教は遊園地。
もはや旅行エッセイなのか何なのか。
相変わらずの宮田節が端から端まで炸裂する
電車の中では決して読んではいけない宮田氏の爆笑旅行記。
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昔、この本を買ってすっごくお気に入りだったのに、無くしてしまった・・
と思っていたら、書店で文庫板を発見!
マイナーな作家なのかと思ってましたが、結構いろんな本が文庫化され
ていてびっくり!
全部買いたい!
やっぱり、タマキングのロウなテンション、物事の見方、旅の仕方、写
真、ヘンテコなモノ好きなところ、ツボだーーーーー(^▽^)/
「宗教は遊園地である」
この本を見てから、寺などへ行った時には、ヘンテコな銅像探しに必死
になるクセがついてしまった・・・・・
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脱サラした筆者が東南アジアを旅してうまれた旅行記。主に遺跡めぐり。
宮田珠己ワールド全開。どんどん話が脱線していく。あとがきを読んで知ったのだが、本作は筆者が脱サラしてまだ間もないときに書いただいぶ昔のもので最近文庫化されたもの。昔から作風はまったく変わってないのだなあと思った。こんな適当な文章でよくやってこれたなぁ(笑)といってもとてもまねできないけれど。
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宗教とかそれにちなんだ寺とかの話が多かったです。
もっと日常的な話とかの方が好きかなと思います。
なんか難しいような話が多かったから。
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第3回酒飲み書店員大賞受賞作品。
旅がしたくてサラリーマンを辞めた著者が、時間とお金の許す限り、旅を満喫している。
奇怪な仏像やテーマパーク化した寺院にフラフラと立ち寄り、時にはミャンマーのオカマ霊媒師に執拗に迫られたりなど、おもしろ可笑しくレポートしている。
笑える写真が豊富で、書評にあるとおり、電車では読めない。
旅のガイドブックというよりは、著者の気ままなユルい旅の楽しみ方を味わえる一冊。
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タマキング氏の東南アジア旅行記。
このワールドにハマりつつあり。
いやはや、期待を外さないなぁー。
写真もまたグー。
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ふざけすぎてておもしろい。これは本当のことなのか冗談なのか判別がつかない箇所がちらほら、なんてものではなくたくさんあります。旅先もガイドブックに載っているのか怪しいマイナーなところへ行って、これまた怪しげでマイナーなものを見たり、オカマと戯れたり・・・。バンコク-マレーシア間を陸路で移動するとあったので、マレー鉄道に乗った経験がある僕としては非常に楽しみにしていたのですが、その記述はなく、バンコク、マレーシアは都会だということで、そこでの滞在の記述もほぼないに等しかったのでそこが唯一残念なところでした(苦笑)。個人的にツボったのはミャンマー編ですかね。ミャンマーに行きたくなりました。文章が本当に笑ってしまうので、電車の中など周りに人がいるところでは読まないことをお勧めします。