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今も昔も、人間のやること考えることの根本は変わっていない。
2010/05/25 09:25
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
実業界の父といわれる渋沢栄一の談話をまとめたものであるが、なかなか現代にあてはめても、チクリともドキリともする苦言が並んでいる。
明治維新後、欧米の先進科学を競って導入し、東洋の美点を忘れ去っているところを指摘しているが、それは現代ニッポンにおいても変わりない。技術の伝承が必要と言いながらリストラ名目で技術者を国外に追い出し、世界に技術を求める日本。西洋功利主義の弊害について早くから渋沢栄一が警鐘を鳴らしていたことに驚く。
民間の人間が功績を残しても顕彰はなく、官においては些少の実績が顕彰されるという不公平を渋沢栄一は指摘するが、同時に官の犯罪に対しては甘く、民間の犯罪に対しては異常に厳しいことに疑問を呈している。この箇所を読んだ時、政府与党の代表、内閣の責任者が法の裁きの対象になっているにも関わらず、のらりくらりと言葉を翻して逃げまくる様を思い出した。
また、渋沢栄一の指摘は実業、政治、官僚のモラルだけにとどまらず、日本人全体の国民性にも及んでいる。「日本人は細事にもたちまち激する。しかしてまた、ただちに忘れる」が、これは世界に対して誇れる国民の姿ではないとも。
歴史は繰り返すというが、明治維新という革命の後、国家国民がどのように動いて行ったかを振り返る参考になる。
ただ、残念なのは渋沢栄一が語る論語に対しての解釈は付せられているが、贈収賄事件や日米間の問題についての注釈が無いために、渋沢栄一が具体的に何に対して意見を述べたかが判断しづらい。せめて、巻末に渋沢栄一の生きた時代の年表がついていれば内容が濃くなったのではと思う。
うーん
2022/01/12 22:52
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投稿者:IYIY - この投稿者のレビュー一覧を見る
血が通った感じがそこまではしない
ゴーストライターいないのかな?
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