これで本編のフォローはおしまい!
2011/02/27 01:00
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
菜乃が読んだ銀河鉄道の夜のお話、遠子が在学中のエピソード、芥川一詩と美羽のその後、井上舞花中学生の初恋、琴吹ななせと臣志朗の始まりの物語など、13本の短編が収録されています。
今回の全体の印象としては、井上心葉に対してどれほど遠子が心を配っていたか、どれほど心葉がそれに助けられたかを強調するエピソードと、美羽とななせもその後しあわせになるよという雰囲気を匂わせる話が多めだった気がする。だからこれで本編に関する言い訳は終わり、ということでしょう。
短い話が多いので複雑さはないし、重め悲しめのエピソードも特にないので、軽く楽しくふんわりと読める感じです。今回初めて主人公となった心葉の妹の舞花もまた色々とやりそうだなあという印象もありますが、それは描かれることはなさそうです。
“文学少女”ワールドを埋める最後の短編集
2011/01/16 23:02
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投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編終了後に残されたピースを1つずつ埋めていくような短編も、さすがに今回でいわゆる“蔵出し”をほぼ終えた様子。頁数も様々な全13編もの収録に一見雑然としたものを感じかねないが、一部を時系列に並べたり、「その後」を補完する書き下ろしを加えることでバランスが保たれている印象である。
【既出短編】
冒頭の菜乃ちゃん登場に『外伝』シリーズの続きを読むかの連続性を醸しつつ、次には心葉クン(1年生)の頃へ一気に戻るところに短編集らしさを感じながらも、遠子先輩が久々に大フィーチャーされたような嬉しい懐かしみを覚えるところに構成の妙を感じる。本編とは異なる明るいテイストで綴られる遠子先輩の可愛らしさ全開かつ連発に読み手の頬も思わず緩むが、タイプこそ違えど遠子先輩も菜乃ちゃんに劣らず実は結構テンション高いのね、といった感じで楽しめた。心葉クン(妹)の舞花が中学生となって出てくる作品では、別の意味でどんでん返しだった本編最後の『レモンパイ』へのフォローをしつつ、女子中学生達の恋する乙女心に身を借りた作者の乙女的女心が満載だったように思えた。本編とサイドストーリーたる短編を絶妙にリンクさせる構成の緻密さを鑑みると、作者(と編集者)が如何にこのシリーズを楽しんでいるかが分かるよう。題材にする書籍の選定から物語の構想(逆順かも?)、そして時には(全部ではないものの)三題噺の展開まで練らなくてはならないハードな執筆作業を凌駕する楽しみがあったのではと推察する。
【それぞれの「その後」を綴った書き下ろし】
ある意味でシリーズ最強のツンデレかもしれない美羽が芥川くんに本音を語るのはいつかな?という、相変わらずな「その後」と、遅かれ早かれ行き着くわなぁという琴吹さんの「その後」に、これはスピンオフと言うよりスピンアウト?というほど次世代な“ある娘”の「その後」。
【遠子先輩の想い】
最後は遠子先輩の想いが透けて見える既出短編と書き下ろしが締め括る。遠く離れてから想いがはっきりし、大きくなる遠子先輩(大学生)の一言が素敵に奏でられている。
これで残すピースは次巻ただ1つとなる訳だが、「もしや本編最後の“再会の続き”か?」との予想は覆されたものの、遠子先輩(編集者)が心葉クンと再会する直前を描くのであろう“文学少女”ワールドの完成を心待ちにしたい。
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文学少女シリーズは、好きなあまり帰省の友にしては
感動して読了してきます。
特に短編集好きなもので、「見習いの、卒業。」より先に
読んでしまったのですが、WEB連載などを含んでいたので
何とか弊害はなかった模様。
一番泣けたのは、ななせたんの話ですね。
彼女に今度こそ救いを感じた方も多いのでは。
私は彼女の救いは本編最終巻でも予感はしてましたが、
今回、ななせたんの気持ちが彼に向かって動いている予感を
させたことで、やっと安心できたというか。
美羽たんや菜乃たんなど、1冊におさまってるなんて豪華すぎる!!
今回前回活躍しすぎた千愛たんは出番なかったですが…
最後の話の、「百年後」の詩は色々な理由で(ぇ
号泣でした…物凄く泣けました…
最終巻となる「半熟作家と”文学少女”な編集者」、物凄く楽しみ!
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短編集もいよいよ最後。
唯一の「見習い」の短編も収録。
やっぱ菜乃が眩しい。直視できない・・・!
そして美羽やななせのアフターストーリーも収録。
琴吹さんには是非しあわせになってほしい。切実に。
「"文学少女"と騒がしい恋人たち」は遠子先輩と心葉君のドタバタ劇。例のごとく遠子先輩の思い込みで心葉君が引きずりまわされる話。なんかこういうの久々に読んだ気がする。今巻の貴重なギャグ(?)パート。
他に超ブラコンな心葉の妹・舞花の話や、そして今巻は久々に遠子先輩成分高めの短編集。あとは"文学少女"と高校生作家の外伝しか残ってないので遠子先輩以外の登場人物達はもしかしたら最後かもしれないと思うとすごく淋しい。
ずっと彼らを見守っていたい。そう思える素晴らしい作品だった・・・これ以上は外伝読んでからで。
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短編集最終巻となった今巻では、時系列をバラケさせていろいろなキャラクターのエピソードが語られている。
物語の裏を知るために必要というよりは、キャラクターごとに存在する設定などを深めてひとつのエピソードにしている感じで、蛇足である印象もあるが、それ以上にキャラクターをより知れるという楽しみ方が出来ると思う。
キャラクターのその後についてのエピソードもあるが、ほのめかす程度で終わらせてくれたのはうれしいところ。想像できない物語はもったいなくも感じるので。
シリーズ最終巻となる次巻にも期待したい。
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一気読みしました!文学少女シリーズ大好きです!
みんなのその後が少しずつかいま見れてよかったです。個人的にはななせと臣くんの話しが…!うまくいってほしいです。
次の話しも楽しみです。
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ウェブ公開の短編が中心。画集のアニメイト特典なども収録。
書き下ろしの四篇は美羽、ななせ、遠子、意外な女の子の“その後”を描いたもので内容的に充実していると思います。
美羽と芥川くんのカップル(?)が読んでて面白かったです。
彼女たちを見ていると“文学少女”の男性陣がいかに恋人としてダメであるかがわかりますね。そこも魅力のうちでしょうか。
予告の編集者遠子サンの威力が・・・半端ないです。
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2010 12/29読了。WonderGooで購入。
"文学少女"シリーズの短編集もこれでついに終わり、とのことでいつもよりちょっと先の話も詰った感じの1冊。
帯にもなっているけれど、遠子さんの気持ちが見える話がいっぱいあるのが嬉しい。
それと、『嵐が丘』は読まないとな、という気持ちがいよいよ高まってくる巻でもある・・・それに限らず、登場人物が1回限りのゲスト的な位置にとどまらないでその後もちゃんとフォローされている、だけじゃなくて大きな役割を占めてもいるのは、"文学少女"シリーズで嬉しいところだよな、とか思ったりもする。
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10/12/29 読了。
文学少女シリーズの短編集・第4弾。
何か今回はいつにも増して恋愛っぽい話が多かったような。
印象的だったのは心葉の妹・舞花の話。
こんなにお兄ちゃんスキーの子とは露知らず。
でも大西君は、今回はご縁がなかったけれども結構いいやつだと思うんですが。
美羽は相変わらずだなーと思いつつ、
芥川くんはさりげにそういうところを見たいっつー気持ちがあるんだなーとにやにや。
次の作家と編集者、な話でこのシリーズはきっちり終わり、とのこと。
どんなフィナーレを迎えるのか、結構楽しみ。
あ、この挿話集4で一番言いたかったこと。
――臣くんを、もっと!
ななせちゃんよりも臣くんがちゃんと見たかったのです、はい。
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文学少女シリーズの短編集。ほんのり心が温まるお話が多いです。特に遠子先輩の話は可愛いの一言につきます。舞花ちゃんのお話も良かったです。なんというかこそばゆくてw
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文学少女シリーズの短編集第4弾。文学少女シリーズのファンなら是非読むべきだが、ファンでない方は本編から読んでみて下さい。シリーズを通して、本を読みたくなる作品。
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今回の話は、キャラのその後を描いた作品が沢山あったのですが、この「文学少女」シリーズのキャラが皆とても個性的なので、キャラ一人ひとりの物語が濃密で良かった。
特に「見習い」と「文学少女」絡みの作品が物語の重要な部分を多く含んでいたので、とても好きな話でした。
あとがきにも書いてあったのですが、キャラのその後がまだまだ気になるのですが、次回の作品が最後ということで、寂しい思いでいっぱいです。
次回作も楽しみにしてます。
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最後の挿話集。とりあえず『檸檬』と未読のアンデルセンに手を出してみようかな・・・
書き下ろしは各登場人物の本編後の話。本編が完結した後の登場人物たちがどのような道を歩んでいくのかは気になるが、個人的には想像の余地を残してほしかった。文学少女シリーズだからと盲目的に買ったが、読んで後悔した。売れてるから引っ張らなきゃいけないのは分かるんだけど・・・
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表紙のかわい子ちゃんは誰ぞ?とずっと思ってたらあと描きでやっと気づいた。美羽を想う心葉の話が一番好き。
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短編集4冊目。
時系列バラバラですがその分バラエティに富んでいて良かったと思います。
特に今まであまりクローズアップされていなかった舞花の話と、それぞれの「その後」の話が読めたのは◎。
琴吹さんには本当に幸せになってほしいなぁ…。