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がんで亡くなったジャーナリストのエッセイ。
仕事がら、がんの方の本を手にすることは多いけど、この人のは一風変わっている。
乳がんが再発してからのNY移住など。
世代なのかもしれないし、キャラなのかもしれないけど、
必要以上に世の中と戦ってる感があって、読んでいて疲れることもあるけど、
勇気をもらうこともある。自分の道に迷ったら読みたい本。
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自分とは全く正反対のヒト。
常に何かのために動いていないと落ち着かない人なのかな。この人の行動力は凄い思うけど、自分で増やした問題に苦しんでいるのが、理解できない。
ただ、楽しみながら一生懸命生きているのが伝わってくる。私は絶対こんな風には生きられない。
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本の整理をしていて、出てきたので再読しました。
読むと生きる力をもらえる感じ。 あと、ちゃんと生きているか?と怒られている感じ。
もっとしっかり生きなければ、、と思いました。
再読了したのが、2013年7月9日だったのですが、 最後に千葉さんの紹介で亡くなられたのが7月9日 だったので、少し驚きました。
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生と自由への力強さに圧倒される。
しかし同時に、やはりこういう生き方の女性の下に子どもは存在しない、と感じる。
私がキャリアを考えるとき、こんなキャリア女性か、子どもを持つ全振りした母親か、仕事と子育ての狭間で苦しみやがて離婚を選ぶ又は離婚せずとも冷え切った夫婦関係にいるワーママか、のモデルしか見えなかった。
一昔前の彼女のような男性バージョンには、男性を支える女と子どもが必ずいただろう。
彼女の生から生きるヒントをもらいつつ、
家族とともに私はゆっくりでも遠くまで行ける道を探したい。
あなたと違う私を生きながら、
昨日と違う今日を生きる。
けれども聡明な思考と覚悟を決めた生き方がかっこいい。常に自分を鼓舞し動くことで、波を作って生きている。
そして私はどうしたいか、を考えさせられる一冊。
________心に残った言葉_________
「同じ仕事をあまり長く続けていては、成長しなくなるという強い恐怖感があり、またせっかく二十世紀後半に生きる幸運に恵まれたのだから、一つの文化の中で一生を終えてしまってはならないと思っているのだ」
「もし命の長さがもはや限られているのなら、なおさらのこと、やりたいことを実現しようと、と私は考えた」
「『自分には生きてやるべきことがあるのだ』という意識こそが、闘病において最も基本的な要件だと思う。」
「ゼロに近いところからやり直すことの気持ちよさ。これを何にたとえたらいいのだろう。ぬるま湯から出て冷たい滝にあたるようなすがすがしさ、とでもいいのか」
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乳ガンを患いながら念願のニューヨークへ移住し、最期までジャーナリストとして生きた千葉敦子さんのエッセイ。
とにかくエネルギッシュ。常に刺激や変化を求め、予測出来るような毎日は耐えられないという千葉さん。40年前にフリーランスのジャーナリストでいて、本を何冊も出版するような才女。
ガンが進行し思うように身体が動かなくなった時も、僅か3年しか住んでいないニューヨークであるにも関わらず、近所に頼れる友達が20人以上いたというコミュ強でもある。
この時代の女性が好きなように生きることの意味を想像すれば、本には描かれていない数え切れないほどの困難や悔しさがあったことと思うけど、それを見せない強さを感じた。ひたすら自分を鼓舞し続けているイメージ。
何もかも自分とはかけ離れていて、凄いな、こんな人もいるんだなと思いながら読了。
芯のある素敵な女性だった。