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解説に「クールな文体」と「絶妙なユーモア」が魅力であるとありますが、正にその通りだと。
深く入り込まない、一歩手前から見守っている姿勢が、却って人物を浮きただせています
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○6つの作品が収められた短編集。登場人物たちのはっきりとした
目的や意味のない日常の一場面を描いている。
●なんだかこう、もどかしい感じ。登場人物にはあまり感情移入
できないんだけど、それってどうゆうこと?、と口出ししたく
なってしまった。
☆きっかけは『主婦と恋愛』が面白かったから
読了日;2010/06/18
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肩肘はらずに女子の日常を描いて、ほんとうまい。この人の小説を読むたびに思うけど、きっとすごく性格が良いんだと思うな、藤野千夜って。
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ラストがはっきりしないタイプのお話。
たぶんそこが味なんだけど、
私はこういう本があんまり得意じゃない。
想像力が足りない、
と気づかせてくれる本でした。
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短編集なんですが、だいぶ前に読み終えたので内容がまとめられない…(汗)。
それでも、今でも印象に残ってるのは、【父の帰宅】。
死人が生き返るという非日常に対する現実的な対応の生々しさ、その後の日常に戻るスマートさが、淡々と描かれているのに、やけに強烈だったなァ。
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部屋を中心とした何でもない日常を描いた6編。
共通しているのは、さっぱりとあっさりと日常を過ごす彼女たちの姿。熱が冷めていくときの冷静さみたいなものを感じ、それが日々の暮らしのリアルさだと思う。
他人の生活や心を覗き見たような気分になった。
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津村記久子に続く女性作家を探す活動の一環。特にイヤな感じのキャラクター造形とか、異次元的ストーリーとかに共通するものを感じる。
「ハローウィーン」や「父の帰宅」における、微妙にズラした結末が物悲しくて、とても良かった。
東京っぽい繊細さがあるのかな。3.6