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投稿者:avara - この投稿者のレビュー一覧を見る
ソーニャらしいソーニャ具合で…。
中盤からの展開は歪んだ中での想い他人同士の葛藤ってなところで読めます。てか、楽しめます。そしてストーリーとしても良く出来ているとは思いますし、最後まで読み切ってしまえば前半の凌辱シーンも読めないことはない…。
が、やはり以前のレビューにもありましたが、冒頭から前半ではヒーローの陰の部分からくる明らかな敵への凌辱。辱め蔑め、人格を奪うという敵意にのみ衝き動かされる描写には、読むのが辛くなってくるものがありました。
それでも真に愛する人からの行為ならば最後は許し受け入れられるものなか!? しかしコレはいかんだろう…!?と、モヤモヤしつつも2人はハッピーエンドなのでお話としてはオッケーなのかな?
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妹マレイカの身代わりとして囚われたライラですが、過去にマレイカに残虐なことをされていたカリーファが、最初にライラにした行為は結構ひどいです。
王女様とは思えない痴態が繰り返されてて、このまま最後までこれだったらつらいかなぁって思いましたが、ライラとマレイカが別人であることが分かってからのカリーファとライラの関係とか、お互いにすれ違うところとか、最後カリーファがライラのために老婆に土下座してるところとか、いい感じに終わりました。
「歪んだ愛」がテーマのソーニャ文庫ですが、カリーファが最初にライラに向けたものは単に憎しみだけな感じがして、マレイカがライラに向ける愛が一番の「歪んだ愛」に思えました。
あと、脇役のルトフとアミナが気になります。いい感じになってたみたいなんだけど、その後を知りたいと思いました。イラストがなくて残念。
イラストもきれいで、カリーファがかっこいいし、Hシーンはエロいところは結構エロいですが、カリーファがライラに安らぎを求めるところとか、Hシーンじゃないところも手が抜いてなくて、よかったです。この絵師さんは好きかも。
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序盤は結構辛かったけど、想いが通じ合うようになっていくあたりからはいい感じ。まさかイケメンが泣きながら土下座するシーンを見られるとは・・・なんだか、新たな扉が開きそう・・・
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いや~、なかなか激しい内容でした。奴隷物は激しい物が多いけれど、乙女ものでここまでって、なかなかないですよねえ。男性側の執着よりも妹さんの執着のがもうあっぱれ!でした。この妹さんのキャラいいよ!
ここまで可愛くて頭よければ、他に生きる道もあったように思うけれど、彼女には支えはあっても指針になるものもないし、深い孤独はそのままだったのだろうなあ……。
なんかどこかで生きてて、そのうち姉の子供を攫うだの、盗賊団の頭になって一時代築くくらいの気概を見せて欲しいです。
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ヒーローの勘違いでヒロインが酷い事される系。
やってる事が結構えげつなく、またヒロインが大人しく全てを受け入れるタイプなので好みが別れそう。
誤解が解けた後、自分の与えた呪詛を悔やんで悪夢に魘されちゃうヒーローより
最後の最後までヒロインに執着するヒロイン妹の方が精神強い。
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女性向け官能小説。男性向けにくらべて思った以上にドロドロしているし、一応ハッピーエンドなのだろうがキャラクターの情念というかマレイカ王女のキャラが立ちすぎているからエロが邪魔になる一冊。