0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
いきなりの不思議な駒の名前に入り込めないかと思ったけど、一章が終わる頃にはどっぷり入り込めちゃう不思議です。段々と甦る記憶と状況でどうなったかふんわり思い付くけど、実際の結末はどうなるか楽しみです。
軍艦島に行きたくなる
2015/09/30 10:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作品です。さすが貴志さん、想像力すごい。人間を将棋のようなコマにたとえて、それぞれ違った能力をそなえた頭脳バトル。リアルの関係を少し引きずったままこの島に連れてかれてとどっかで見たような設定ですが、この作品は読み始めると違ってて面白いです。相手チームにコマが取られたら、また作戦を練り直して…と。上下巻ですが一気に読めます。
投稿元:
レビューを見る
うーん、面白さが良く分からない。実写版の将棋?というかゲームの世界というかファンタジーというか。こういうの得意じゃないので読みづらいし頭に入らない。
下巻も読むけどー。。
投稿元:
レビューを見る
割とゲームっぽいというか、ファンタジーというか、その辺の設定と現実的なのが入り混じってるの好きな方だから良い。
将棋とかの話の部分はわからないこともあるが。
クリムゾンの迷宮に近い感じか。
投稿元:
レビューを見る
将棋の知識がなくても十分スリルを味わえたが、あったらあったでもっと入り込んでもっと楽しめた気がしてならない。そう欲をかいてしまうほどおもしろかった。
散りばめられた数々の謎が下巻でどう解消されるのか楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
命を賭けた人間将棋?ミステリなのか,ファンタジなのか,はたまたホラーなのか,謎だらけ.評価も下巻に持越し.
投稿元:
レビューを見る
上・下巻。
軍艦島に酷似した世界『ダークゾーン』での将棋やチェスを彷彿させる殺戮ゲーム。
モンスター名と人間の名前が面倒だなと思いつつも、スピード感のある出だしに期待は膨らみまくってた上巻。
きっと謎が解明されると信じて読み続けた下巻…
う~ん。そのオチでもいいから、もうちょっとだけ説明が欲しかった。
将棋の面白さがわかっていれば楽しいのか?
なかなか読むのが大変だった。
投稿元:
レビューを見る
貴志祐介のダークゾーンを読みました。
奨励会の三段、20歳の塚田裕史は異世界で目を覚まします。
そこは、将棋に似たルールで人間が駒となって闘う戦場だったのでした。
7番勝負で4勝した陣営が勝つ、負けた陣営は消滅させられてしまうというルールで血みどろの戦いが始まります。
1局が終わる毎に断章という形で塚田の記憶が戻ってきます。
なぜ、このような異世界で塚田が闘うことになったのかが解き明かされていきます。
ダークゾーンと呼ばれる異世界の軍艦島を舞台に、将棋をベースにして戦術級シミュレーションウォーゲームや中国将棋のテイストを加えたゲームが作られています。
ゲームの基本的なルールは序盤で説明されますが、そのルールをもとにした戦術や戦略がどのように組み立てられるのか、ということが1局1局の戦闘の様子として描かれていきます。
塚田と対戦相手の奥本が知力の限りを尽くして闘う描写が(グロテスクですが)圧巻でした。
投稿元:
レビューを見る
上巻読了。
構成が緻密に練られていて面白い。
ファンタジー物はあまり好きではないが、思った以上にはまった!
投稿元:
レビューを見る
将棋プロを目指す主人公が訳も分からずゲームの駒にされ、同じ境遇のライバルと命を賭けたゲームを行う。
主人公の設定上、将棋になぞらえた用語や戦術が出てくるが、ゲームそのものはウォー・シミュレーションゲームのようなもの。
物語の展開上しょうがないのかもしれないけど、対戦相手も主人公と同じ境遇、将棋の実力も同じぐらいのはずなのに、主人公に比べ随分強いような…
詳しい感想は下巻で。
投稿元:
レビューを見る
『天使の囀り』に続き、貴志祐介の『ダークゾーン』です。単行本のものならだいぶ前から所持していましたが、いかんせん持ち歩きに不便で全然手を付けていませんでした。そんな矢先に分冊文庫版で最近になって出版されたので思い切って購入して読みました。いやあ、もっと早くに読んでおけばよかった。
カバーからしてホラーかなと思っていましたが文庫版は角川ホラー文庫で出されていませんし、では一体なんなのだろうと思いながら読んでいました。読了した感想としては、物語の大枠としてはSF、深い内容としてはファンタジーという感じでしょうか。
また、将棋、チェスといったボードゲームを基盤にした物語の展開となっていますしゼロサムゲームに根ざした物語と言えますね。
ぼくはゼロサムゲームについてあまり深い理解がなかったため、最後までヘックスや「死者は生者の10倍の力」ということについての真意についていまひとつ理解が及ばなかったのですが、ヘックスにおける防御の脆弱性と、そこに出現させることが出来る死者、という点についてなるほど…?と思えばよかったのでしょうか…貴志祐介のこういう"凝った"内容が非常に面白くて好きなのですが、今までちゃんと理解できたものがあったかどうか。
にしても、結末に声を上げて驚くことになるとは…
そこまで意表を突かれたかどうかと訊かれたらそうでもなかったのかもしれませんが、いや、ちょっとまってくれ…、という感じでしたね…
投稿元:
レビューを見る
貴志祐介 著「ダークゾーン(上)」を読みました。
プロ将棋棋士の塚田は、異形の戦士として異世界で繰り広げられるバトルに突然戦う羽目に陥る。将棋の駒のように、味方のモンスターを操って戦うという奇妙なルールの下で続く七番勝負。塚田は戦いに勝利し、もとの世界に戻ることができるのか。
いきなり、異世界での戦いからスタートするという展開でしたが、さすが作者の得意とする所で、すぐにその世界観に入り込むことができました。
また、将棋に似た戦いの奇妙なルールも読んでいる中ですんなり理解し、その地獄のような戦いの勝負に夢中になっている自分がいました。
塚田の味方のモンスターはいずれも、塚田の知り合いで、敵方も徐々にその正体がわかってくるという展開で、この異世界で戦わざるをえなくなった理由が少しずつ読み取れ、下巻のクライマックスに向けて、盛り上がる感じでした。
そこに隠されている秘密な何なのか、この勝負の行方はどうなるのか、果たして塚田はどんな運命をたどるのか、上巻を読み終わった今、下巻の結末が楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
「戦え。戦い続けろ」プロ将棋棋士の卵・塚田は、赤い異形の戦士と化して、闇の中で目覚めた。突如、謎の廃墟で開始される青い軍団との闘い。敵として生き返る「駒」、戦果に応じた強力化など、奇妙なルールの下で続く七番勝負。頭脳戦、心理戦、そして奇襲戦。“軍艦島”で繰り広げられる地獄のバトル。圧巻の世界観で鬼才が贈る最強エンターテインメント!
投稿元:
レビューを見る
たまには人気作家でも読んでみようか~と、軽い気持ちで読んで
しまいました。
「新世界」でもあれだけのボリュームを読ませる筆力と、反比例して
何も心に残るものがなかった事が少し気になってもいたのですが…。
上巻の半ば辺りから、これはマズイ!と思いつつ、泣く泣く最後まで
読んでしまいました。
なるべく最後まで読んでから判断したいと思ったのがいけなかった
のかもしれません。
結果として、とても贅沢に時間を浪費してしまいました。
現在の私の趣味と、貴志先生の今の作風が合わないことを確認
できたのが、一番の収穫でした。
しかし貴志先生の溢れるばかりのイマジネーションと、それを表現
できる圧倒的な筆力は、さすがとしか言いようがありません。
将棋・チェス、異世界モノ好きな方にオススメします。
投稿元:
レビューを見る
プロ棋士を目指す主人公の塚田裕史が体験した、不思議ワールド全開の戦い。
戦いのキャラも独特で、死の手と書いてリーサルタッチ、鬼土偶でゴーレムなど、よく思いつくものだ。
将棋は詳しくないのだが、戦いの様子にはなぜか引き込まれてしまう。
「クリムゾンの迷宮」や「悪の経典」の流れを汲む、暗く重い、しかしつい引き込まれる作風はやはり貴志祐介ならではか。(アンマンにて)