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タイトル通り、なぜか南米には不倫とか、人に言えない感じ、いかがわしい感じがあるなぁ、と思う。ブエノスアイレスとか。全体的にエロティックで官能的、色気がある、という印象。この本の中では『電話』と『ハチハニー』という話が好き。
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旅行記シリーズ。既刊の旅行シリーズの中で一番こなれてる一作。こなれてる、なんて言っちゃ語弊があるかもしれないけど、今回の南米という土地を書こうと思い過ぎていない部分が成功していると思う。今までの作品には行った土地や他の人(挿画担当の原マスミ氏や写真担当の山口氏)との関係を模索していたのか、ちょっとぎこちなさを感じていたのですよ。今回の作品に至ってついにある距離を発見したのだと思います。これからのシリーズはどんどん良くなることでしょう。
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一番最初の話が好きです。淡々と描かれていく不倫ですが、最後の結末にアッと言わされました。面白いです。
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原マスミさんの挿絵が気に入り手に取りました。もともと、10代後半から「ばななワールド」は好きだったので、良い感じですらすら読めました。アルゼンチンを舞台にした短編集。私は一番最初のお話「電話」が好きです。
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南米を舞台に繰り広げられる不倫恋愛短編集。でも、ドロドロではなく、さらっと、ステキな物語になっています。
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ばななさん結構コアなアルゼンチン体験してる。挿入カラー写真群が美しくてイラストがそれっぽい。現地を知ってる人にもそうでない人にも楽しめる感じ
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南米の情景が美しい。
南米の強い地にそっと
お邪魔する彼女たち。
そっと。決して傲慢にではなく、謙虚にそっと。
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久しぶりの吉本ばなな。スタッフと共に旅行して取材した成果を生かした短編集。妙なタイトルだなと思いましたが、テーマですね。さすがに旅行したような気分になる描写〜満載です。世界の旅シリーズの3、平成15年発行。
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7話の短編集。すべての話において主人公の女性が不倫を経験、もしくは継続中、あるいは母や祖母などが愛人だったなど不倫にまつわる出来事が語られ、話の舞台はそのほとんどがアルゼンチン。(ひとつだけブラジルに住む友人の話)ばななさん自身によるあとがきによると、小説中のエピソードの多くは、アルゼンチンを旅したばななさん自身が体験したものによるそうだ。ただ恋愛的な要素については、実際はなかったそうだが・・アルゼンチンって不思議な国だと思う。ヨーロッパの歴史と古代文明の香りが融合したような。日本から一番遠い国のひとつであることも想像力をかきたてられるひとつの要因かもしれない。
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舞台はアルゼンチン。
外は埃っぽい力強い南米の空気、アルゼンチンの町並み。旅行者の目、日本人の目で見ています。
別にアルゼンチンじゃなくても成立しそうだけど、大事なのは旅行中の「異邦人」的感覚なのかな、と。
特殊な「異邦人」状態での、人間関係や、心情だとか。
それを味わうための小説だと思いました。
そのためのアルゼンチン。
話と話の間の絵と写真がすてきでした。
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最近、ばななさんの本ばかり読んでる気がする。
こういう風にどこかの国地域をスポット当てて、
いろんな話を読めるのが楽しい。
旅がテーマ、食がテーマ好きです。
読んでて単純にあぁー旅したいって思う。
このシリーズ他も楽しみだなぁ〜。
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090120貸出
さばさばしてていいと思う。
ばななさんらしい。
旅のトランクに入れておいてもいいかも。
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50向いていないことは、してみないとわからないとよくいうが、本当にそうだった。
94「ここって山梨みたい。懐かしいんだよね。」メンドーサ
117これでいい、今はこれでいいのだ。・・・時間をかせぐのだ、それしかできないのだから。野生動物がじっと傷をなめて、熱をもった体中を癒すために暗がりでただ待っているように、精神がじょじょに回復して、うまく空気が吸えて、まともなことを考えられるようになるまでこうしているのがいちばんいい。そう思った。
121悲しみは決して癒えることはない。薄まっていくかのような印象を与えて慰められるだけだ。
135わかっていた。今悲しいのなら、今。そこにいなくては意味はない。
137人生はたくさんの事件の連続で、愛する人になにか起ころうとまわりはじいっと見ているしかない。実際、身動きひとつとることもできない。気持ちがぐるぐる回ることだけが愛を示す唯一の証拠だ。
152ひとりでない旅の一番好きなところは、孤独をこんなふうに全く忘れることができるところだ。
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淡々と、そしてサバサバとしているんだけれど、
舞台となるアルゼンチンの眩しすぎるであろう、
太陽や色鮮やかな世界がどこまでも広がる。
この本自体はさほど好きではないけれど、
まるで旅しているかのようにその土地の様子を楽しめるのは嬉しい!
一話毎に入っている写真も食い入るように見てしまいます。
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前にも読んだけど、どうしてそのときは良さがわからなかったんだろう。
南米に行く前にまたよみたいな。