投稿元:
レビューを見る
発売間も無く丸善ですごい売れ行きだったらしいが、Amazonでも在庫一気に減っている。紀伊国屋で最後の一冊を入手、Amazonでも今朝届いた。ごく一部の内容は報道があるけれど、一般大衆に売れる内容ではない。ある週刊誌では掲載を見送ったらしいし買占めされてるのでは?!と思ってしまう。みずほ、ローンスター、新生、三菱など、どこにとっても不都合な真実。話は雅叙園の土地の歴史から雅叙園とローンスターなどのノンフィクションです。こういう事実があることどれだけの人が知っているのだろう。入手困難な本だけど是非読んで欲しい。帯に半沢直樹より面白いとあるが、面白いというよりこれが現実だと思うと恐ろしい。
投稿元:
レビューを見る
タイトルや帯の宣伝文句からは、
ハゲタカファンドとみずほ銀行の凶行に関するルポであり、
筆者の目的とするところも、そこにあるかと思いますが…、
むしろ、
起では、江戸~明治~大正期の目黒行人坂に纏わる歴史を、
承では、昭和期の目黒雅叙園の成立~最盛~衰退の歴史を、
転では、バブル崩壊後のハゲタカファンドの凶行の数々を、
結では、平成期のハゲタカファンドとみずほ銀行の迷走を、
ルポルタージュらしく、わかりやすく簡潔に描いており…、
近代日本経済の闇に迫る実録大河小説として読んでみると、
非常に興味深く、とても面白ぃ内容でした…。
まさしく、「事実は小説より奇なり」といぅことでそぅ…。
とどのつまりは、欲にかられたボンボンの愚行と、
それをあおった邦銀の愚かさに収束はしますが…、
ある意味、日本人、日本企業、日本国らしぃです。
後半の、
外資系金融による複雑なファイナンス・スキームの連発や、
邦銀のデューデリジェンスやリスクマネジメントの甘さは、
実業を知らなぃ金融専門職の実情がよく表れていますが…、
その(実害の)カウンターパートは、
株主や一般預金者である私達であるといぅことを、
今、よく知る必要があると思います。
ルポルタージュとしては、及第点レベルですが、
その分、池井戸さんの半沢直樹シリーズよりも、
読みやすぃ近代日本経済の大河‘小説’でした。
オススメです。
投稿元:
レビューを見る
読んだ後、凄く疲れました、悪い意味で。
ちなみに行人坂はトレーニングの為にダッシュしていた坂です。
投稿元:
レビューを見る
目黒雅叙園を巡る戦国時代から続く行人坂の呪い。江戸時代、明治時代を越え細川家の内紛。サーベラス、みずほによるマネーゲーム。そう言われればCMBSにこの物件が入っているのは聞いたことがあったので非常に懐かしかった
投稿元:
レビューを見る
まるで三文記事。スポーツ新聞を読んでいるかのようだった。
調べて書いてるんだろうけど、バイアスのかかったおかしな記述がいっぱいあるし、読むに耐えない。疲れた(笑)。
投稿元:
レビューを見る
行人坂は、目黒駅から目黒川に向かって歩くと通る、物凄い傾斜の坂です。
主なプレイヤーは、みずほ銀行とハゲタカファンドローンスターと目黒雅叙園です。
内容は江戸時代まで遡ってその土地にまつわる取引の歴史が書かれてますけど、現在進行形なのはみずほの融資についてです。ちなみに本書出版後に森トラストがこの土地と建物を1300億で取得したらしく、この取引にも色々な裏話がありそうです。
要約すると、ハゲタカファンドのローンスターが目黒雅叙園の経営に参画して、その債権をみずほが購入したけど、それが回収できそうにない取引額で、一体どうしたんだ?という内容です。
著者はジャーナリストなので、緻密な調査と悪者を糾弾するような書きっぷりは痛快です。
半沢直樹に勝るとも劣らないノンフィクションです。
投稿元:
レビューを見る
もっと最近の話中心かと思ったら明治など昔の話が多くてがっかりと読み進めていたら結局はいろんな興味ある会社が出てきて面白かった。
投稿元:
レビューを見る
目黒雅叙園の複雑怪奇な所有権を、歴史とともに解説してくれる/ 許永中やコスモポリタン池田などバブル経済事件史で一躍名を馳せた雅叙園観光との関係も分かりやすい/ 雅叙園の社長からトラック運転手までに転落した創業家一族の人などドラマチックである/ 外資のハゲタカぶりを良く解説されており、みずほ銀行の無法っぷりもなかなかのものだ/