0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
意味はよく分からない。でも、閉鎖された思春期特有の雰囲気が出ていました。読むのはしんどかったけど、よかった。
投稿元:
レビューを見る
えっ大学生……!?
主人公たちの年齢設定に衝撃。
正直なところ、君たちあまりにも思春期しすぎてやしないか……。
女の子4人のもつれあった恋愛小説。
学園の設定がすばらしく閉鎖的で素敵。
学園から出て行った子が
悪い子じゃないけど悪い子だよー。
父親の秘書とくっつくのかと思ったのにー残念。
投稿元:
レビューを見る
視点の切り替わりが分かりにくいと言われていたけれど、そうでもなかった。そう聞いていたからそう思っただけなのかもしれませんが。
「使われる」というあまりにも残酷で的確な表現があったでしょうか。
女にとって、彼女たちにとってそれがどれほど憎くあらがえないものだったのだろうか。
変化はいつでも唐突にやってくる。矢咲が出ていく。小津が死ぬ。三島は残され、都岡は出ていかずに三島の傍にいることを選んだ。
変化した彼女たちは誰よりも変化を望んでいなかったのに。
だからこんなに切ない。
太陽の庭を読んでみたい・・・文庫化されないかなあ
投稿元:
レビューを見る
借り物。未返却。
2011年4月15日借用。
2011年5月31日読始。
2011年6月 3日読了。
投稿元:
レビューを見る
コバルトで広告が載っていたときから早く読みたいとだだをこね、発売日には見つからず、結局受験のための旅先で買った大好きな本。
宮木あや子さんにはまったきっかけです。
大学に入る前の春休みはこれ一色でした。
私的には都岡が好み。
マフィンを真似して作りました。
太陽の庭とあわせて読むと面白さ倍増と聞いたけど、そちらは見あたらず、残念。
投稿元:
レビューを見る
なんかよくわからない話だった。
雰囲気自体は嫌いじゃないけど、とにかく話が伝わらない。
名前が覚えづらい、というか人物の把握が追いつかないというか…
久しぶりに読むのが苦痛でした…orz
投稿元:
レビューを見る
「岬の大学」と呼ばれる周囲から孤立した全寮制の女子大に通う四人の女の子の話。自由に焦がれても周りに生き方を縛られ、お互いを求め合うことしかできない彼女達。この物悲しい美しさは、作中にも何度も登場し、タイトルに含まれている雨に似ているのかも。風も無く時折雨音が聞こえる程度で静かだけれど寂しいイメージ。こういう雰囲気は好きです。彼女たちが出会いによる変化は、前に進むために必要だったと信じたい。
投稿元:
レビューを見る
「この世の果て」にある大学に閉じ込められた、四人の女の子の物語。
少女でもなく、大人の女でもなく…という微妙な位置で揺れ動くそれぞれの心情が、淡い色彩の世界で描かれていて、胸の奥のほうがしんみりした。
解説文でも言われていたけれど、出てくる小物が逐一乙女心をくすぐるのが、またこのお話の世界観に相応しいなと思った。焼きたてのバナナマフィンが食べたくなった。
投稿元:
レビューを見る
あまりの美しさに、声を出して数ページ読んでみた。隙のない、緻密な文章。とても素敵でした。
少女ならではの危うさと脆さ、そして散りばめられた天気の表現が重なって、より閉鎖的な雰囲気を表している。
投稿元:
レビューを見る
世間とは隔離された小島にある学園。
そこで生活する4人の少女が、それぞれの視点で互いを見続け
bんやりとした日々を過ごしている、話?
誰もがよくある、友情独り占め、な話かと思いきや
何だか別方向へ走っていっている人達も居ましたが…。
毎日が日曜日のような、金持ちの金持ちによる金持ちの学園、という感じです。
世間から切り離されているせいで、ここがどこなのか
いつの時代なのか、と分からなくなってきます。
ちゃんと、都市名やら何やら出てくるのですがw
こんな生活して、4年後の卒業した後どうするのだろう? と。
『駒』として使われるとしても、こんなお嫁さんは
ちょっと遠慮したいものがありますが。
そういう問題でもないのでしょうか?
閉鎖空間ですから、最後にはやっぱり、という感じも。
結局、人間刺激がないと狂ってしまうものです。
ありすぎても狂いますけど。
投稿元:
レビューを見る
岬、全寮制、隔絶……という単語から勝手に想像していたのとは少し違いました。女の子たちは自分から閉じていってて、あの特異な環境故なのかそうでないのか判断しにくい展開だなぁと思いました。
視点の切り替わりは、たしかにちょっと分かりにくかったです。でもすぐ慣れる程度。
あとは彼女らが大学生?という設定もイマイチ。うっかりすると高校生だと思って読み進めてしまう。
全体的に、雰囲気はいいけど物語の設定活かしきれてないんじゃ……ということで星3つにしました。
投稿元:
レビューを見る
あねもねで、先にスピンオフを読んでたからそうでもないけど読んでなかったから、矢咲とさくらの関係が気になって仕方なかっただろうなぁ。
それぞれに孤独を抱えていて、その穴を埋めようと必死なのは痛々しい。切実さが伝わってきた。
投稿元:
レビューを見る
太陽の庭を読んで以来気になっていた本、が図書館にあったので借りてきた。
訳アリの少女たちが暮らす、岬の先にある学校のお話。
外の世界のことがなにもわからないのは怖いし不安だけど、衣食住に困らなくて学歴にも困らないのがちょっと羨ましいなーと思ってしまうのは今わたしが行き先がふわふわしてるからか。
表紙がとってもかわいい。
投稿元:
レビューを見る
この世の果てのような、どんよりとした岬にある、資産家の令嬢しか入学を許されない、謎めいた全寮制の女子大学。敷地内には、まるでテーマパークのように可愛らしい街があり、そこでは、流行の服も、一流パティシエの作るお菓子も、桃の香りのシャンプーも、女の子の欲しいものは、何でも手に入ります。しかし、情報は遮断されており、街で手に入る書籍類は、ファッション誌くらいのもの。外部からの手紙や小包は必ず検閲を受けるし、電話は傍受されています。電波は遮断されている為、携帯もテレビも使えません。
そんな中、3つある寮の内、海沿いの塔で暮らす事になった4人の美少女たち。
みんなそれぞれ、捨てられたり捨ててきたり。何らかの事情があってここに来た者ばかり。
だから、お互いに事情を訊かないのが、暗黙のルール。
でも、同じ塔で暮らす内、4人の関係に、少しずつ、変化や綻びが生じ始めます。
残るのは、誰?
何から何まで美しく、乙女な、甘いけれど苦い世界でした。
投稿元:
レビューを見る
読みはじめに恩田陸のネバーランドと麦の海に沈む果実の匂いを感じて混乱してしまった。閉鎖された空間での息のつまるような人間関係。自分の過去から逃げきれない登場人物たち…
終盤では、1番三島に感情移入できました。私はきっと1番三島に近い考え方をしてる。三島のセリフが自分の口癖がで驚いた。
ネタバレしてるからごめんなさい。
でも黒川が別れてから亡くなってるし、小津も一週間もいなくなってるのにケロっとして手紙書いてられる矢咲が謎すぎて。わらかん。