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この本をどんな本だと紹介すればよいか?
帯には「情報メンテに役立つ〈最強の羅針盤〉」とある。要約すれば、氾濫する情報とどう付き合っていけばよいかのHow to本ということか。。
しかし、私はいわゆるHow to本が大嫌いだ。何かを上手くやりたいという自分の野心を達成するために誰かの真似をするというのは好きではないからだ。How to本は横着をするための本だ。私は昔からゲームの攻略本が嫌いだった。
その意味でこの作品はHow to本ではない。私はそういう風には受け取らなかった。従って、先な挙げた帯の要約は違う。
内容はメルマガやSNSに関するQ&Aだ。とても勉強になる。しかし、勉強になるのは著者である津田さんの経験に基づく「プロ論」が一貫して描かれていることだ。津田さんの文章は素晴らしい。とても柔らかくて読みやすい。しかし、その柔らかい口調から語られるアドバイスは勇気を与えてくれるが、全て容易ではない。
大抵の人間は一歩を踏み出すことすら無理だからだ。プロの現場を知らないからだ。
しかし津田さんの柔らかい口調はそんな厳しいプロの現場を着実に生き抜いてきている強さに裏打ちされているようだ。だから読んでいて「自分も出来るのではないか」と思えてくる。
これは単なる情報本ではない。プロの矜恃と優しさが描かれている。自分もこんなプロになりたい。近づきたいと思う。たとえ現場は違っても核は同じでありたい。
そう思える好著だ。
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安定のおもしろさ。
本書ではQ&A方式でネットやメディアについて著者である津田さんが回答していく。
個人的に特におもしろいと思ったのは冒頭にあるネット選挙の話。共産党がなぜ躍進したのか、また政治家や政党はどのようにネットを活用するべきかと言った話は僕の中の疑問にひとつの答えをもたらしてくれた。
僕はおもしろい本とつまらない本の違いは共感できる割合だと常々思っているのだが、津田さんの本は共感できる部分が非常に多く、さらに文章がわかりやすく読みやすい。
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最近ツイッターに飽き始めていたけど、FBは近しい人と近況を深めるために、ツイッターはあくまで情報を取りにいくツールだと捉えてフォローを整理してみたら、また楽しくなってきた。どこに有用な情報が集まっているかは、たまにこういう本を読んで整理するのがとても大事だと思った。津田さんのこのフラットな感じすごいなぁ。
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完全にタイトルで購入しました。内容はQ&A方式。SNSに関する質問がメインで、それに作者がどう思っているか、どうしたらいいかを答えていく。堅くないので、読みやすい。特に1,2章はタイトル通り、大量に流される情報をどう活用し、つぶされないようにしていくかが書かれている。わかり易いのは、作者の見解とともに、参考になる文献やメルマガ、ツイートをつけてあること。今更ながら、参考にしたい。4章にあった「これからの社会はスペシャリストがゼネラリストか」の問いに「スペシャルな分野を複数持つ人間が生き残る」に共感。
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情報収集は本から3割、人づてが4割、ネットからが3割
スペシャルな分野を複数持つ
とにかくやってみる
(川上さん)コンテンツとは「わかりそうでわからないもの」を、「それが何なのか突きつめたい」という欲望。本能に働きかけるもので、性的なもの、おもしろいもの。それも、わかるようでわからない中間地点にあるもの
Twitterのフォロワーの増やし方
1 まず自分自身がTwitterでフォローを増やす
2 有用な情報を発信することでフォロワーに貢献する
3 自分の日常の様子やアイデアを書いて自分自身についても興味をもってもらう
4 それを繰り返す
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Q&A形式で、津田さんの考えがわかりやすく、おもしろく書かれている。ネットの世界やテクノロジーの進化に、心がわくわくするが、それにより、さらに自分という人間の表現が難しく、しかし世界は広がり、という感じだ。
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ソーシャルメディアとの付き合い方、ジャーナリストについて、一問一答形式で答える。自分も、ソーシャルメディアとの付き合い方をちょっと変えようかなとも思う。また、津田さんがどうして津田さんになったかも書かれていて興味深い。
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「エコーチャンバー(共鳴室)効果」「ソーシャルメディアを通じて多様な意見にふれているような気になっているが、そのじつm自分の声が反響しているだけの空間にいるー自分と価値観が近い人の意見にしか触れないことで
自分の意見が多数派だと勘違いしてしまうわけですね。」
気を付けよう
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いつの頃からか「マスゴミ」という蔑称が主にネット上で流布されるようになった。マスメディア、ネットニュース、ソーシャルネットワークなどへの批判的視点は必要。確かに「世俗」を忌み嫌う敬虔な信者にとっては、見るに値しない「ゴミ情報」が氾濫しているのも事実。
しかし、意に沿わない主張や情報を切り捨てるのではなく、ただそれらを鵜呑みにするのでもなく、上手に付き合うことはできないのだろうか。
情報収集の作法や、メディアを使いこなす基本的なリテラシーを高める方法論について、メディア・アクティビストの著者が解説。「新聞に未来はあるか?」「電子書籍の行く末は?」など、いずれも編集者としては気になる問いにも明快に答える。
固定的な主義主張に固執せず、メディア(媒介)としての役割に徹する著者は、既存の枠にとらわれない「越境する人」を体現する。発信主体としての宗教者、教会のあり方にも適用できないかと思いめぐらす。
宗教学者の島田裕巳氏による解説付き。(松ちゃん)
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各節が問いへの回答形式になっているので読みやすい。
津田氏がどのように仕事に取り組んできたのか等は参考になる。
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Q&A方式で、ツイッターとフェイスブックの使い分け、情報を選別するキュレーター等へのなり方を中心に、津田大介がインターネットを主とした情報との付き合い方等、相談者の悩みに答えていく。
画期的な方法が書かれているわけではないが、地道な工夫と継続の積み重ねで差が出るのだな、と感じた。
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開いてみたらQ&A方式で「しまったかな」と思ったけどこれはこれで使い道がある
辞書みたいな感覚で何かあったときにひょいっと手に取るには便利だと思う
ただ、3年から5年ぐらいが有効射程範囲内でもあると思うのでその辺は時々の情勢に合わせて自分なりに考えて対応することが必要
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著者の書物を読むのは
「情報の呼吸法」以来ですが、内容は色々な経験などから
きているののが多いと思う。
著者の”考え方”と言おうか”人間性”を参考にしたい。
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(簡潔版)
○ジャーナリストの津田氏の著作。
○情報リテラシーやSNS社会での活動の仕方などについて、著者の経験を踏まえつつ、Q&A形式で紹介したもの。
○とても面白い。
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付録で島田裕巳さんが「津田という人間自体が一つのパーソナルメディアであり、彼の活動はすべてメディアとしての機能を果たしている。」と書いていて、なるほどと思った
わかりやすい言葉でスッと理解できた