投稿元:
レビューを見る
平家物語を題材にした「歌舞伎の演目を」題材にした六つの短編集。
歌舞伎で得意とするところの「実ハ…」という展開を持たせた物語は、後日談であったり、背景の話であったり。
特に「俊寛」などは男性目線で語られる物語が女性視点で見れば「なるほどそうだよな」というような話。
カバーは断然文庫版の方が良い
投稿元:
レビューを見る
平家から源氏への時代、両家に縁ある6人の女性を主人公にした短編集。殆どの話が戦いに翻弄される女性視点なので、やはり物悲しい中、最初の「常緑樹」だけは穏やかな夫婦愛を見出す話なので救われます。次の「啼く声に」も辺境の島から訳あって都へ出てきた女が本来の自分を取り戻そうとする生命の力強さが感じられて好ましいです。どれも歌舞伎を題材にしているらしいので、本来の歌舞伎の筋書きにも興味が湧きました。
投稿元:
レビューを見る
【NHKラジオドラマ化決定!】屋島で那須与一に檜扇を射抜かれた平家の上臈が、妹ともども与一兄弟に伴われ、東に下ることに……。オール讀物新人賞受賞作収録。