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俊足がどう生まれて成長したか当事者の一人称でわかりやすく書かれてます。1時間もあれば読み終わってしまうくらいの内容ですが、顧客の要望に応えるために行っていたことが後の大ヒットを生む要因となり、最初から変わらず子供の背中を押す靴を作るというコンセプトを貫き通した点は共感できました。
いまや一大ブランドとなり赤ちゃんから大人まで対応してるのは靴好きとしてはちょっと情報収集不足だったかと反省。。。
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【実はネーミング?】
読みものとしては、なぜか盛り上がりに欠けます。
しかし、ブランドというものを考えさせられます。
何かにこだわってものをつくることは非常に大切です。しかし、消費者にそのこだわりが伝わるかといえば、伝わらないことのほうが多いです。わかりにくいこだわりではヒット商品は生まれません。
瞬足も左右非対称というこだわりを持ったつくり方をしています。しかし、それがあるから人気があるとは思えません。少なくとも初めの頃は。。。
わたしの考えでは、「瞬足」のネーミングは絶妙だと感じます。言いやすく、響きもいい、そして短い。この名前がピット商品を生み出しだと言っても過言ではありません。
もうひとつはデザイン。カッコ悪いものを誰が好んで欲しいと思うでしょうか。デザインがカッコイイのです瞬足は。
わかりにくいこだわりで商品が売れることはないですが、売れ始めるとこのこだわりが重要になってきます。ここで、こだわった部分がないとブランドという、さらに一段上のステップに上がることができません。
名前や見た目がいいだけではない、「実はこの商品にはこういうことが隠されているのだよ」と、ここでストーリーが生きてきます。人びとはこの商品の奥の深さを感じ、ますます人気が出てきます。
このあたりからブランドとして成り立ち始めます。
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見事なまでのサクセスストーリー。
それでいて嫌みなところもなく、読んでいて、自分も開発チームの一員のような気持ちになれ、ワクワクしました。
が、そこで終わってはいけません。
この本で得たことを、自分の仕事に生かすべく、いろいろ考え、行動していきたいと思います。
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チェック項目5箇所。「コーナーを力いっぱい駆け抜けた結果として速く走れる」という側面はあります、しかし私たち作り手が真に目指したのは、「運動会でよい思い出をつくれる靴」をどもたちに提供することだったのです。子どもたちが「オシャレ」に興味をもちはじめる年齢は年々早くなっていました、それは、子ども靴の売れ筋の変化として如実に現れつつありました。通学履きをベースにして、そこに運動会が楽しくなるような付加価値をつける、この方向性を得て、議論は一気に進みだしました。「運動会」を基点として靴をつくったら、運動会シーズンの幕開けから売れはじめた、私たちが考えたコンセプトは、やはり子どもの心に沿ったものだったのだ……。瞬足は「走る」以外のシーン、「跳ぶ」「蹴る」といった運動に対応するモデルもリリースしました、対象年齢も小学校一~三年だけでなく、高学年向けにも売り出しました。
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瞬足は運動会で悲しい思いをする子供を無くしたいという思いで生まれた。
そんな本。
文体は決して上手いわけでは無いが、非常に読ませた。
伏字がまるで意味を成していないところに微笑みつつ、店舗では決して案内してくれないサイズの話も興味深かった。
実際はさておき、夢のある話は面白い。
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最初のコンセプトから決してブレないようにするように、全ての子どもの気持ちに寄り添って思いを共有する
観察と想像することで、思いを汲み取る
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約1,000万人の子ども市場で年間売上600万足超。
2003年発売以来、急激に売上を伸ばし、累計4,000万足を撃破。
圧倒的シャアNO.1の子ども靴「俊足」を生み出した背景には、ビジネスを成功させる為に不可欠なさまざまな要素が見えてくる。
縮小する国内市場も、アプローチ次第でまだまだ打開できる。 成功ストーリ本。
1990年の時代背景
①少子化:消費者である子どもの数が減り、市場全体が縮小した。
②大手得意先の変化:GMS(Generai Merchandise Store =総合スーパー)をはじめとする大手販売店が自社商品の開発、物流システムの開発に乗り出し、商流の変改が起こった。
③消費者の嗜好の変化:トレンドに敏感で洗練されたデザインを好む消費者が激増。母親のみならず、子ども自身も。
④中国への製造シフト:各社が中国に製造拠点を移しコストダウンを図る様になった。
「売れているものは、もう死筋だ」
俊足施工へのポイント
発想転換
「作れば売れる」時代は終わった。「プロダクトアウト」から脱却し、求められるものを作る「マーケットイン」に発想を転換
徹底的な定点観測
13年間子供の靴を撮り続け、トレンドの変化をキャッチ。
自社の強み
老舗メーカーとしての高い技術力を支えてきた職人集団の「保守性」や「堅実さ」。時代が代わっても大切な「自社の強み」に。
組織改革
開発サイドと営業サイドの情報を橋渡しするポジションを設置。理念やビジョンの徹底共有が、優れた商品を生み出す土壌に。
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頭でっかちな教科書やフレームワークからではなく、
実体験や想いからスタートして開発している。
振り返るとそれはマーケティングの基本を徹底していたところがかっこいい。
愚直に、一途に、打算なくやるのがいいのだ。
・マーケティング部門は市場分析+橋渡しの役割(つくる部署「企画開発」と売る部署「営業」)
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この本を読むまで瞬足が左右非対称に作られていることは知らなかった。子供も瞬足をはいているので、いったいどんな靴なのか、どのような販売戦略で成功したのかがわかるかと思って本を読んだ。子供の夢を大切に商品を考えて作ったということが語られているが、ただ内容はそんなに多くなくて、後半は同じことを何回も言い直しているだけのように見えてきた。会社や商品のホームページに書いてあるような宣伝を、わざわざ本にしただけのようにも見えた。