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自分の大学の同じ学科の教授が書かれた書籍なので読んでみました。
なるほど、論文の書き方について要所要所で的を得ているなと感じました。
本書の特徴は論文の書き方から始まって文章の書き方へ内容が発展していることです。
特に、「理由」「原因」「要因」の言葉のニュアンスの違いを考えずに使っていないか書かれていた点が良かったです。
私はこの点において自分のいいかげんな言葉の使い方を考え直さなければならないと思いました。
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文章を書く上で内容に配慮することは勿論ですが、目的・読者によって適切な形式や用語は異なります。本書では、そのことを踏まえた上で、論文やレポートを理論立てて明確に作成していくための方法が基礎から説明されています。参考文献の載せ方やプロットの作り方、より理解しやすい文体の検証など、多くの例を用いながら非常に丁寧に解説されています。これからの文書作成の際に大いに活用していきたい内容です。
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文章の作り方の本です。骨組み重視の本ですね。
本書はメッセージを持った人が骨組みを考えるのに有益と思います。骨組みとメッセージとの関係をわかりやすく説明してくれるからです。
骨組みにはこういうことが盛り込まれなければならないよ、で、それはこうやって作るのだよ、という丁寧な説明があります。
骨組みというのは構成ですね。
論文の概要に盛り込まれなければならない要素を説明してくれているところは役に立つ。
(1)何が達成できたのか?
(2)問題は何か?
(3)過去はどうか
(4)どう解いたか
(5)方法のよさ、意義、のアピールと裏付け
(6)結論 課題
(7)意義の強調
で、こういうものを作るには、どうするかを解説してくれています。まずははじめに目次を作れとあります。それからアウトラインを書けとありまする。そして文章を書き始め、あとは両者の書き直しの繰り返しをせよとあります。
「著者はアウトラインにより文章を書き始め、書いた文章によりアウトラインを変えるという過程を何回も繰り返す」「よい文章はこの過程を通じて生まれる」(p.20)
丁寧な本だと思います。
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目次
第1章 文章の要諦(書く前の準備
書くときの心得
書いた後の作業)
第2章 論文の構造(全体の構造
本文前の構成
本文の構造
本文後の構造)
第3章 論理の文章(文の作法
文章の作法
用語の選択
用字の原則)
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「超」文章法が"内容"にフォーカスしたものであるのに対して、この本は"形式"に重きを置いたもの、と言える。
用語の選択などに関しては、そんなに細かく?と思うくらい厳しく詳細に書かれている。文章が苦手な人間がその「悪文」として挙がっている例を読んでも、何が悪いのかピンとこないであろう。しかし、自分が他人の書いた記事、特に何気なく書かれたブログや日記などの文章を読む際に共通して感じるある種の違和感はこういった、細かい点に起因しているのではないかとハッとさせられたりもした本だった。
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[ 内容 ]
文章は内容が大事。
しかし、いくら内容があっても、ちゃんとした形式と適切な文章表現をしていなければ、読まれもせず、評価もされない。
では、論文・レポートを書くにあたって、どんなことに注意すればよいのか?
文、段落、用字、用語から図表の使い方まで具体例を示しながら要点を丁寧に解説するきわめて実用的な文章読本。
[ 目次 ]
第1章 文章の要諦(書く前の準備;書くときの心得;書いた後の作業)
第2章 論文の構造(全体の構造;本文前の構成;本文の構造;本文後の構造)
第3章 論理の文章(文の作法;文章の作法;用語の選択;用字の原則)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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文章作成の上でテクニックが書かれた書。
英語論文を書く際には相性が良いかも。
ただ正直、英字論文のまとめ方やデータ添付の章はいまいち分かりずらかった。
……と言うかあまり記憶に残っていない。
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文章は自分の分身みたいなものである。
文章は読者あってのもの。どんなに素晴らしい内容でも相手に伝わらなければ意味がない。
今は学問が極度に専門化している。
何を言っているのかわからない文章を書かない。
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文章を書く際に必要な一般的な知識が述べられている。読む人を意識して、わかりやすく書くことの大切さを改めて感じた。
大学1年生や論文を初めて書く人におすすめ。
文章を何度か書いたことのある人なら、あまり目新しいことはない。
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論文やレポートは自分の伝えたいことを正しく相手に伝えるためにある。正しく伝えるには誰が読んでも誤解を招かない、分かりやすい文章を書く必要がある。その方法がこの本で分かった。
論文では否定ではなく肯定する文を増やす。これは人と話す時でも一緒だと感じた。
評価と事実を別々にまとめる。
この本は例文と解説の違い分かりにくかった。例文が長すぎてどこの部分を言いたいのか分からない時があった。1997年に発行された本なので今の本と比べて文字の大きさや文章の形式も違っていた。今の本はとても読みやすいように工夫されている気がした。