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【スケルトン探偵】ギデオン・オリバーシリーズの4作め。シリーズ探偵もののわりに、おしつけがましい感じがしない。しっかりした雰囲気とサッパリ好感度の高い読後感。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。
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複雑な家系、一族間の固執、遺言状、過去の惨劇と私が好きな横溝正史の世界に通じるものがありました。
それにしても骨が専門分野の探偵って珍しいんじゃないですかね?
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キデオンは本人の意思に反してスケルトン探偵と呼ばれる。彼は骨から推理するのだ!スケルトン探偵の一作目。本人はただの骨フェチなんだけど、芸は身を助けるというか、事件の渦中に引きずり込まれてます。
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スケルトン探偵の学者らしいボケと、まわりの魅力的な登場人物と、美しい景色と、身寄りのない骨!というのが考えうる最高の環境化もね、という気にさせられてしまう。特筆すべきは青木女史の自然で読みやすい翻訳。
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アーロン・エルキンズの「スケルトン探偵」シリーズ大好きなのに、ミステリアス・プレスが無くなっちゃってもう新作が読めないのかと思ってたら、何か早川から新しいのが出てる!?
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前回(死体は語る)の骨つながり?ということで、監察医ではないのですが、骨を扱う人類学者が活躍するミステリー(フィクション)をご紹介♪
「アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞」受賞作品です。
〜壮大な「モン・サン・ミシェル」の干潟で、一人の老人が貝の収集中に溺れ死んだ。
彼は地元の富豪で親戚一同を各地から集めており、親族会議を行う前の出来事だった。
ちょうど集まっていた親族に弁護士から遺言が開示されるが、それに異を唱える者もあった。
同時期に、配水管工事の為に屋敷の地下を掘り起こしたところ、第二次世界大戦中のものと思われる「人骨」が発見される。
亡くなった彼が親族会議を開こうとした目的は?
屋敷の地下で発見された古い人骨は?
そして、更なる事件が発生!
講演の為にフランスを訪れていた“スケルトン探偵”の異名を持つアメリカの人類学者が、古い人骨を鑑定することでフランス富豪一族の事件に巻き込まれていく・・・
・・・なんか、私があらすじを書くとチープな感じですが、謎解きは中々秀逸です。
現在起こった事件と、発見された「古い骨」にまつわる過去が絡みつき、でもシッカリと繋がっており、不自然なところもなくスッキリと謎が解ける感じです。
そして、この作品の謎を彩るのが、素晴らしい描写。
舞台の一つ、世界遺産であるモン・サン・ミシェルの描写など、実際に潮騒が聞こえてきそうな感じです。
静かに拡がる干潟が、気付くと足首をさらい、さらに体が持っていかれるような強い波が押し寄せてきたり、と迫力満点!
モン・サン・ミシェルに行ってみたくなります(溺れたくはありませんが)
さらに、描写で忘れてならないのが「食べ物」
オムレツ料理、パンケーキ(クレープ)、鱒のグリル、魚介類盛り合わせ、仔羊料理・・・ブルターニュ地方の美味しそうな料理の数々を主人公が舌鼓を打っているのが、うらやましくなるくらいです。
人類学者とその友人のFBI捜査官はアメリカ人なので、「オムレツばかりじゃなく、ハンバーガーが食べたい」というような描写も出てきますが、私はオムレツが食べたい!!
謎が好きな人はもちろん、旅行&グルメ好きな人にもオススメできるミステリーです♪
この「スケルトン探偵」シリーズは、他にも出ているようですが、私は本作品しか読んだことがありません
そのうち、他の作品も読んでみようと思います。
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スケルトン探偵シリーズ、、、らしいけど、これが第1作ではないのかも。面白いけどちょっと読みにくさを感じた。
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なぜか今まで手を出さなかったスケルトン探偵シリーズの日本紹介第1作に手を伸ばした。シリーズとしては第4作だが、MWA賞受賞ということで、これが最初に翻訳されたらしい。結構そういうことって多いみたい。第1作は未だに未訳らしい。
過去の殺人と現在の事件がうまくきれいにおさまって、おあとがよろしいようで。フランスのナチ占領という深刻なネタを扱いながら、書きぶりは非常にライトで読みやすい。スケルトン探偵ギデオン・オリヴァーはいやみのないキャラ。
モンサンミッシェルだけでなく、ディナンとか近隣の町にも行きたくなります。
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ギデオンシリーズの中では最もおもしろいと思う。
何度も読んでいるが、先日はモンサンミシェルに行った直後に読んだので非常に興味深かった。
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翻訳ものは名前が覚えられなくて・・・ジョン ジョリー ジュリー ジャックそんな私には いじわるとしか思えない登場人物達の名前 大変でした〈笑)でも、そんな大変さを差し引いてもおもしろかったです。残り数ページでこんなにハラハラドキドキが待ってたなんて想像もしなかったわ
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このコミュで初めて知った作家さん。骨を手がかりにして謎を解いていくスケルトン探偵ギデオンが北フランスで名推理を見せている。第二次世界大戦時のレジスタンスの闘士や遺言状、事故、毒殺などさまざまに入り乱れて楽しめる。他のシリーズ本も読んでみたい。
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スケルトン探偵シリーズ4作目(日本語訳1冊目)
MWA賞最優秀長篇賞受賞作と聞いてミステリアス・プレスで出た時に読んでみたのですが、主人公が人類学者で骨の鑑定から推理する、ってかなり新鮮で相当驚きました。
(そこに負う分が多いためシリーズが進むと逆に食傷気味になるのですが)
3-4人にオススメしてみましたが毎度良い反応が返ってくる本です。
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「スケルトン探偵」こと形質人類学者ギデオン・オリヴァー教授シリーズ第4作。でも解説によると、日本語に翻訳されたのはこの作品が最初みたい。
セミナーのためフランスのモン・サン・ミシェルに滞在していたギデオンは、近くの古い館で人骨が発見されたという話を聞き、鑑定に訪れます。その館には親族会議のために一族の人々が集められていましたが、招待した当主は直前に上げ潮にのまれて溺死したばかり。さらに招待客の一人が急死するという事態が発生し――。
うーん、まぁ何と言ったらいいのかな。前作と同じような感想になってしまいますが、普通に面白い。
興奮して一気に読ませるような牽引力はありませんが、つまらないって程でもない。1話完結のドラマの1エピソード、みたいな感じです。でもストーリー展開は、前作よりこちらの方が面白かった感があるので、シリーズ物として成長しているのかな、という感触はあります。
でも、ギョームの正体についてのあれこれは、ちょっとわかりやすすぎた気がします。「これヒントです!伏線です!」というのを、あんなに力いっぱい出してしまっては……。せめてもうあと一捻り、ほしかったような気もします。
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図書館で。
面白くなかった訳ではないのですがあまり登場人物に関心が持てず、なんとなく読み終わってしまった感じでした。色々な人の視点で書かれているからかもしれませんが。ただ、モン・サン・ミシェルの教会は一度観てみたいものだなあとおもいました。
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有名だけれども、なんだか読む気になれなかった作家の一人でした。はまってしまう自分が怖い~と思っていたんですね~。
いや~、もっと早く読んでおけばよかった!とマジで後悔。
おもしろかった!シリーズの続きが読みたくてウズウズ状態です。
出だしから興味をそそられました。場所はモン・サン・ミシェル湾。
今、フランスの中では1番行きたいところ!(って・・・個人的感情&趣味が先行してますね)。
干潮時に、そこを必死に渡ろうとする謎の老人。その老人は流砂に足をとられ・・・やがて満ち潮が。
この本の面白いところは過去と現在をうまくからませ、我らが名探偵・ギデオンが過去の謎も見事に解決するところでしょう。
それにしてもギデオンは私好み・・・っすね~!(´゚艸゚)∴ブッ