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生活力の備わった大人になるために。家事と信頼関係の不可分を象徴するタイトル(略してただパン)が秀逸。
弁当作り,家族のこと,お金のこと,男女のこと。子供がだんだんと自立していくために,有益なヒントが詰まった良本。
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17冊目。
読んでよかったです。
当たり前のことを当たり前として考え、行動できるようにしなければならないと再認識しました。
今後使いたい言葉も発見しました。余禄。
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この本は高校生向けに家庭科の教師によって書かれた、家庭科と自立した生活について書かれた本です。このキャッチーなタイトルはややうまく出来すぎかと思いましたが、正しいパンツの畳み方は?というある人の質問をきっかけとして、家族の関係を考えてみようとか、いろいろなパンツの畳み方もいろいろな家族関係もあってよいのだ、という章から名付けられたものです。我が家では小学生に読んでみたのですが、仕事はなんのため、パートナーの選び方、家族ってなになど、そのような真面目な話題について会話して考えてもらう題材とすることができました。(さすがに性の話題は飛ばしましたが)。結婚相手をどんな基準で選ぶ?という話題で小5娘は「自分を理解してくれる人」を選びました。理由を聞くと「私はパワフルだから、そんな私を認めてほしい」とのことでした。そのような自覚は良いことかもしれません。また、高校生や大人の考えることがわかって良かったとの感想も言っていました。最後の、一人を楽しめる自立した人間ならば、依存や支配でない良い関係を周囲の人と築くことができ、孤立することもないのだ、というメッセージは素晴らしいと思います。今回だけでなく時にふれて子供に言い聞かせたいと思いました。若干テンポが悪いと言えなくもないのですが、テーマがいいので若い人でも楽しめる人が多いと思います。
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タイトルや絵から、「家庭科」を今の世の中にあった形で解説する、面白おかしい本かと思ったら、全く違った。
この本を読んで、改めて「家庭」を運営するってことは、人間の根幹にかかわる重大なことだと思った。
実際に授業で行われている縫物や料理は、家庭運営の重要な要素ではあるけれど、柱ではない。(いや、今どきは、ボタンつけと、すそまつりさえできれば他の裁縫技術は必要でない気がする。)
この本は柱の部分、「そもそも家族とは何か」「パートナーといい関係を築くには」「経営(お金をどう扱うか)」といったことに重点を置いて語っている。
だから、中学生にはちょっと早いかな。
高校生なら、早い子は就職や結婚を考えたりすることもあるし、アルバイトもできるわけだし。
「家庭科」というとどうしても調理と裁縫ってイメージだけど、ここに書かれていることは、数学や国語を学ぶより重要かもしれない。勉強ができても、こういうことを全く知らず大人になってしまっては、家庭を破綻させることになりかねない。
高校生の必読書としたい。
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家庭科というマイナーな授業に、しっかり向き合っています。読むと「確かに!家庭科大事だね」と思えます。生きること、自立すること、その基本に家庭科がある。日常をきちんとしていけば、幸せに近いと言うことをとってもわかりやすく書いてくれています。
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副題は「新しい家庭科勉強法」。
たとえば80年代に書かれたのだとしたら、それは確かに新しい。とはいえ実際には4、5年前の本とあっては救いようがなく、作者の弁にほとんど同意できないという意味で、驚異的な本であった。
一度でも親元を離れて生活をしたことのある人間にとっては、本書で言われることの大半は、どうしようもなくあたりまえのことであり、それをいまさらどうこう言われても、こちらとしては「左様ですか」で済ませるしかない。してみれば、そんなのはわざわざ家庭科の授業なぞで教わらなくても、そのうちどうにかなってしまうことなのだ。
本書を読んで、「身につまされる!」とか「勉強になった!」と思うのは高校生なら勝手だが、まがりなりにも成人したひとりの人間が言っているのであれば、その人は要するに大人ではないので、畢竟、こんなのは子どもが読む本である。率直に言って、いい大人が読む本ではない。
さも物を知ってる教師風に語りかけてくる著者の調子にもいちいち腹が立ち、たまに披露される著者と生徒たちの掛け合い(?)もいっそお寒いばかり、というよりむしろ新興宗教の教祖とその信者といった体ですらあり、うすら寒い不気味さすら覚える。
自分の見たい世界しか見ていない人間が書いた本の典型といえる。
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「家庭科ウンチク」かと思いきや違った。家庭科の意義や現状を述べた本。うん、「先生が書きました」という感じでよい。いい先生なんだと思う。
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レビューが高く子供が読んでもよい良作との触れ込みで購入したが、しっかりしたテーマが見えず子供が読んでも?となるだけと感じた。
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ジュニア文庫ですが、大人が読んでも十分に為になりますし、むしろ大人が読む本かもしれません。
社会の中で生きていく、家族の中で生きていく、自立するとは?という事は普段なかなか考えませんが、改めて考えさせられました。
自分も含めて、最近は大人になり切れていない人間が多いな、という感想を持ちますね・・・
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じっくりと読み進めていますが、とりあえずすべての中学・高校教師と志望者に読んでもらいたい。親となった人にもかなー。
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高校生の家庭科の授業に沿って、人にとって大切な自立の話をしてくれている。今からでも実践したい。グサッときたのはお金の使い方と家族のあり方のところ。文章は標準語だけど、実際の授業は大阪弁でおもろい感じでやってるんやろなぁ
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料理や裁縫といった家事の知識やテクニックだけではない、学校の家庭科で身につけたい自立して生きていくための知識や考え方とはなにか。元英語科教員から家庭科教員に転身した著者による「生活力」を身につけるための指南書。弁当作り、家族の定義、働くということ、お金のこと、恋愛とDV、家族間の支配と依存…家族や社会の中で生きるために必要な考え方や姿勢が具体的なエピソードを交えてわかりやすく語られている好著。中高生にはもちろん、大人が読んでも発見や考える事が多々ありそう。遊びの発達段階と恋愛の進み方の類似性などもなるほどと思った。
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一見軽視しがちな家庭科という教科から、生き方の基本を述べている本。
当たり前のことをとても分かりやすく書いてあるのだけど、その当たり前が難しいのかもしれない。
自立の大切さ。
自立できていない社会人がいかに多いことか。
自分の中の甘さにも気付かせてくれる。
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進められて読んだら、すごく良い本で、確かに今の日本に足りないのは「家庭科」だな、と思う。
特に、暮らし方・家族のあり方・家事のやり方に「正解はない」し、それぞれのを摺り合わせて、というのがすごく大事なんだろうと思う。
全く別の本にも同じことが書いてあり、それぞれの立場になることの大切さを感じたが、もっと若いうちに学びたかったとも思った。
あと、この本の対象は誰なんだろう? と。こどもでは長いし、難しいし、ぴんとこないし、親世代かな〜。
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こんなに家庭科が奥深いとはと驚きました。
自分の人生においてこんなに大切な教科だったんだって読みながらしみじみ思いました。