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ハロルド・ジェニーンは、かつてITTのCEOとして、14年半連
続増益を達成した名経営者で、在任中、同社を、あのエイビス・レ
ンタカーやシェラトン・ホテルなど、名立たる企業を傘下に持つ、
一大グループに育て上げました。
そして彼が残した『プロフェッショナルマネジャー』は、ユニクロ
の柳井氏が「幻のバイブル」と讃えたことで不朽の名著として、復
刊することになったのです。
本日ご紹介する一冊は、その名著『プロフェッショナルマネジャー』
を、プレジデント編集部がわかりやすくまとめ直し、さらに巻頭に
柳井氏の解説を付したもの。
正直、元本の方が味があって好きでしたが、時を経て再読したら、
6年前には気づかなかった、新しい発見がありました。
それは、著者が企業組織について述べた部分。
土井も試行錯誤しながらではありますが、マネジメントに関わるよ
うになり、ようやくこの本の言っていることが深く理解できるよう
になりました。
組織内の「事実」をチェックする際の視点、部下の才能を見極める
際の注意点、社内政治への注意、経営計画のポイント…。
6年前には、働く人間の心構えにばかり意識が行っていましたが、
現実に組織をマネジメントしていると、必ず起こるさまざまな問題
への対処法が、じつに細かく書かれていたのです。
組織の改編や、新たな計画の必要性を感じている経営者には、わか
りやすい本書で、改めて再読をおすすめする次第です。
柳井さんの経営センスを作った思想。
3人目の青年ハルこそが、ビジネス・スクールに行き着く前からマ
ネジャーといえる人物なのだ。彼こそが企業をマネージするという
ことの本質をつかんでいる。それは彼が必死で勉強したからなので
はない。“1つの対応がうまくいかなかったら次の対応を。それも
ダメならまた次の対応を”と、、目標に達するまで試み続けたから
なのだ
“キャッシュ・カウ”と名付けられ、自分が挙げる利益を他部署に
持ち去られ、成長の望みがないというレッテルを貼られたセクショ
ンで誰が働きたがるか
犬は犬でも優秀なグレイハウンドに仕立て上げるためにできる限り
のことをするのが経営者の責任である
結局のところ評価の基準はたったひとつ。業績だ。業績のもとには
どんな名スピーチも、昼食会も、晩餐会も、会議も、好況への貢献
も、有名人や要人との親密な関係も、すべて遠くに忘れ去られ、残
るのはただ会社とその業績の記録だけだ
本を読むときは、初めから終わりへと読む。ビジネスの経営はそれ
とまったく逆だ。終わりから始めて、そこへ到達するためにできる
限りのことをするのだ
「勝ち馬の足もとは固めておく」それが経営の常識であり、ジェニ
ーンの経営哲学でもあった
「まず、とにかく最初の四半期に予定された収益目標を達成してく
ださい。それから第2、次���第3四半期目標を。そうすれば、もし
かしたら第4四半期はあまり努力しなくても計画どおりにいくかも
しれないでしょう」
ビジネスの世界では、誰もが2通りの通貨で報酬を受け取ります。
その通貨のひとつは金銭。そしてもうひとつは経験です──金銭は
後回しにして、まず経験を取れ! これこそがジェニーンが持ち続
けた、終生にわたる座右の銘なのです
唯一の本当の間違いは“間違いを犯すこと”を恐れることである!
事実をチェックする──。そのこと以上に重要な経営上の仕事はほ
とんどない
「人に何かをするなと命令するのは構わない──会社で火事を起こ
すなとか、5億ドルの新工場を今年は建てるなとか。しかし、本人
が納得しないことをさせたかったら、納得するまで説得しなくては
ならない」
最悪なことは報酬を十分に支払っていないために部下を失うことだ
「社内政略というものは、会社の士気と前進力を損なう不公正な自
己権力拡大の一形態だ。だからこそ絶対に許すべきではないのだ」
シカゴに出回る前のスクラップを集めて、流通させればシカゴの業
者より多くの利益を得ることができる
企業家精神とは他人が気づかない何かを自分だけが知り得るということ
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柳井氏一押しという事で内容はまさにユニクロ経営を解き明かすエッセンス満載である。事実を掴む事の重要さ、ゴールを定めてマネージメントする事などわかっちゃいるけど忘れがちなポイントを喝破してくれ日々の迷いを払拭してくれる。
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■経営
①本を読むときは、はじめから終わりへと読む。ビジネスの経営はそれとまったく逆だ。終わりから初めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ。
②危機や破局は一夜にして生じるわけではない。問題が長い間、隠蔽され、症状が悪化するまで放置された結果なのだ。
③唯一の本当の間違いは”間違いを犯すこと”を恐れることである。
④「何かが上手くいっていないのを見つけたら、原因がわかるまで究明し、1つの解決法が効果をあげなければ別の、また別の、さらにまた別の方法を試みるのだ。それが経営するということなのだ。
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ファーストリテイリングの柳井正氏に「これが僕の人生でナンバー1の経営書だ」と言わしめた「プロフェッショナルマネジャー」。そのエッセンスを柳井氏自身が抽出し、わかりやすく構成し直したのが、本書「超訳・速習・図解 プロフェッショナルマネジャー・ノート」です。
まさに超訳・速習・図解がぴったりで、短時間で一気に読み切りました。でも、超訳過ぎるかもしれません。あくまでも「プロフェッショナルマネジャー」への導入の位置づけなのでしょう。
“経営するということは、その事業計画と予算を定めたら、売上げであれ、シェアであれ、達成すると誓ったことを成し遂げねばならないことを意味するのだ!”
こういった厳しいメッセージを受け止め、実現してきた柳井氏だからこそ、「ナンバー1の経営書」と言えるのでしょうね。
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「経営とは目標から逆算して、その目標に到達するために考えられる限りのことをいいと思う順から実行していくことである。」ハロルド・ジェニーン(ITT社元CEO)の明言。富士山に登りたいと思わないと富士山に登ることは出来ないのと同じように、目標を立てることが大切。そして、実行することはもっと大切だ。
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やろう!
という気にさせてくれる。
ハロルド・ジェニーン氏の
『プロフェッショナル マネージャー』を
ユニクロの柳井氏が解説を加えてくれている。
(巻頭の少しだけですが)
勉強になります。
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一つの対応がうまくいかなかったら次の対応を。それもダメならまた次の対応をと、目標に達するまで試みること。それがまさに経営するということだ。
マネジメントするということは、いったんその事業計画と予算を定めたら、売上げやら市場占有率やら、その他なんであれ、それを達成すると誓ったことを成し遂げなくてはならず、それができて初めて真のマネジャーとなれる。
彼が考える業績とは四半期または1年の損益計算書の結果で云々されるものではなく、長期にわたって会社に組み込まれるべきものなのです。つまり、ある会社が去年やったことを繰り返し、年毎に一定のペースで成長し続ける。そして、そうであることを周囲に信用させるだけの力を持って、始めて業績といえる。
本を読むときは、はじめから終わりへと読む。ビジネスの経営はそれとまったく逆。終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ。
念願する終点に辿り着こうとしたとき、障壁は次から次へと目の前に立ちふさがります。まず終点を設定することに重きを置くのです。なせなら、それらの障壁こそが目的地である終点に辿り着くために「しなくてはならないこと」だからです。
組織の改善や改革を達成するためには、結局のところ現場で顔と顔を付きあわせて問題を処理するしかない。
現在をおろそかにするものは、1年先の目標を達成することなど不可能。
もし、諸君がビジネスで成功したかったら、自分が属する場所で上位20%のグループに入ることが求められる。
君がしてはならないのは、不十分な結果を受け入れて、それを弁解することだ。
何かがうまくいっていないのを見つけたら、原因がわかるまで究明し、1つの解決法が効果を上げなければ別の、また別の、さらにまた別の方法を試みるのだ。それが経営するということなのだ。
何かをするなと命じるのは構わない。しかし、本人が納得しないことをさせたかったら、納得するまで説得しなくてはならない。
上級管理者、いや中間管理者でも言えることだが、当然なすべき程度か、それ以上の仕事をしながら、同時に机の上をきれいにしておくことなど不可能だ。
よく管理されている会社と、あまり管理されていない会社との差は、数字に対して払われている注意の程度の差なのだ。
数字の背後にあるものを考えて、その要素を変えれば、その数字自体が大きく変わる。
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■概要
「プロフェッショナルマネジャー」から抜書きして解説を加えた本。ユニクロの柳井社長が人生No.1の経営書と言う「プロフェッショナルマネジャー」のエッセンスを抜粋したもの。
ブームに乗って軽いのを読みました。。。ちゃらくてすいません。
■役立つ点
最近、自身のマネジメントスキル不足を問題視しておりまして、マネジメントやリーダーシップ関連の本を読んでおります。
と、元の本である「プロフェッショナルマネジャー」もかつて読んだ記憶があるのですが、忘れてしまったのと読みやすそうなのとで読んでみようかと思った次第。
結論。やっぱり元の本のほうが良いですね。抜粋しすぎた結果、良いことは書いてあるのですが、内容が薄い印象。。。
(はっせー)
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柳井さんのことは良く知りませんが、とても素晴らしい経営者であることは間違いないでしょう。そんな氏がナンバーワンだという経営書ということで読んでみた。非常に分かりやすく解説してある。結局、ゴールを定めてから行動せよということに尽きるということ。そして、経営者とは実績を残すこと。自分も経営に対するやり方を改めて考え直したいと思う。
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ユニクロ柳井氏の編集、エッセンス版。
評価されるべきは実績。そのためにすべきことは、目標から逆算し行動することと、事実を確認すること。そして、徹底すること。
自分の立場に置き換えて活かしてみたい。
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”58四半期連続増益”という金字塔を立てたITTの社長兼最高責任者のハロルド・シドニー・ジェーンの経営論。破天荒な感じが当社S取締役専務執行役員と重なった。
後継者の育成に興味があったが、彼の引退後ITTは解体したとのこと。ちょっと残念。気になった内容は引用にて。
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Goalを先に決める。
⇒やるべきことが見えてくる。
業績は何よりも重い。>社会貢献、重要人物との交際。
・既定の経営理論よりも、なぜそうなったのか?どうしたら良いのかを考えるのが大事。
・上位20%に入るべき。
・単なる交通整理では上司ではない。
・権威者=司令官になるな。
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経営者の立場に立たないと、理解できないことが多かった。
危機や破局は、一夜にしてなるものではない。長い間隠され、症状が悪化するまで放置された結果なのだ。
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柳井、命令して従うかは任せる、経営者は経営する、納得するまで説得、58四半期連続増益、現場をみる、ゴールから考える、見解違うならぶつけ合え、上位20%、間違えを叱らない、間違えを犯すことを恐ることが間違え、正直、社内政治排除、39週は会議=コミュニケーション取りまくる、ビジネススクール出身者は狙撃型、案外儲ける会社を見逃す、儲けのタネを探す、儲けの花は皆みてる、机の散らかったエグゼクティブはよい、失敗より成功によって破滅、振り返らず前進をやめてしまう、数字の相互関係は重要、数字の背後意味から事実がみえる、
求められるのは実績、人と本気で向き合い正直になる、ひたすらの努力、
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経営の鬼、ハロルド・ジェニーンが書いた『プロフェッショナルマネージャー』の解説書。期待せずに読んだが良書。柳井正さんの解説もいい。オリジナルが読み直したくなりました。
『事業はスポーツに似ている。例えばサッカーで言えば、監督はゴールの所在を告げ、ゴールにたどり着くためのルールと戦略を示し、選手の適正に合うポジションを割り振り、そして、厳しい練習を重ねるだけです。』
『お客様のためでないと、商売は成立しません。自分の好きなもの、好きなことをやったらたいてい失敗する。なぜなら、“好き”におぼれてビジネスの基準が曖昧になるからです。』