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投稿者:on - この投稿者のレビュー一覧を見る
一周してみたい、全部回ってみたい、いっぱい歩きたい、という動機でお遍路を始めて、ついでに四国を満喫しようと四万十川をカヌーで下ったり、高知の海でシュノーケリングしたり、ジャングル風呂を探し回ってみたり、しまなみ海道をママチャリで走破したりする紀行文。足マメに悩まされたり舗装路にがっかりしたりといった宮田さんの個人的エピソードも実感を伴っていて、なんだか自分も同じ体験をしているような気分になった。
この本で紹介されていた潮流体験船があまりにおもしろそうだったので、実際に乗りに行ってみた。確かに潮の流れは複雑怪奇だけど、ジェットコースターというほどではないな~・・と思ったら、私の行った日はちょうど小潮だったらしい。船頭さんによると、大潮・中潮・小潮の日があって、大潮の日が一番潮の満干差が大きく、迫力ある潮流を体験できるとのことだった。大潮の日にまた行ってみたいなあ。
H26.2.17読了
2014/02/22 09:35
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投稿者:竹匠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
60歳になったら、歩きお遍路で四国を回ってみたいと思ったのに、なんとなく、定年が65歳に。ゴールが向こうへ逃げって行った感じ。65歳になったとき、その気力と、膝が耐えれるか?「いつ行くのか」「今でしょう」と行きたいものだ。
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タイトル通りに四国八十八か所遍路の話。ゆる~~~く開始し、ゆる~~~~く辿る感じの遍路ですが、最後には一種の悟りのようなものも感じられます。気楽に楽しく読める遍路本。
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「だいたい」と言いつつ、けっこうマジメじゃないか。
これを読むと、なんだか実際に歩いてみたくなりました。
たぶん行かないけど。
何十周もするリピーター、すげぇ。
遍路道周辺の四国の人々の親切さは素晴らしい。
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面白かったー。
いつかやってみたい、四国お遍路。
ゆるーくのんびりとするお遍路さんが面白くとても良かった。
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「だいたい四国八十八ケ所」というから、途中抜けているのかと思ったらちゃんと八十八ケ所回っていた。それどころか「だいたい四国一周」している。
でも、「ちゃんと四国八十八か所」って題名にしたらどうかというと、やっぱり「だいたい」が合ってる気がする。
どうしてかというと、「四国八十八か所」にあるべき宗教的まじめさというか、巡礼的な気持ちと言うかそういう物が「だいたい」である。
宮田珠己らしい軽快な語り口で、四国の様子が生き生きと語られるので、八十八か所に興味がなくても十分に面白い。歩いて四国を一周するついでに八十八か所回るという感じ。
でも宗教をないがしろにしているかというとそうでもないと思う。宗教観が違うだけで、宮田珠己自身は色んな物に対してきちんと敬虔な気持ちを持っている人だなと思う。愚痴ったり軽口を叩いたりするけど、物事に対してポジティブな、ある意味誠実な思いを抱いているように思う。だから、読んでいて凄く面白い。
四国に行きたいなぁ。室戸岬までの無補給ルートに挑戦してみたい!と思った。
あと、マメが出来ないようにするための知識は役に立った。ウォーキングシューズ(中敷も!)を買いに行こうかなと思った。
無性に出かけたくなる本。
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脱力感満点の著者の姿勢が心地よい。
かといって面白おかしいことばかり書いているわけではなく、時折旅について真面目な考察なんかが挟まれていて、そのバランスがいい。
P304凡庸な日本の一地方か、奇跡の土地か。
おそらくそのような問いには意味がない。そこに答えはなく、四国巡りの体験があるだけだ。ことさらに意識しなくても、世界は自分の体験と記憶の中で形作られ、熟成され、たまには発酵過程で歪められたりもしながら、個別の着地点を見出していく。
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宮田さんのお遍路旅行記。
私が前々から企んでいる「死ぬまでに達成したい3大長距離移動」の1つである四国お遍路が題材で、しかも宮田さん作品。
発売を楽しみに待っていました。
ちなみにあと2つはカミーノことスペインのサンチャゴ・デ・コンポステラと、シベリア鉄道でのロシア横断。
カミーノは宮田さんもいつか行きたいと本作内で仰っていました、カミーノ旅行記待ってます。
それにしても知ってるお寺の多いことよ。ほとんど全てのお寺に聞き覚えがありました。
焼山寺までのへんろころがしはやっぱり厳しいらしく、岩屋寺さんはやっぱりありがたいらしいです。
山田屋さんは出てきませんでしたが、ここは以前ロードバイクで行きました。ソラマチに支店を出したと聞いてありがたみが無くなったのを覚えています。
どうでしょうのように車ではなく、歩いて八十八ヶ所回りたい。
3ヶ月間くらい休めないですかね、お遍路休暇。
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タマキングのお遍路体験記。何か清められたいとかなんとかいうお遍路らしい目的があったのではなく、歩きたいという気持ちで歩いたらしい。それがタマキングらしくていい。
お遍路に対して、過度に魅力を述べるでもなく、かといって、神様だの仏様だの信じるのはバカみたいだと切り捨てるでもなく、そういったものを信じてきた人々の思いを大切に感じている……といったところは、とても共感できた。
この本の魅力は、基本笑えるんだけど、それだけじゃなくて、しっかり考えさせるところもあり、しかも、お遍路の実用的なガイドブックにもなっているところ。お遍路はしたいと思ったことはないし、これからもすることはないだろう私でも、非常に楽しく読めました。後ろ向きに歩いて転んだところは、思わず声出して笑ってしまった。
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H26.4.19
私も区切り打ちで歩き遍路してますが、前回歩いてからもう1年が過ぎてしまいました。宮田さんも結願したんだ!私もやってやる!という気にさせられました。歩くときには、自分らしく歩くことやその土地土地を楽しみたいと思います。
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お遍路前に読みたくって。
とにかく!面白かった!!!
お遍路観が変わった一冊。
わたしも筆者のように観光気分が強くて、さらに一緒に行く友達には時間制限もあるから、さくさくお遍路しようと思っていた。
とにかく長い距離をワイルドに目的をもって歩いてみたくて。もはや長期的スタンプラリー。
お寺が目的だから高知は電車乗っちゃおう☆って思ってたし。
だけどこれを読んで考えが変わった。というか、影響された。
お遍路の醍醐味は、四国の自然なんだ。さくさけ歩いちゃもったいないし、お寺ないからって海沿いの道をカットするのも損してる。
むしろ、どこでも歩けるような街中こそカットしていくべきなのかもなー。
方向性として、とりあえず歩いて、最後時間的に間に合わなそうだったら電車、とかの方がいいかもしれないってこれを読んで思った。
各寺々がアジアチックで、今からとてつもなく楽しみである。
ゼミそっちのけで熟読してしまった一冊。
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お遍路やりたーい。
ストーリー
特に神妙な動機は何もなく、一周してみたい(四国)、全部回ってみたい(八十八ヶ所)。いっぱい歩きたい、という理由ではじめた四国へんろの旅。次々とできるマメの痛みや避けられない台風、たくさんの難所に悩まされつつも、とにかく歩いた合計六十四日間。自転車でしまなみ海道を渡ったり、カヌーで川を下ったり、信心薄め、観光&寄り道し放題の、タマキング流「非・本格派」へんろ旅の全記録。
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著者が色々寄り道をし、色々な人に出会いながら、大体ゆるく時に真面目にお遍路をした記録を記した一冊。
寄り道や遠回りをするもよし、最短距離を突き進むもよし、人それぞれ色々な道のりがあるのは人生も遍路も同じだと思う。
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「いっぱい歩きたい」という理由で始まるゆる~い四国遍路。
とっても面白かった。
四国は電車で(だいたい)一周したことがあるけれどすごく楽しかった。
また行きたいところBEST5に入る。
そしてやはり次も一周したいような気がするから不思議だ。
別に九州は一周したいなんて思わないから、四国にはそう思わせる何かがあるのかもしれない。
お遍路さんなんてまさにそれで、歩いて一周するなんて本当にすごい。
さらに強者は野宿するらしく、もう何故そこまで…。驚愕。
宮田さんも「だいたい」なんて言いながら素晴らしいお遍路さんぶり。
しかもただ札所に行くだけではなく、四国の自然を満喫しているから頭が下がる。
やっぱり人生に必要なのは余裕なのだと改めて確認した思い。
寄り道する余裕。
未知なることを楽しむ余裕。
余裕があるから人生は楽しい。きっと。
お遍路したい人の力になるのはもちろんのこと、人生をもっと軽やかに楽しみたい人の参考にも大いになる本だと思う。
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四国八十八箇所巡りの旅日記的のようなもの。以前からお遍路に興味があったがなかなか行動に移せず、今に至るのだが瀬戸大橋を渡ればすぐに香川県に行けるという地に居ながらモタモタしすぎである。とある作品(某セクマイ小説)でお遍路が取り上げられており、余計に行きたいのだが体力面やその他諸々に自信が無い+お遍路に対する知識がゼロという事もあり、この本を読んだのだがお遍路って楽しそうだけどいろいろ大変なのだというのもわかり、行ける気がしない。軽い気持ちでお遍路に挑んだら大変そう。