ほんわか近未来サイバーSF
2014/09/07 10:48
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投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
空想的でほんわかした雰囲気
文章が丁寧で二つの世界を描いていてもそれぞれが読みやすい
バトルシーンが弱く、盛り上がる展開がくるのかと思いつつ、そもそも何の伏線も無いので盛り上がらないさっぱりとしたクライマックス
ラストも意味が分かりにくい
外に出たはいいけど、バックアップで仲間を蘇らせたいとか精神病んでる系の発想では?
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セキュリティソフトを擬人化したファンタジー世界とサイバーSFを混ぜた何かだけど本当はそれともちょっと違う感じで難しい。
教授&ジュニアの現実パートと羊達の世界の繋がりが思っていたより薄く、現実パートに種明かし以上の意味が無かったと思われるのが残念なところ。
著者の今後を期待させる一冊だった。
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サーバー内でメールのウイルスを処理して生きる「羊」という仮想世界の生物たちと、そのサーバーを手掛かりにサーバー製作者の失踪を解き明かそうとする現実世界の人間たち、ふたつの物語が交差する、ちょっと変わったファンタジー。羊の設定や世界観は面白くほんわりした雰囲気も良かったが、構成や細部の詰めが甘く、いろいろと腑に落ちない点が残ってしまった。多様性が担保するものの重要さや、他者をどのように必要とするようになるか、というテーマももっと深く書けたのでは。惜しい感じ。
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サーバー内でセキュリティを司る羊型人工知能と、それを開発し失踪した科学者の娘と弟子の話。
娘たちがサーバ調査を行うことで、安定していたが停滞していたサーバー内世界が変化していく。崩壊していく世界の中、主人公がサーバから離脱し、世界を再生させる。
序盤の牧歌的な世界や、そこからの変化が良い。羊たちと外部世界は没交渉のままだったが、なにか辛味があっても良かったかも。
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メールの中にあるウイルスを排除する日々を送る羊達。
そんな彼らに、ある日異変が起こる。
電脳空間の話、な感じです。
ウイルスを選定して食べて対峙する。
自分のパソコンの中でもそんな事が行われていたら
ちょっと楽しいかも、と思ってしまう最初でした。
防ごうとする羊達と、そこへ実験だと色々送る人間達。
外と中の話ですが、羊達が主役…のはず。
創った人はどこに行ったのか、とか
色々問題はありましたが。
何せメールと言う名の紙飛行機を食べている羊達。
想像するに、ほんわかした感じですが
内容はシビア。
最後には、中も外も一応解決していますが
山も落ちも谷もないような…。