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おお、沙村先生のまんがで、ストーリーらしいストーリー漫画を読んだの久しぶりって感じがします。そんな事はないはずなんですが。
ロシア革命が舞台だと私の漫画好きの源流にある「オ○フェウスの窓」が思い出されて仕方がない。ああ、ユスポフ侯が、アレクセイが…なんて違う視点になってしまいます。それを差し引いた星3個ですが、個人的な思いを足せば星がもう1個増えます。
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ご本人のあとがきの通りで、はげ親父のツンデレ話だった。
車椅子の少女とその従者が、何かを求めている物語。求めているのは少女。青年は少女に従い、守っている。さて、少女は何を探しているのか。青年はなぜ少女と共にいるのか。時折おこる青年の体調不良は何が原因なのか。など帝政ロシア末期からソビエト初期の混乱の中を描いた物語で、非常に面白い。だがちょっと最後のほうは駆け足すぎで、もう1冊分くらいあってもよかったかも。作者お得意のエログロ(むしろグロ)じゃなくてよかった。
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凄まじい完成度。
彼が誰なのか、彼女が誰なのか、は薄々わかったが、
個々の設定を超えて互いの関係および感情まできっちり描き切り終える。
手本のような作品。
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何かのレビューで見たけれど、絵柄がロシアの土地柄と良く合っている、とのことで、興味が湧いて読んでみたけれどすごく濃縮されたお話でした。
謎解き、というか、伏線が綺麗に回収されるお話というのは本当に書き手の力が如実に顕われてしまうものだけれど、よくまとまっていて、映画の様でした。
オチも、ちょっと単純なところもあるような気がしないでもなかったし、使い古されていそうな流れではあるのだけれど、読んでいる最中は全然そんなこと気にしないで熱中できたのでよかったと思う。
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奥深い話でした。探し物がそんなに重いものなのか、ちょっと首を傾げましたが。この頃のロシア史を詳しく知らなかったので、興味深く読めました。ここまで書き上げる作者の筆力に感嘆しました。
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正直そこまでして探したいものか、守りたいものかと。
自分が昔の沙村さんレベルのロシア知識しか持ってないからだろうけど。
話の展開の仕方や見せかたは流石だったしラストも嫌いではなかったけど、読み終わるまですごく時間がかかった…ロシア語頭に入りづらい…
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2014 8/19読了。
革命後のロシアが舞台の、表紙にもなっている不可解な二人連れの男女の話。
おっさんがツンデレ。
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おっさんのツンデレって、あとがきに書いてあって、まぁ、その説明がすべてだなぁと。
うーん、こういう関係は成立することはあるのだと思う。でも、それが正しいのかどうかは、微妙に思ったりもします。男に都合がよい感じが、ちょっとする。
最終的には、2人の関係性ってことになるんだと思いますが。
伝わるのは針の穴みたいな確率で、これをやって、「実は優しさもあったのに伝わらなかった」とか言って憤る男がいたらそれはいやだなぁと。
というか、自分がそういう男になりそうでいやだなぁと思うんだろうねぇ。
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表紙と帯でわかる設定だけでも美味しいのに、中身はもっとよろしかった!沙村さんは1巻完結もののほうが好みだなー
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ずっと気になってた漫画家さんで、表紙に惹かれて思わず購入。構図やらコマ割りやら表情やらがとてもとても好きで世界観もあいまってどっぷり浸かったまま読み終えることができました。が、ビエールカをはじめ女性の立ち位置に文句を言いたくなるのは、作者さんが男で私が女だからかと思うと複雑…。
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全1巻。kindle有り。
1916~、ロシア。
フィクション、実在の土地・登場人物が出てくる。
「1933年、ソビエト連邦カレリア自治共和国。
とある別荘(ダーチャ)の管理人であるイリヤ・エヴゲーニヴィチ・ブイコフは、
車椅子の少女・ビエールカと物言わぬ従者・シシェノークに出会い、
奇妙な賭を申し込まれる。
なぜ彼らはこの地を訪れたのか、どこからやってきたのか。
そして互いだけを頼りに生きる二人が背負う、密かな宿命とは――。
とある名家にまつわる、喪失と奪還の物語。」
フィクションのストーリー中心ですが、
ロシアからソ連へ、ロマノフ王朝の最後が少し描かれてる。
感想・独特のムードの作品。
気軽に読み流してるとん?とひっかかったので、
じっくり読みなおしました(笑)
エログロ・・・という程ではないけど、そういう描写もすこーしね。
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歴史のもしもこうだったらをロマンチックに描いていて、意外でした。後味悪くて引きずるタイプの話かと思ったら、意外に爽やかだった。
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よもや歴史ものだったとは。とはいえあまり大きな話にせず、一つの小さな、ありふれた物語としてまとめた点に好感。絵柄も含めて美しい一冊。
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帝政ロシア崩壊前後を舞台にした歴史ミステリー。
シシェノークとビエールカの関係性がよい。脇を固めるのも、一面だけではとらえられない癖のある人物ばかりで、おもしろかった。
エゲツナイ描写もあるが、今回は成功していると思う。
歴史考証を織り交ぜながら、単行本1冊でここまで完成された物語をまとめあげるとは。
読み終えてすぐに再読したくなる作品。
巻末の人物紹介でおさらいすると、すっきり理解できたのでよかった。
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なかなか骨太なちょっと歴史的なお話だった
話の内容や雰囲気に絵柄があっていて世界観がある
ハッピーエンドなのかどうかは分からん