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投稿者:かんけつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
帝政ロシア末期からソビエト初期の話は正直興味は薄かったのでどの程度リアルなのかはわからない。とはいえ、虚実ない交ぜだからフィクションなのだし、興味深く読んだ。ロシアものは人名に馴染みがないのが難点。慣れればなんとかいける。
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投稿者:夏目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史を全く知らない私でもキャラクターのドラマに感動できました。ラスプーチンをもっと知ってたら更に面白味が増す漫画だろうなあと思います。
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投稿者:きっころ - この投稿者のレビュー一覧を見る
痛快さはないが、伏線で読ませる真面目な物語。ロシア人の名前がたくさん出てくるから、慣れていなければキツイし、慣れていればその「饒舌な名前」を文学的に読み解いて楽しめるだろう。
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投稿者:ドロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
連載当初は沙村せんせーのことだからまた女の子が理不尽な目に会うんだろ〜、と思いながら読み始めたらまさかの歴史物。
しかも案外とサッパリ終わってしまって拍子抜けしてしまった。
女の子はやっぱり少々酷い目には会っていますが、そんなに悲壮感も漂わず淡々と進みます。
ロマノフ王朝とロシア革命とラスプーチン、このキーワードにピンときたら読んでみても良いと思います。
ミステリアスな部分とトリッキーな設定に意表を突かれましたが、新鮮な感じで楽しめました。
著者の作風とロシアという舞台の相性からか、画面や雰囲気から寒さがしんしんと伝わってきます。
ロシア人の名前に対する意識は相当なものがある
2015/09/29 23:46
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投稿者:Castella - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと都合良過ぎないか?というようなツッコミ所は多いけれども革命後のロシアを題材にした興味深い作品.長引かせず一冊で完結させたのは良かった.米原万里の著作やロシア舞台の作品を読むといつも思うのだけれど,ロシア人の「名前に対する意識」って本当徹底してる.ビエールカの挙動に強くそれを感じた.
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ソ連が舞台のミステリー風コミックス。沙村さんは本当に抽斗が多い。
主人公ビエールカの身体には障害があるけれど、胸糞悪い展開(魅力ではあるけれど度を越すと苦手です……)にならなかったのは、彼らを引き取ったおっさん、ヴィクトルのキャラ造形の賜物。好きだわヴィクトル。
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作者曰く「禿げたオッサンのツンデレ話」w
ほぼ全ての沙村先生作品を読んでいますが本作と「ブラッドハーレーの馬車」はとても大好きです。(あと「シスタージェネレーター」)
この中盤からの展開がまたなんとも....「やられた感」があってたまらんですよね。
面白かったですし大好きでしたが「無限の住人」を連載当初から追ってきたファンの一人としては早く「無限」に片を付けてこういった作品群を出して欲しかったなぁと思います。(まぁきっと講談社の意向だったんですよね)
先が読めない「ベアゲルター」の続編とエロティクスfでの次回作品を楽しみにしようと思います。
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“禿げたオッサン”が素敵だった。
やっぱり暗いけどブラッドハーレーほど絶望的じゃないし、ロシアの雰囲気も素晴らしく、分量もちょうど良い。一度読み終えたあともパラパラ見返している。これからも読み返すでしょう。
登場人物たちが、基本的になに考えてるかわからないのに、でも魅力的だった。
あとがきにしたがって、わたしも待受を変えさせて頂きました。
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帯の「ロシア」の文字に惹かれて購入。「無限の住人」以外では初。まさかのロマノフ物でにやにやしました。
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両足の無い少女と、その従者の正体は何者か?という点に主眼を置いたミステリ。結構細かい部分に気遣いがあるのはすぐにわかるし、この漫画描くためにちゃんと読むもの読んで勉強したんだな~っていうのが個人的には好印象。わざわざ小説家みたいに勉強したり現地に渡ったりして海外舞台の作品かくような酔狂な漫画家って割と限られてますからなあ。
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『無限の住人』の沙村さんによる、
旧ソ連時代を題材にした歴史ミステリー、でしょうか。
キーワードは、ロマノフ王朝、ラスプーチン、
そして、インペリアル・イースター・エッグ。
活劇などの動的な話があるわけでもなく、
どちらかというと、秘密を抱えた一組の男女の静かな物語。
そこに、沙村さんのエログロな趣味がクロスされて、
大分癖のある内容となっています、、苦手な方はキツイかな。
読後感は春の訪れを予感させるような、、なんて感じるのは、
ソ連が崩壊したという事実を知っているからかもしれません。
ちなみにスネグラチカというのは“雪娘”の意味らしいです、
その意図するところは、、さて。
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ロシア革命を題材にしたフィクションで、普段なじみのないロシアの歴史について少しわかりました。徐々に真相が明らかになるのが楽しいコミックです。
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沙村広明著作・初読。
最初は謎めいた大人っぽい美少女として登場した主人公が、
ページをめくるごとにどんどん年相応に可愛らしくなっていくのが不思議。
「肩の線が女らしくなった」なんて言われて頬染めてるページなんて、カワイイのなんの。
アレで萌えなきゃ男じゃないね、オジさま(笑)
ロマノフものといえば、「アナスタシア」が主人公、というのが定番だけれど、あえてそれを外して大正解。
素直に面白かったです。
でも「お父様」(お義父様じゃなくて実父の方)の
この作者の描写がもうちょっと見たかったかな。
で、お義父様。
ステキです。スピンアウトしてもう1冊分描いていただきたいくらい。
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あとがきに「『ツン95%のツンデレっ娘物語を描きましょう!』と盛り上がったところから始まった」と書かれているけど、蓋開けたらこれ、ハゲ親父のツンデレ物語じゃねえかなどとは読了してから暫く経つまで微塵も感じさせる事がない程に精密で濃厚な「物語」粛々と紡がれておりました。
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沙村作品はこの一定の暗さが続くのが気持ち良い。読み終わったあとにもう一度読むとまた違った読み方が出来て、素晴らしいミステリ。
さらに史実が含まれているせいか、何度も読み返してしまう。
沙村作品が好きな方は読んで損はありません、てゆーか読むべき。