投稿元:
レビューを見る
長かったです。
文庫版で読みましたが、1巻〜4巻で2000ページを軽く超えていますからねえ。
最後まで読めるかなあとやや不安でしたが、飽きることもなく読み進むことができました。
過去の館シリーズと思わぬ形で絡み合っているわけですが、シリーズは全部読んでいるとはいえ、かなり昔のことであまり覚えていなくて、あとで「ああ、そういうことだったのねえ」と気づいたり。
読み進めるうちになんとなく感じていた、というか、もしかしたら?と漠然と思っていたことが、あながち的外れなことでもなかったのですが、すっかりすべてをさらけ出す最後ではありませんでしたねえ。
まあ「闇」は「闇」として「闇」の中に……ってことでしょうかね。
投稿元:
レビューを見る
「食したまえ、この肉を」
奇妙な一族が暮らす暗黒館で、次々と発生する殺人事件。一方で誰もが犯人たりえながら、しかし他方で犯人たりえない事実が次々明らかになり、事態は混迷を深めていく。殺す必要のない男は、何故殺害されたのか? 謎めいた儀式に招待された「私」が食したものは、一体何だったのか? ダリアの祝福とは? 惑いの檻と呼ばれる墓所に「いる」のは「何」なのか? そして、「私」は何者なのか?
※文庫版全4巻の感想まとめてます。
やられました。色々深読みしてたら、意外な盲点を突かれちゃった(´・ω・`)
館シリーズの中にあっては、これまた実験的というか挑発的というか…とにかく、暗黒館からシリーズに入っていくことは絶対にやめておいたほうがいいですね^^これまでの館に触れたエピソードもありますし、館ファンだからこそ楽しめる今作です
感想を書こうとしたらネタバレに触れちゃうので詳しくは書けませんが、ミステリファンは特に綾辻さんの手のひらの上で転がされちゃうかもしれません^^私は転がされまくりましたよ
↓↓こんな感じで↓↓
「あの人物が実は××で実はこの人は××の××で、つまり××は××ではなく××……いや、やっぱり××は……(エンドレス)」
トリックの解明ではなく、伏線の回収に主眼を置いた作品でした。ある人物の最後の一言に、あっと言わされた私はまんまと騙された幸せ者です^^ちっくしょー
んでも十角館には及ばなi(略)
伏線の回収の仕方も少し冗長だったような…
読み応えは十二分ですが、回収系はタイプじゃないので★3つ!
投稿元:
レビューを見る
すいません、これは私には受け付けなかった。
前評判を聞いていればよかったのかも知れないけど、何の情報も得ないまま読み進めてたので、「え、新本格推理小説?」ってなったまま終わった。
ホラー+推理小説で、全てが理屈で解決するわけではないっていうのが(ホラーはホラーのまま残る部分もあったのが)、全てが解決するものと思って読み進めていただけに納得いかなかった。
ところで一番の驚きポイントはアリカ様が寄稿してること(笑)
なるほど確かに今回のような題材が綾辻さんにとって書きたかったテーマであるなら、似たような趣向を持っているんだろうなあ。
投稿元:
レビューを見る
館シリーズ第7作目。
血塗られた浦登家の系譜を受け継ぐ者は誰? 漆黒の館を包み込むのは断罪の炎か。逆転に次ぐ逆転の果て、とうとう事件の真相は明らかになったかに見えたが……。空前の本格&幻想ミステリ巨編二六〇〇枚、ここに堂々の完結!
恩田陸、京極夏彦、宝野アリカ、奈須きのこ各氏の「特別寄稿」を収録の最終巻。
長かったけど、その分楽しませてもらいました。すごい構想。
この面白さを満喫するならシリーズ順に読むことを強くオススメします。
投稿元:
レビューを見る
怖かったー!!というか話がちょっと気持ち悪いというか。。。
「肉」とか「ダリア」とか宗教めいた話が怖かった。
でも長編大好きな私としては読み応えも抜群で楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
呆然・・・ こんなんありか・・・
すっかりだまされた・・・
しかし、1点 残念な点が。
文庫版1巻の他の人のレビューで、中也の正体が書かれているのを見てしまっていたので、4巻での『あの衝撃の記述』でのカタルシスを味わい損ねた・・・。
まぁ、これは完全に自己責任なわけだが・・・ でも、あのトリックにだまされていたので、「そんなわけがない」と自分をダマしダマし読み進めていって・・・。
でも、それ以外にも衝撃の展開だらけだったので、満足です。
これ、カンの鋭い人は気付くんでしょうね・・・
投稿元:
レビューを見る
う~ん。。なんていうのかぁ。そんなオチなの。夢でしたと。。。でも、江南(コナン)は暗黒館の新しい領主とは、すんなり、話しがスムーズに言ってたね。初めてあった人に、しかも、夢で過去の暗黒館を、中村清司の視点で体験した・・・そんなことって
館シリーズを読み続けている人なら、このストーリーは、許せますって思うかな。
あの、火事で、玄遙はどうなったんですかね
投稿元:
レビューを見る
またやられたナリ。(1~4を総合評価するナリ)
暗いし、悲しいし、寂しい、いつも通り。
怪しい、謎々、暗い、寂しい、悲しい...
いつも通りですね。
この4巻で謎が解決解決で、暗い雰囲気がなんのその、怒涛の解決編で、進む進む。まぁ、そうは言っても、これだけ厚い作品なんで、そこそこなんですけどね。
読み始めた頃は、暗すぎて、読むのが辛いと思ってましたが、進むにつれて慣れます。
シリーズの集大成とも言える作品。
十角館の殺人から、また読み直そうかしら。
投稿元:
レビューを見る
暗黒館をめぐる殺人事件の解決編。
も、びっくり仰天な展開で、いやはや驚きました。
つか、これって推理小説として、OKなのか??
確かに、最初からフラグはあるし、そのフラグは、妙な違和感になっていて、それが魅力になっているんだけど、それは物理的に無茶なんじゃないかと思うですよ。
と、びっくりな展開もあれば、予定調和というか王道な展開もあって…。
このへんのバランスが絶妙。
絶妙だから、とんでも展開もなんか納得させられるというか、煙にかまれちゃいました。
ともあれ、館シリーズを読み続けている理由、建築家中村青司が……で、満足です。
うん。満足いたしました。
投稿元:
レビューを見る
■逆転に次ぐ逆転、そして美しき破局(カタストロフィ)
血塗られた浦登家の系譜を受け継ぐ者は誰? 漆黒の館を包み込むのは断罪の炎か。逆転に次ぐ逆転の果て、とうとう事件の真相は明らかになったかに見えたが……。華麗にして精緻。綾辻ミステリの真骨頂!空前の本格&幻想(ゴシック)ミステリ巨編2600枚、ここに堂々の完結!
投稿元:
レビューを見る
「館シリーズ」の第7弾。
全4巻からなるうちの最終巻。
「館シリーズ」の集大成と呼ぶに相応しい内容。
いままでの作品の要素がふんだんに盛り込まれていて、それだけでも楽しめました。
物語自体にも精密な仕掛けがしてあって、最後に明かされる事実にはテンションが上がりました。
投稿元:
レビューを見る
個人的には好きでしたが、館シリーズを初めて読まれる方には絶対にオススメ出来ない一冊。
シリーズの集大成であるであろうこの作品を読まれる前に、必ず十角館から順に読んでおいて頂きたいです。
人間関係がややこしく、物語が長く、そして視点飛びが多くて読みにくい。それでもこれまでの館ファンとしては、嬉しい作品です。
要所要所に懐かしいモチーフが出てきて、読み終えた後はもう一度シリーズ最初から読みたくなりました。
家族構成が複雑で、忌々しい内容。
伏線やトリック、からくり。どれもこれまでの物語ほど、要になってはいないと思います。
そう言った部分よりもこの物語全体が、館のパーツになっているのかも。
長い構想期間を経てようやく世に出された、作者がどうしても書きたかった物語なのだと思います。
投稿元:
レビューを見る
館シリーズを読んでいるものにとってはヒントになる部分もあれば、逆に知っているからこそ騙される部分もあって、その辺はミステリとしてぬかりない。とにかくこれまで果てしなく広がった暗黒世界を、見事に収束させてある。
投稿元:
レビューを見る
長さはとても長かったが、(四)ですべてを覆す展開があって一気にスピードある展開になった。中村青司の原点を辿る面白い流れだった。これを読むと今までの館シリーズを再度読み返したくなった。また十角館から読もう!
投稿元:
レビューを見る
物語は佳境へ!
犯人は・・そしての違和感の招待は・・・・
Anotherのときもすだったが、この物語は
作者VS読者なのかもしれない。
この作品も好き嫌いがはっきりするのかもしれない。