投稿元:
レビューを見る
浅草の老舗の呉服屋の娘として育った天真爛漫な麻子と、そんな麻子にコンプレックスを感じる夫の誠司。
かたや京都の大手葬儀屋の娘で典型的な京女の千桜と、婿養子となり次期社長の椅子が約束されている正隆。
お互いにどこか心のひっかかりを感じていた二組の夫婦が些細なきっかけで交わり…。
非現実的なシチュエーションの中にもありがちな男女の機敏が見え隠れしていてはまってしまった。
あれだけの嵐のあとにあっさりと突き放すようなラストを持ってくるあたり、読者に考えさせるような作品だ。
投稿元:
レビューを見る
【『ダブル・ファンタジー』を超える、衝撃の官能小説】浅草の呉服屋の一人娘結城麻子はアンティーク着物の商売を始めた。着物を軸に交差する二組の夫婦。かつてなく猥雑で美しい官能文学。
投稿元:
レビューを見る
共感する部分も多く、自分たち夫婦は大丈夫かしら?と考えさせられました(^^;
だけど、麻子のおばあちゃんは最高!
こんなおばあちゃんになれたらいいな~
投稿元:
レビューを見る
村山由佳さん、どうしたという感じ。
ダブルファンタジー以降。
これはもはやSFかも。
それはさておき。
自分も誠司のような、、、なのか
人ごとではない気がする。
後ろを何度か振り返ってしまった。
おばあさんの言葉が突き刺さった。
投稿元:
レビューを見る
話の流れがとても面白かったです。
あれ?村山由佳さん作風変わった?
最近の読んでいなかったから、読みながらずっと感じていました。
麻子さんが、一番まともかな〜。
誠司さんの壊れ方、落ちていく感じ、痛々しかったです。
最後のプレー?あれはキツイ(苦笑)
千桜って名前、素敵だなぁって最初思ったけど
読後、この人最悪って思ってしまいました。
この後、どうなったのだろう?
元さや?
いずれにしても、幸せな結末では無いと思います。(^^;;
投稿元:
レビューを見る
麻子が何故正隆に惹かれていくのかがよくわからない??
登場人物の誰にもうまく感情移入できず(T_T)
しかし、文章の心地よさは大いに味わえました(*^^*)♪
つて、なんちゅー感想だ(^-^;
投稿元:
レビューを見る
本気の不倫の気持ちが鮮明に書かれていてドキッとするところがたくさんあった。
同じ状況にあるので、自分との葛藤がよく伝わってきて同感する場面がいくつもあった。
投稿元:
レビューを見る
帯で『ダブル・ファンタジー』を越える衝撃の官能世界。→はい、越えました!設定も素晴らしく2組の夫婦個々がとても魅力的だった。
投稿元:
レビューを見る
昼ドラを激しくした内容だった。
誠司と麻子、正隆と千桜の二組の夫婦が、お互いのパートナーを入れ替えたダブル不倫のような展開で話が進んで行く。
極端なくらい虐げられることで性欲を満たす誠司が、これまた極端なくらい他人を虐げることで自分の性欲を満たす千桜との関係にどんどんと深みにはまって抜け出せなくなっていき、最後には自分の命を落としかけたところで、物語が終わる。
その同じタイミングで正隆と麻子が躯を重ねようとしているときに、誠司が変態プレイで死にかけるという出来すぎた偶然。
夫婦の関係とは何ぞ、ということを考えさせてくれたような気がするが、実際にあったらちょっと怖い気もする。
投稿元:
レビューを見る
端的に説明するならば、SとSの夫婦と、MとMのそれぞれしっくり行っていない夫婦が知り合い、お互いの性癖も知ってしまう。しかし、Sの夫とMの妻は『恋』と思い、Mの夫とSの妻は『欲望を消化できる相手』となるところが、この作家さんのよく考えた所だと思う。ともすれば夫婦交換のエロ小説になってしまいそうな物語を、江戸の粋と京都の艶を着物に著してスパイスにしていると思った。
でも、まぁ、アダルト小説でしたけどね。
これはブラック村山の方……とは簡単に判断できない人間の業の物語だったけど、おいコーとかと比べてしまうと分類的にはやはりブラックの方だったかと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
浅草の呉服屋の一人娘、結城麻子はアンティーク着物の仕入れで、京都の葬儀社の桐谷正隆と出会う。野心家の正隆がしだいに麻子との距離を縮めていく一方、ほの暗い過去を抱える正隆の妻・千桜は、人生ではじめて見つけた「奴隷」に悦びを見出していく……。かつてなく猥雑で美しい官能世界が交差する傑作長編。(裏表紙より)
投稿元:
レビューを見る
可もなく不可もなく表面上うまくいっていた2組の夫婦が、ふとしたことで知り合いになり、お互いの夫・妻と欲望におぼれていくような不倫の官能ラブストーリー。
投稿元:
レビューを見る
本なのに,言葉が,手触りそのものって感じで,官能も伝わるけど,思いも会話も表情も仕草もまるで目の前にその人がいるよう。触れているよう。匂い立つよう。そのせいか,私にとっては主人公の惚れた相手が,ちょっと好きになれないタイプで,いまいち好感を持てなかったのですが(苦笑)。主人公に,こんなおばあちゃんがいてくれてよかったなぁ。神様は組み合わせは間違えないけど,順番を間違えることがある。そう言ってくれるおばあちゃん,すてきだ。
投稿元:
レビューを見る
2組の夫婦が相手を変えるとこんなに燃え上がるんだろうか
所詮。秘め事だからなんだろう。
段々エスカレートしていく誠二と千桜
そんなゲームで命までもとられそうにならないと
止められない事もあるんでしょうね。
この後の夫婦の再生?離婚?の続きを読んでみたいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
4人の視点から描かれていて、2組の夫婦の話。
自分も同じ視点から見れる立場になってから、夫婦のセックスについてとか色々共感とか考えるものがあった気がした。
投稿元:
レビューを見る
愛ほど美しく汚れたものはない。
人間の欲望の汚らしさから見れば、性的描写でさえ美しく感じます。
その汚さこそが人間の美しさなのでしょうか。