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2010.09.13 (77) 星を継ぐものを読みこっちも再読したくなったが本屋になくアマゾンで「巨人たちの星」と一緒に購入。こういうときネットは便利だ。
ハント博士がガニメアンがいる前でもどこでも煙草を手放さない描写が今とは隔絶の感がある。しかし30年ぶりぐらいに読んでも面白いハードSFは凄い。
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星を継ぐものシリーズだけど、この本も相当に濃いなぁと。きちんとした続編になっているのも凄いし、登場人物達の推理も相変わらず切れていて面白い。
こういうSFが遠い昔に発売されているという事実を知るに、自分が知らないけれども面白い本って世の中に大量に転がっているんだろうなーと思ったりする。
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前作に比べるとだいぶ密度は薄くなっているものの、異星人とのファーストコンタクトから地球人に受け入れられるまでの過程はガニメアンの人柄もあって非常に楽しい。
最初の方に提示された謎は最後に説明されるものの、なんとなくまだ物足りない感があり、続巻を読むのが楽しみです。
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ガニメデの巨人さんたちは、どんな姿をしているんだろう。
想像力とぼしいので、すぐに思い浮かばなかった......
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30年も前のSFなので、古典といえる領域の本。米ソの対立構造がちょっと書いてあったりするところが時代を感じさせるが、内容そのものとぜんぜん干渉しないし、そういう時代があったということを思い出す程度の影響しかない。
さて、内容は異星人の2500万年前の遺跡を調査していたら、異星人にあっちゃいましたというもの。特に事件が起こるわけではないが、それぞれの文明の進化の謎について登場人物が考察していったり、地球人・異星人がお互いの人種について感想を述べたりしたりする内容になっている。
考察の進め方も論理的で、まぁ、よく考えたわなぁ、と思えるほど。お互いの進化の歴史の仕組みを考えるところなどは、純粋になるほどねぇ、と感心してしまう。
更に、圧巻だったのが異星人の地球人に対する評価。異星人は進化の過程で肉食動物がいない世界で育ったため、競争心がない人種だったという設定となっている。このような人種からすると、人類というのは闘いを好む生き物であるという評価になるらしい。確かに、戦争は絶えないし、スポーツも基本的に競争だし、政治も経済も全て競争で成り立っているし、この評価は確かになるほどと思った。
この本では、戦争がなくなった世界なので、人類は宇宙のルールという謎の向かって闘志を燃やしている姿が描かれている。将来、こういう風に平和な方向へ人類が全力を尽くす日が来るといいなぁ、と単純に思ってしまった。
2011/01/09読了
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人類と異星人との交流を微笑ましく思いつつ、新たな謎にもドキドキ。
続編なのに、同じ著者なのに、星を継ぐものとは全く毛色が違う内容には驚いた。
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星を継ぐものの続編〜 三部作の真ん中らしいけれど、最初の次から次へと謎が広がり解決されてゆく所は殆ど無くなってしまって閑話休題、みたいな雰囲気。でも、鱗片はそこかしこに。人物の描画が増えたり意図的に三部作の最後に向けたお話にしてるのかな、と次が気になる!
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前作「星を継ぐもの」ほどのインパクトはないし、
生きた宇宙人があっけなく出てきてしまうので、
(しかもいい奴たち)なんか拍子抜け。
前作のようなドキュメント風テイストはあるし、
悪くはないけど、前作より古さを感じてしまう。
主人公らが合理的・科学的に分析を進める話のはずなのに、
楽天的なストーリーになっていて、
そのへんが古さを感じる理由かもしれないけど、
ディストピアものが多い昨今では逆に新鮮なのかも…
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人類の未来が明るく輝いている、所々でそんなふうに感じるとても好みなお話でした。
前作同様とても面白く、全体的な話の構成がとても上手くて面白いです。
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ホーガンの『星を継ぐもの』シリーズ第2弾。
前作同様、プロローグで過去が語られるんだけど、最初、何の話をしているのかわからなくて何度も読み返してしまった。結局、前作でもだいぶ読み進めないとプロローグの意味はわからなかったことに思い当たり、諦めたけど。でも、わかる段階になってプロローグに戻ると、ものすごい感慨深くて、そういう構成力が素晴らしい。
今回は地球人やガニメアンの進化に割と焦点が当てられていて、突き詰めれば、「我々は何者なのか」という人類普遍のテーマだったように思う。現実の科学的理論としてはたぶん、穴がいっぱいあるのだろうけど、素人が読んでいる分にはものすごく説得力があったし、ロマンも感じた。これまでの私の知識に反する事実はなかったし。もし、本当に、この物語の中にあるような発見があれば、事実、そういう風に議論されていくんだろうなぁ。地球よりも太陽から遠い、ということから、地球とは全く別の進化の形態を創造してしまうその創造力には脱帽です。
願わくば、地球外生物にはガニメアンのようであってほしいし、地球人もまた、そういう人類に発展していって欲しい。きっと、そういう祈りみたいなものも、この作品には込められているのだろう。
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2011 6/26読了。WonderGooで購入。
前作『星を継ぐ者』に比べるとガニメアンとのやりとりが中心になったりとフィクション色は強くなっているけれど、クライマックスが科学的に過去の事実を解明していく点にある、という点は前作と共通。
2500万年の間に惑星ミネルヴァで生物の進化になにが起こっていたのか、『星を継ぐ者』で明らかになった人類の起源をさらに遡っていく話。
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非常に面白かった。入院ということもあってか、一気読みだった。
前作「星を継ぐもの」を読んでから何年も経っていたが、特に苦しむことなく読めた。さらに前半部が説明になっていて苦しむかと覚悟して読みはじめたが、序盤から熱い展開で絶えず興奮させられた。
確かに宇宙人などがバシバシ登場するあたり、あくまで月面で5万年前の人間の死体が見付かったというまだリアリティーのある謎に科学で立ち向かった「星を継ぐもの」よりかは劣るかとも考えられるが、ものは見ようで、宇宙人が登場する分、やや親しみやすくなっているし、さらに言えば宇宙人さえ許容できれば、やや毛色は違うものの前作同様の知的興奮は間違いないだろう。
SFは「星を継ぐもの」とその続編である本作しか読んだことのない僕だが、そんなSFとは無縁の僕でも十二分に楽しめた。SFはちょっとという方にも是非是非オススメのシリーズである。
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ジェイムズ・P・ホーガンのガニメデの優しい巨人を読みました。星を継ぐものの続編でした。前作では、月で発見された5万年前の人間のミイラから、人間の祖先がどこから来たのか、ということが解明されていきます。その設定の大胆さ、論理構成の緻密さから、物語を面白く読むことができました。そして、今作では、ガニメデで発見された2500万年前の宇宙船から火星と木星の間にかつて存在した惑星で繁栄した文明がどのようなものかが解明されようとします。驚くべき事に、2500万年前から相対性理論の壁を越えてその文明の住人達が現在の太陽系に戻ってきます。そして、その宇宙人と人間の接触により、人間は自分たちの出自を再度考えることになるのでした。このシリーズの3作目も購入したので、そのうち読んでみることにします。
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J.P. ホーガン1978年の作。異星人がとても人間に似ている(しかもものすごい善人で酒好き)設定で、思わず苦笑してしまうが、これも時代のなせる技か。楽観的で楽しいが、やっぱり「星を継ぐもの」ほどのインパクトはないかもしれない。
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星を継ぐものに続いて20年くらいぶり再読。
いよいよガニメアン登場。
科学的謎解きのカタルシスは前作には及ばないけど、かわりに友好的ファーストコンタクトの描写が楽しめますな。
ま、私は前作のがより好きかな。
とはいえ、シリーズまとめで超おすすめ。