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朝5時に目覚めてジェイムズ・P・ホーガン作品を読む。異星人とのコンタクトは紳士的でこうありたいものです。ゾラックがいい味出している。続編がまた気になってしまった。
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「星を継ぐもの」の続編。前作からさらに新しい人類の謎に迫るハントとダンチェッカーのコンビが頼もしい。
ファーストコンタクト、重力制御技術、人格を持ったAIコンピュータ、人類誕生の謎の探求などSF要素的にも満載。
現世の人類が人為的に変異を加えられたものという観点で人を描き、ともあれ我々は生きていく。という流れで人を描くのはナウシカもそうだけど、わりとある設定なんですかね。
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・「星を継ぐもの」の続編。前作は発見した事物から結論を掘り起こすスタイルを取っていてそこに魅力があったが、本作ではいきなり結論の塊とも言えるガニメアンそのものが登場する。なんだそりゃと思いつつ、それでもホーガンの描く未知との遭遇は興味深く面白い。特にガニメアンには闘争本能が一切無く、人類の歴史が信じられないという行はゾクゾクしながら読んだ。そしてその血塗られた歴史を持つ人類の創造主が明かされるまで一気に読み終えた。
・この続編も結局「星を継ぐもの」のプロローグにあるガニメアンについては触れず、更に続編を読むしか無い。
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タイトルが素敵よね。ガニメデの優しい巨人。
2作目と並行して星野之宣版読んだんだけど、展開の違いにびっくり。あれはあれで先が楽しみだけど、やっぱりホーガンの原作面白い。若干話がわかりやす過ぎるかな。
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前作からさらなる宇宙の拡がりを見せた今作。まさかの異星人種ガニメアンと遭遇!なんということか。
宇宙ってすごい。
いつものハント博士とダンチェッカー先生の談義はアツイし、ゾラックちょっと可愛いし、まったく飽きさせない展開。
いくつかの謎が解明されて、さらなる謎へ。
優しいガニメアンの旅路にどうか幸あれ。
そして彼らの思いやりと期待に恥じぬよう、我らは背筋を伸ばし、誇りを持って生きなくては。
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前作「星を継ぐもの」を読んでて、続編を読みたいと思いながらも、なかなか機会がなくやっと読了。
ややパワーダウンしたと思うが面白い。前作からの謎が引き続き提示されて、また新たな謎も・・・。
ただ、前作と違って、この作品では地球人と異星人のコミュニケーションが頻繁に描かれており、その辺は好みに合わない。安っぽいアニメや漫画を見せられてるようだ。とは言え、テーマは人類の起源等、興味深いものだけにお子様向けの小説じゃない。
続編の「巨人たちの星」も読みたくなった。
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―――木星の衛星ガニメデで発見された異星の宇宙船は二千五百万年前のものと推定された。
ハント、ダンチェッカーら調査隊の科学者たちは、初めて見る異星人の進歩した技術の所産に驚きを禁じ得ない。
そのとき、宇宙の一角からガニメデ目指して接近する物体があった。
『星を継ぐ者』の続編
前作で残された謎が次々と解き明かされる
この本は
異星人との対面を通じた、すなわち、異星人という比較対象を置いたことでより強調される、人間讃歌の物語である。
……とか思ってキュンキュンしてたら
最終章とエピローグでさらに持ってかれた
これは更なる続編『巨人たちの星』読まざるを得ない
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星を継ぐもの」の続編です。前作の衝撃的な終わり方で2作目である本作には読む前から相当な期待感が有りましたが、前作の印象が強すぎるせいなのか本作のモチーフが前作中でも話題であった地球人の起源で新鮮さに欠ける為なのか、ちょっと残念感のある作品でした。
前作からの情報としては、
1)かつてミネルヴァという惑星があり現在の地球の衛星である月はその衛星だった。
2)ミネルヴァには2千5百万年前にガニメアンンという巨人が高度な文明を形成していた。
3)ミネルヴァは二酸化炭素濃度が限界を迎えつつあり惑星の天候改良か別の惑星に移住する必要があった。
4)約5万年前ミネルヴァに別の人類ルナリアン同士の戦争が勃発し惑星ごと消滅した。
5)現在の地球人はルナリアンの生残りが起源である。
本作は前記、特に5)を起点としており木星付近で偶然に遭遇した天候改造実験に彼方の星に向かっていたガニメアンとの交流を中心として地球人の起源解明に注がれております。
作中、科学者の難解な推論シーンが多く少しゲンナリしますが壮大な物語の魅力に巻き込まれて項が進みます。
本シリーズは4部作ですので早速次作「巨人たちの星」に取り掛かります。
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『星を継ぐもの』の続編。前作は五万年の謎だったが、今度は更にスケールアップして、なんと2500万年の謎です。2500年前の宇宙船が出てきます。地球外知的生命体が出てきます。地球にやってきます。
宇宙船や宇宙人と聞くと宇宙戦争が起きるのかと思ってしまうが、とんでもありません。人間と彼らとの交流が描かれています。彼らが人間と違う社会性を備えた経緯などはとても面白いです。
しかしラストの謎解きのもっと上手いやり方はなかったものかなと思ってしまいました。二人で話してるだけじゃ・・・。
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2500万年という圧倒的な時間の流れの中での生命の営みを、まあ、よくこうも想像できるモノだと感心するしかない。
最近の文庫と比べればその圧倒的ボリュームは2冊にも3冊にも相当して、読み切るのに何日もかかるが、本当に読み応えがあって素晴らしい。
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ホーガンの構成力はやはり凄いと思った。
今回はダンチェッカーがかっこよかったのも良かった。
ガニメアンの特性について、きちんと科学的な根拠を述べていく様が非常に面白かった。
人間にも言えることだけれど、心理学的哲学的要素に対してしっかりと歴史的根拠を持って読み解いていく姿勢は非常に好きだなと思った。
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名著『星を継ぐもの』の続編。巨人がめっちゃ優しい。明かされる人類誕生の謎は、やや無理矢理感もあるけどなかなかに良い論理建て。読んでて『リング』シリーズの続編っぷりを思い出した、やや無理はあるものの面白い、的な。
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星を継ぐものの続編。
むっちゃ好き。
今読むと何だかなあ、と思うところが無くもないが、中学高校辺りで何回も読んだ。
果てしない人類礼賛はちょっと恥ずかしいけど、それは更に巨人たちの星に続いて行く。
さて、うちのどっかにある筈やけど、探すのが大変。
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第一作の星を継ぐものも面白かったが、これはそれ以上に面白かった。謎を解く要素は第一作に軍配が挙がるが、ガニメアンの人柄に笑みがこぼれる内容だった。現実の人類が地球外知的生命体と邂逅する時も本作のようなものであればと願わずにはいられない内容。また、人類に対する著者の賛美も美しく勇気付けられる素晴らしいものだった。
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「…(人類は)もう最悪の段階は通り越したんだ」
この物語が生み出されたのは、1978年だそうだ。
冷戦真っ只中。70年代初頭は、一瞬東西の緊張が緩和する方向へ動き出したかのように思われたが、後半は新たな火種が燻り始めた時でもあった。
冷戦と云っても、アメリカとソ連が直接交戦しなかっただけで、その代理戦争は世界中で起きたことは周知。
そう云う時代背景を踏まえると、この物語に込められたのは楽天的な人類賛歌ではなく、作者の祈りにも近いようなものだったのではないか。
先年、ホーガンは亡くなったが、未だ紛争の絶えない人類を、彼はどんな風に捉えていたのだろう。