子供の純粋な気持ちが。
2016/12/30 09:41
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投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
表現が少々難しくて、読みにくい感は正直ありました。
ストーリーも読んでみれば難解なものではありませんが、ゆっくりとした展開で、中だるみ感がありました。
が、後半以降は核心に迫る内容で、スピードアップとなりました。
子供の純粋な気持ちと、母親の気持ちの葛藤。
ラストは感傷的になってしまいました。
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今年の夏、碓氷鉄道記念館 シェルパ君 ガイド車掌 霧積川を越えるとき 西条やその詩 人間の証明 読みたいと思った。 映画やTVでも見たことがなかった。
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2013年6月から真面目に読書を始めて200冊目!!
古いながらも映画やドラマその他もろもろ映像化された名作!!
読破して理解した。淡々と物語と進む…でもどうつながっていくのか…
冷静に興味をそそりながら最後は安心と共に悲しい気持ちになった複雑な作品。
私はオススメします。200冊目に相応しい作品でした!!
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名作の誉れ高き本作だがいまいちピンと来ず。作品としては十分に面白いとは思うが、どうもストーリー同士の関連や伏線に唐突感やとってつけた感が否めない。利己的かつ刹那的な判断を繰り返した者とそれに人生を狂わされた者たちとのストーリーであるが、重厚な人間ドラマと言うには一歩及ばず。サブストーリーを絞り、棟居とジョニー、八杉の心情にもう少し深く入り込んだほうが味わいが出たように感じる。
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お、面白そうだな、という感覚が読めば読むほど削がれていく感じでした……。あとまあ、男性作家の書く男女関係のテンプレートみたいな。女から見たら胸クソ悪いだけのやつ。伏線しいて回収したとこまではいいけど回収の仕方は平凡。
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有名な台詞、森村誠一への勝手に親近感により、いつか読まなくてはと思っていた作品。
読み始めは「推理小説だったのか」と残念に思ったが、時折描かれる棟居刑事の奥底にある怒りの熱量に触れ、犯人と動機だけでなく、人間を信じないこの刑事のことももっと知りたくなってくる。
人間は心がある。人間は人間を信じる。
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全体的にストーリーの組立が良く出来てるなーと思いました
最初読んでる内はどう言う風に進んで行くんだろう?と思ってましたが、登場人物それぞれの人間性が出てきてリアルな展開に引き込まれていきました
最後はまさにタイトル通り「人間の証明」となり、今一度人の心の底にある物を改めて考えさせられる内容でした
「全て失ったが1つだけ残したものがあった」この一文がこの作品のタイトルに込められた思いの全てを表しているんだろうなと深く心に刻まれました
事件の真相ばかりに気持ちが行ってましたが、終わりに向けての複数の伏線の回収も見事でした
ただ、難しい表現が多かったのと、性的な表現が好きじゃなかった、、、と言うか多く感じたので☆-1で
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2回目の読了。初読の20代前半に読んだ際はテーマを理解しておらず、推理小説ばかり読んでいたこともあり証拠不十分で母性に訴えた落としというものが気に食わなかった。
だが今回の読了では、実際に確実な証拠が揃った事件など殆んどなく、殺人事件では加害者の多くが近親者ということから、現場ではこういった落としが多く行われているのではないかとリアリティを感じられた。
全体の構成は伏線が見事に回収されていて素直に面白い。
が、浮気相手がやけに協力的だったり、戦後の混乱期についてはやや理解し難いところがあり、この作品の面白さを理解するには自身の人生経験や想像力がまだ不足していると感じた。
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これは凄い小説だ。
読後、思わず心の中でつぶやいてしまった。
「Mama do you remember?」という印象的な音楽と、黒人の子ども、そして風に舞って落ちてゆく麦わら帽子のシーンを、昔TVで見たことを鮮烈に覚えているが、映画も観ておらず、小説も読んだことがなかったが…。
特に最終章に向かうクライマックスは、登場人物のモノローグで語られ、少しずつ真実に迫ってゆき、最後に一つの大きな物語を終結させる。
読み手は結末に向け、隠された真実を刑事と共に追い続けるかのような気持ちになってくる。そして徐々に明らかにされてゆく過去、それぞれの切羽詰まった思いに胸を打たれてしまう。
とりわけ、人間の情愛、怨恨、欲望や自己保身が計算されたように交差し響き合う後半部分は、引き込まれるかのように読み進んでしまった。
いつの時代にも共通する人間の哀しさと、自分の中にもある醜さを呼び起こされるような作品だった。
本書の初版は1977年。50年近くも経過した作品とは思えない。
考えてみると、「事件発生に続く後半の謎解き」という流れは、本書への解説として寄稿している横溝正史の作風にも通じるものがある。この頃はこのような骨太な作品が多かったように思う。
文句なしの星5つだ。
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「麦わら帽子」の詩の印象が強烈にあったが、映画の印象だったようだ
原作は初めて読んだが、力強いミステリーであっという間に読み終わった
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「人間の証明」のタイトルが出てきたときはゾクッとしました。
犯した罪は許されないし、犯人が殺人を犯してまで守りたかったものは全て喪ったけれど、人間だと証明はされた。
母の思い出だけに縋って日本までやってきたのに、生活と地位を守りたい母に殺されてしまうのは悲しい。松本清張「砂の器」に動機が似ている気がします。
全ての人間を憎む棟居さんを始めとする警察の執念も凄かったけれど、まさか棟居さんの父親が彼女を庇ったことで亡くなった原因の女の子が八杉恭子で、父親を殺した米兵のひとりがアメリカで事件を追ってくれていたケン・シュフタンだったなんて…因果因縁、と思いました。
妻に蒸発された男が、妻の不倫相手を突き止めることから始まるエピソードはいきなり始まって何の話?となりましたが、こちらも男と不倫相手の執念がすごい。メインの事件との絡みも。
古い作品なので男女観など相容れないものがありましたが、面白く読みました。西条八十の詩が印象的でした。
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棟居刑事は刺殺された黒人の事件を捜査するが、次第に過去の因縁や様々な人間の業をも手繰り寄せてくる。
緊張の高まりに伴って、徐々に謎が明らかになり、最後には周到に用意された意外性が待っている。
名優、松田優作さんが出演してる映画版もいつか観てみたいな。
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有名タイトルだが読んだことがなかったので改めて。
初版が1977年とのことで、さすがに古さは感じるものの、最後まで一気読みできる面白さは不朽の名作たるゆえんか。
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『女妖記』西条八十を読んでネットを関連検索したら
さんざん聴いたので耳に残っている
「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?」
が飛び込んできて
『人間の証明』森村誠一をまだ読んでいない事に気づき、やもたてもたまらず。
やはりおもしろかった。ほんと、話題が爆発している時には読まない天邪鬼。
有名な霧積温泉がキーワードだが、ここにも富山の八尾町が登場して
おわら節がでてくるのが偶然の妙。
*****
感想は古い文庫本で読了したもの
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それぞれの登場人物が最終的に棟居の生い立ちの中に関係していることがわかり、途中の段階でも物語の展開が気になって一気に読みました。