こいつはおもしれぇや
2015/08/23 09:39
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投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
またまた主役を変えて…今回は曰く付きで潜り込んできた男。前巻では道具屋の若旦那が快刀乱麻("⌒∇⌒")の活躍でお得意の因果鑑定だったが、不思議と店に寄り付けない?はてなと思いきやなるほどの結末!とは云うもののお役人にはどう説明したのやら(≧∇≦)それでもやっぱりこいつはおもしれぇや
やっぱりテイスト自体はずれる。
2015/11/09 14:05
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物や古道具屋の商売などはけっこう生き生き描かれていておもしろい部分もあるのだけれど、化け物が出てくる部分に興味が持てない。うっすら幽霊が現れる程度ならともかく、スプラッタ映像みたいな形で血が出たり内臓が出たりしている化け物を出されるのは好みじゃない…。
今回は、盗みの手引きが目的で店の奉公人に収まった主人公が、しっかり働くうちに最後は悪しき心から立ち戻るという大きな流れがあって、それぞれの独立した話以外にもまとまりがとれている点がよかった。
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有能な手代だった益治郎は、主の息子に盗みの濡れ衣を着せられ小間物問屋を追われた。失意のあまり盗賊の誘いに乗り、怪しい古道具屋に転がり込んだ益治郎。盗賊たちは開かずの蔵に眠るお宝に狙いをつけた。だが店主からして小僧に店番を任せ釣り三昧、憑きものとがらくたばかりの皆塵堂に、お宝ってあるの!?
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今回、皆塵堂にやってきたのは、濡れ衣で首になった店への復讐を心に誓う男。
目的のためとはいえ、よく働くね~(笑)
再登場の礼蔵さんが活躍したのも、なんだか嬉しい。
それにしても、巳之助の女性を判断する基準の優先順位には笑った!さすが、巳之助。それでこそ!
素敵な奥様が見付かるといいね。
そして、茂蔵もなんだか憎めない。
先が楽しみでたまらない。
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来月に4作目の「迎え猫」が文庫化するので、積んでいたこちらを消化。
あとがきでネタを絞り出すのに苦労された様が書かれてましたが、気が付けば6作目まで出てるのですよねぇ。感心、感心(笑。
どの怪談もおもしろかったのだけど、人形の幽霊の由来とその後がすごく気になる~!
するすると糸が繋がって、しっかり納まるところに納まるのは流石。
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「古道具屋 皆塵堂」シリーズ第三弾。
今回の主人公は、小間物問屋で有能な手代だったが、盗みの濡れ衣を着せられ店を出されてしまった益治郎。
復讐を誓った益治郎は、どう見誤ったか皆塵堂を狙う伝説の盗人 甚左の誘いに乗り皆塵堂に勤めることになるが......
第四話「人形の囁き」では、人形に取り憑いた正体が亡くなった娘かと思いきや、実は中年の男だったとか笑ってしまった。
それにしても太一郎の能力が何やら神憑ってきてます。
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シリーズ第3弾。
今回ネコと太一郎の出番は少なめ。
それでもやっぱり個性的なキャラクターが
ストーリをより面白くしてくれています。
今回はホラー<ミステリーっぽさを感じた1冊でした。
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宮越礼蔵の名前のルビ、2巻も3巻も本編では「らいぞう」なのに、今回の人物紹介で「れいぞう」となっていたのが、ちょっと気になりました。
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このパターン、そろそろ変えてほしい気も。
身に覚えのない濡れ衣を着せされ、長く勤めた橘屋を追い出された益次郎。
橘屋に仕返しができないかと悶々とする時に出逢ったのは。
成り行きで皆塵堂で働くことになった益次郎。
かなりのやり手で、店前で呼び込み、せっせと道具を売り、商品を片付け、大道具を売り込むために長屋回り。夜は峰吉に読み書きを教えることまで。
同じ苦労人でも前作の庄三郎とは随分違うなあ。
そんな庄三郎も今回は不器用ながらも益次郎を助けようと働く。頑張ってるのね、なんてついほっこり。
相変わらず、事件は凄惨、だんだんと明かされていく過去も陰鬱。
でも、また皆塵堂の面々がのんびりと解決していく。
礼蔵さん、男前です。
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三作目で、またまた皆塵屋の奉公人(被害者?)が替わった。太一郎も庄之助も顔を出すので、このまま人がどんどん増え続けるシリーズなのかもしれない。(登場人物を覚えるのが苦手なので、ちょっと心配。)太一郎より巳之助のほうが、たくさん登場している。でもって、結果的には猫の鮪助が一番偉いということがわかった。
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シリーズ3冊目。毎回主人公が変わるので、登場人物が増えてきて楽しい。勧善懲悪というかんじで、安心して楽しめる。
2018/5/6
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慣れてきたのかな、どんどん読みやすく面白くなった~
なかなかまずい奴との関わりになってしまったけど、紙一重で踏みとどまれるのが天下分け目よね
自分ばっかり辛い、から抜け出して、自分の幸福のことだけを考えられると先に進めるようになるね
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橘屋という大店の手代だった益次郎は,主人にも可愛がられゆくゆくは娘の婿にして家を継がせ用途考えられていたが,ある時見に覚えのない,店の金を盗んだという濡れ衣を着せられ追い出されてしまった。店を恨み,強盗に入るか,火付けでもしてやろうかと考えていたところ,名を知られた盗賊・甚左に声をかけられ,押し込みの手引をしてくれたら代わりに橘屋に復讐してやると誘われ乗ってしまう。甚左は畜生働きはしない盗賊として有名だったので,人死にが出ないならと思ったのであった。しかし手引のために潜入する店は大店でもなんでもなく薄汚い古道具屋・皆塵堂であった。店の奥の立派な蔵の中になにか金目のものが入っていそうなのでそれを調べろというのである。首尾よく皆塵堂に雇われた益次郎だったが店の中はガラクタで足の踏み場もなく,文字通り蔵にはたどり着けない状態。そこで根気よく店の片付けから始めるのであった。
「水底の腕」
益次郎は伊平次に誘われ釣りに出る。そして伊平次は幽霊の話をしかける。昼間から幽霊の話をされてもと思っていると,伊平次が益次郎に渡した釣り竿が正に曰く品で,益次郎は釣り糸を垂らしていると水の中から現れた女に水の中に引きずり込まれてしまう。そこが材木商鳴海屋の木場だったので,鳴海屋の若い衆などに助け出され事なきを得た。
皆塵堂に来て早々怖い目にあってしまった益次郎だが秘めた思惑のために逃げ出すわけにもいかない。
「おいらの机だ」
益次郎が店番をしていると,甚左の連絡係と思しき浪人がやってきて店先で騒ぎを起こす。手荒なことはしないという甚左の噂にそぐわないと少々疑問に思うのだが。
宮越礼蔵(以前,呪いの刀と辻斬りの事件で登場)がやってきて手習い所を始めたものの,必要な道具類が足りないので手に入れたいという。そのすぐ後,益次郎は店の中で子供の幽霊を見てしまう。その幽霊の視線の先に,手習い所で使うようなできのよい天神机があった。入手経緯から曰く有りげの品であったが,手習い所で使うなら昼間だから大丈夫だろうと,宮越の手習い所に持っていく。するとそこに来ていたこの一人が,この机は自分のものだと泣いて駄々をこねだす。
「幽霊屋敷 出るか出ないか」
猫を飼いたい巳之助は,そのために猫好きの女房をもらう必要があると考え,神頼みをして回っていた。その途中で,風体の悪い男に絡まれていた女を助ける。その男は近所で評判の遊び人茂蔵だった。何故か助けた女には見向きもされないのに,やっつけた茂蔵の方に男惚れされ懐かれてしまう。
皆塵堂に宗右衛門という男が現れ,手持ちのとある家の中にある道具類を一切合財引き取って欲しいという。そこで伊平次は益次郎に巳之助を連れて引き取ってくるように言いつける。巳之助は依頼主が振る舞うという酒に釣られたのだったが。胡散臭い話と訝る益次郎に,伊平次は太一郎が大丈夫だといったからと安心している。しかし,泊りがけで引き取りに行った二人は夜中に幽霊を見てしまう。
「人形の囁き」
主人のために根付を見繕いに来た庄三郎の帰り道に同行した益次郎は庄三郎の顔見知りの伊勢屋の主人・久兵衛から見てほしいものがあると言われて伊勢屋���向かう。久兵衛が見せたのは立派な人形だった。伊勢屋には幼くしてなくなった娘がいた。人形は娘のために作らせたもので,娘の部屋に置かれていた。ある朝女中のおまさが掃除をしていると部屋からなにか声が聞こえたのでこっそり除いてみると人形が動いて近づいてきたという。その後何度か同じようなことがあって,おまさは店を辞めてしまった。
久兵衛は人形に娘の霊が憑いているかもしれないと考え,皆塵堂に見てほしいというのだ。
益次郎は人形を連れて帰ると,夜中に気付くと,箱に入れてあったはずの人形が横に寝ていて,立ち上がって,「帰りたい」と囁くのを見てしまう。
「蔵の中」
益次郎の前に不意に甚左が現れてかねてからの計画を実行するという。益次郎はまだ蔵の中身を確かめられていなかったが別に構わないという。鍵を開けておくように言われるが,そもそも皆塵堂はちゃんと戸締まりなどしていない。しかし,実は...。
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今回も一人入って最後に出て行った。
そしてますます太一郎が頼りがいのある男に。
皆塵堂って実は幸せの館?それとも不幸のリハビリ施設?
最後の大団円が大阪のお笑い舞台のようだった。