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日本の妖怪文化に関する基礎的知識をまとめたもの。
幽霊は妖怪に含まれる/妖怪の中核はやはり鬼/昔は畏怖の対象だったが、江戸時代からキャラクター化され、娯楽として楽しまれるようになった等面白い話がいっぱい。
中でも気になったのは、「妖怪が出没されたとされる箇所を地図上にプロットしていくと、都市中心部の東側に偏るらしい」ということ。
原因について仮説が記載されていたが、理解できず。
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妖怪学の入門書。妖怪について色々と初心者向けに解説がしてあり、便利な本だと思う。
しかし、この本は小松和彦「編著」のため、章ごとに文体がかなり違う。
入門書として書かれた章は初心者の私でも読みやすく書かれているが、論文として書かれた章は少々読みこなすのに努力がいる。
まあ、これも妖怪のなせる技なのだろう。
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井上円了や柳田國男の初期の「妖怪学」から、最新の妖怪学研究までが網羅的にまとめられている。
専門的な知識がなくても、基礎から民俗学の立場から見た妖怪学を学ぶことができた。
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妖怪が好きなので、とても勉強になり面白かった!
妖怪は信仰・畏れの対象だったのが、江戸時代から娯楽の対象となったというお話が印象的。
そもそも妖怪(昔はこう呼ばれなかったが)とは日常的な論理では解釈できないものの総称だったけれども、エンターテインメントと結びついて、キャラクター化したとのこと。
他にもたくさん、たくさん興味深い知識がもりだくさんです。
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面白かった。
「妖怪を調べるのにここまでするの!? すげー!!」みたいな感じだった。
妖怪が出現する際の方角なんて、気にしたことがなかったよ……。
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日本の妖怪に関する様々を編纂した一冊。海外にもゴーストやモンスターの類いは多いが、日本の物は群を抜いてその数も種類(恐ろしい物からカワイイ物まで)も多いのではと、改めて思った。
妖怪だけでなく幽霊や鬼、祟りなどの伝承にも触れている。現代よりも自然の脅威と畏怖、それに死がはるかに身近にあった昔は、こういった話が生み出されやすかったことは想像に難しくない。妖怪と神は紙一重の存在だったりもする。それは人間の心がそのまま現れてもいるのだろう。
昔は畏怖の対象だった妖怪や鬼達に娯楽の要素が加わってきたのは江戸時代かららしい。当時すでに、今で言うお化け屋敷や見世物小屋はできてきて、「安全だとわかっているからこそのエンターテイメントとしての恐怖」を楽しむ風習があったようだ。現代の日本はさらに、世界にも通用する娯楽に発展させた。日本人の創造力は古代から培われてきたものだ。
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「妖怪」ではなく「妖怪学」─妖怪を学ぶとは、妖怪を学問
として研究するとはということについて、基本を押さえた
入門書、ということになるだろうか。妖怪というものが
日々刻々変化していて定期的に記述を残しておかないと
失われてしまうということがよくわかる。豊富な参考文献
リストも○。
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■細目次
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