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高見順の世界
2011/03/02 07:33
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K・I - この投稿者のレビュー一覧を見る
あることがきっかけで、高見順という作家を知ったのだが、読んでみてよかった。
いかにも私小説だろうというものから、3人称で書かれていて、具体的な出来事が背景にあるのかもしれないが、多分にフィクションが含まれているのかもしれない作品まであった。
「私生児」では、出生の「秘密」を語り、「嗚呼いやなことだ」では左翼運動に関わっていた人間たちのその後を描く。
「ノーカナのこと」では著者のヒューマニスティックな面がうかがえる。
解説に高見順は「最初の現代作家とみられている」と書いてあるが、なるほど、その通りかもしれない、と思った。
まあ「尻の穴」など強烈な作品も含まれているが。
虚脱感と希望と
2024/10/01 15:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
高見順という人は転向作家で、陸軍報道班員として徴用されている、「あの戦争は何だったんだろ」という虚脱感、と希望が混在した終戦後の話がさえる、また「敗戦日記」もお勧めなので読んでほしい
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