物足りない・・・
2018/05/23 09:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サト - この投稿者のレビュー一覧を見る
この人の絵が好きです。男性も女性も。現実離れし過ぎず美形ですよ。
この時代の古き良き・悪き日本にタイムスリップ。今の日本じゃ考えられない背景も読んで楽しい。
ただ、1冊にまとめるには勿体ない色っぽいお話だと思いまして、読後もっと読みたかった・・・なんか変だけど「損した」気分になったのが不思議。
この方の花魁の話もそうですけど、ヒロインの生き様が素敵です。
素敵という他ない。死ぬ時きっと満足だと思える生き方です。
私もそうなりたい。一生懸命、恋して生きたいと思いました。
まるで映画のよう
2017/09/04 15:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:レイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビューの評価が良かったことと、半額セールのおかげで手に取ることが出来ました。
祖父母の若い時代、社会はこんな風だったんだなぁと。何もかもがゴチャゴチャした感じだけどみんな必死に生きてて、好きなこともして嫌なこともしなくちゃいけなくて。人の営みは今も昔も同じだなと、遠い時代のはずの主人公たちを身近に感じました。セリフまわしも素敵で質の良い映画を見てるみたい。
投稿元:
レビューを見る
高浜 寛さんをこの単行本で初めて知りました。
淡い、繊細な表紙を捲ると、性と愛の物語でした。
ストーリーは、激動の時代の、よくある恋愛漫画なのかもしれない。
でもふたりがあまりにも愛し合っていて、本当に幸せそうなので
やっぱり終盤はどうにも涙が零れて困りました。
不自由な中で、精一杯、幸せであるように生きた彼ら。
女性がいやみのない色っぽさと可愛らしさでとてもいいな、と思っていたら、
高浜 寛さんが女性と知ってびっくりすると同時に納得。
他の作品も読んでみようと思います。素敵な作品でした。
投稿元:
レビューを見る
女性が愛されていることを感じたとき、
こんなふうになるのだなあ。
”この人”
という人と出会って暮らす。
ただそれだけのことがこれほど素晴らしいなんて。
突然の別れはせつないけれど、
速かれ遅かれ人はひとりで死んでいくもの・・
高浜さんのファンになりました。
投稿元:
レビューを見る
やばい。ツボだった。若さ故のあせり。エロ。高浜さんの作品刊行されてるのはたぶん全部読んでるけど一番好き。名作じゃー。
投稿元:
レビューを見る
大人の恋物語、というのがしっくりくるマンガ。
エロ雑誌のライターでも、良家の三男で自由な結婚も出来ない男。方や混血唐行の親で学も無い女。九州出身という縁があってやがて惹かれ会う…
朝の連ドラにもなりそうな?ストーリー。楽しい東京時代を経て、九州に戻ってからは苦労が絶えなかったろうけど、けして不幸ではなかったんだろうな。
最後のシメ方はまるで映画の様。
投稿元:
レビューを見る
こういうの。こういう時代の浪漫溢れる作品を漫画でも小説でも読みたかった。メインストーリーは切ない恋物語だけど、背景に流れる雑多で貧しいながらも人同士が暖かく、そして逞しく生きていたこの時代に憧れる。そして物語の締め方が、ゴールデン街ってのも憎いよなぁ。あそこで飲む酒の味がまた深くなりそうな素敵な一冊だった。
投稿元:
レビューを見る
歴史は苦手なわけじゃないんだけど、受験勉強 ばかりしていた高校時代をあんまり思い出したくなくて、歴史モノをなんとなく遠ざけていました。
でもやはり高浜さん。今作も素晴らしかった。
人物描写、ストーリー、セリフまわし。
現代へと続くエンディングになんとも言えない余韻がある。
投稿元:
レビューを見る
高浜さんが書く男女の恋物語は哀しみが伴うので、いつも心がズーンとします。家柄や人種などの様々な葛藤はこの時代では当たり前で、それでも二人は幸せに一生懸命生きていただろうに、戦争によって簡単に奪われてしまう非情さがなんとも言えませんでした。最後の終わり方は希望でもあるので今回は少しほっとした気持ちで読み終えることができました。
投稿元:
レビューを見る
著者自身の、会ったことのない祖父から着想を得た物語。
厳しい時代背景のなか、帰ってこなかった祖父にどんな青春があったのか、愛した人がいたのか、想像を膨らませて描いたのかな。
投稿元:
レビューを見る
大正から第二次世界大戦ころまでの小さな恋の物語。多分18禁?さほどでもないと思うけど、ちっと注意がいるかも(笑)
熊本出身の貧乏エロ雑誌ライターと混血貧乏モデルガールが新宿で出逢う。時代の空気がよく分かる。雑誌『性ノ扉』ってギャグかと思ったら大真面目(はて?)に出版されていたらしい。浜名湖のお祭りもなんともはや…
至心のように出征で子どもの顔を見られなかった人、青木さんのように子どもとの生活を優先した結果戦後、戦犯として責められた人、こういう悲劇が数え切れないくらいあったのでしょう。
熊本にはフェリーでバイクごと行けるはずだからいつか行ってみたい。