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神の声に苦悩するシュレーバーが著した信じられない一冊です!
2020/03/21 12:15
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、信じがたい人生を送ったダニエル・パウル・シュレーバーによる書です。実は、彼は、ライプツィヒ大学を優秀な成績で卒業後、裁判官となり、ザクセン王国の最高裁判所にあたる控訴院の議長にまで昇りつめました。しかし、その後すぐに彼に狂気が襲い掛かります。壁の中から物音がする、絶えず自分にささやかれる声を耳にする、うんざりするような幻覚を見るようになる、といった状態が日々繰り返されたのです。その声は「神」からのもので、神は彼を「脱男性化」し、女性となった彼を懐胎させ、新しい人類を生み出そうというのです。このような信じられない状況に下で書き上げられた書物が1903年刊された同書なのです。同書には、彼の神からの啓示ともとれる声とそれに苦しむ彼の苦悩の日々が綴られています。実は、この書は、フロイト、ラカン、カネッティ、ドゥルーズ、ガタリなどといった知の巨人たちに衝撃を与え、20世紀思想に不可逆的な影響を与えた稀代の書物とも言われています。ぜひ、この稀有な書物にチャレンジされては如何でしょうか?
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