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新書ですが、分厚くて結構な量の「心の病」を紹介してくれています。読んでいると不安にもなりますが、知識を持っていると対応も早くなるでしょうし、ぜひ一度、今子どもがいる人も、将来欲しい人も。
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幼年・少年・青年期に起こりうる障害・精神的疾病を簡単に紹介している本です。
読みやすいので、心理学を専攻していない一般の方に是非とも読んでほしい一冊です。
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幼児期から青年期にかけて現れる、様々な「心の病」を網羅的に概説し、症状や症例、診断の基準、どのような人にどのくらいの割合で発症するのかといったデータ、効果的な治療法などが書かれている。一般的な索引に加えて、「症状別索引」、例えば「笑顔がなく、表情が乏しい」→「適応障害、抑うつ性障害、双極性障害、統合失調症」といった索引も用意されている。新書としては300ページを超えるやや分厚めの本。
単に「発達障害」「LD」「ADHD」などの用語を、教育心理等で耳にはするが、具体的にどのような症状が、現実の世界でどのように現れるのか、どうすればよいのか、というところまでは、なかなか専門家でもない限り、把握するのは難しいと思うが、「ケース」として、症例が紹介されている点で、良い意味でとっつきやすい。さらに、ピカソや坂本龍馬、『禁じられた遊び』など、有名人や有名な文芸作品において現れている「心の病」も紹介されており、とても興味深く感じられる。症状別索引など、もちろん素人判断で病を診断することはできないが、専門家に相談する前の予備知識や参考には充分なりうる。こういった良心的な構成もとても良いと思った。
様々な「病」が紹介されているが、特に「幼い子どもにとって、親がどれほど大切なものかを改めて考えさせられる。だが、肝心な親の方は、そのことを忘れてしまうことも少なくない」(p.86)の部分は、全くその通りだと思った。そして本書に書かれているような、科学的な知識が、教育や育児に関わる全ての人に必要なものであることを痛感した。(11/02/03)
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様々な心の病を,平易な文章で解説してくれているところが大変よかったです。子どもが何かで困っているとき,それは,過去の生活に何らかの出来事があったから,という視点も学ぶことができました。
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やっと通読。
いろんな「心の病」について紹介されていて、参考になりました。
しかし、病気だと思いすぎると何もかも病気に思えてしまうので、素人の自分は、可能性を考慮しつつ、病気だと決めつけてしまわないように、気をつけて見ていかなくては、と思います。
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本書の目的にもあるように、多くある「心の病」についてできるだけ多く、かつわかりやすく書かれていて、入門書や、何か気になることがあるときに少し読んでみる本としてはとてもよいと思った。事例も多く、難しい言葉をできるだけ避けて書いてあるので、他人事と思わず、幅広い立場の人に読んで欲しい内容だと感じた。
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扱っている問題が幅広いので、それぞれの症状や対処法については要点しか書いてないのだけど、まえがきに書いてあるとおり辞書的に使うにはいい本だと思います。
これからこういうことを勉強しようと思っている方(私みたいな)とか、子どもを育てている方には、ざっと読めていいと思う。有名人の事例なども載っていて、読みやすいし、イメージしやすい。
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「子どもの」とタイトルに書かれてあるが、青年期までのかなり幅広い年齢層をカバーしている。様々な疾患に対してその事例を載せており、どの疾患がどういう状態像なのかを把握しやすい。とくにうつ病の事例は他の本でもよく見られるが、躁病の事例を読めたのはよかった。ただ、新書のボリュームのせいか、事例の回復までの流れは書かれていないものが多い。
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仕事柄、心が傷ついたり、心の中に何かを抱え込んでいる子どもたちにたくさん出会う。
そのために勉強。
少しでも事実を知ること、そして受け入れることが、彼らを救うことになると信じて。
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kindle unlimitedより。古臭い漫画ばかりの同サービスに、岡田尊司があるのかと感動。一体どんな基準で対象が選ばれているのか興味がある。と、同時に毎月の支払いに耐えうるサービスなのだろうか。
子供の心の病、とあるが、それが性格によるものか、病気なのかは読んだ後も理解できたとは言えない。あらゆるものに、恐らくは無理やり病名をつけられるのではないか。そしてそれは、患者本人なり、周囲の人間なり、もしかすると医者なり、病名を宣言したい人たちが、今日から病気だ、という線を引くのではないだろうか。ある意味では程度問題だからだろう。当然、治療が必要な事は分かる。しかし、それが性格だとすれば、ロボトミー手術のような一抹の不気味さがあるような気がするのだ。
心の病とは厄介である。人間を構成する最重要な要素は、能力ではなく、嗜好も含めた性格だからだ。
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心の病編家庭の医学的な本
多くの事例がのっていて病名別症状別索引もあるが1つ1つの記述は少ない。
家庭の愛情不足による発病が強調されていてこれを子育て中の人読んだら必要以上に不安になるのではないかと思った。