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投稿者:まーきん - この投稿者のレビュー一覧を見る
語り口が柔らかで、さすが松井先生だと思います。私は高校教員で物理を担当していますが、理科が苦手という生徒にもぜひ読んでほしいです。
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
惑星についてどうできたのか、今までどう捉えられてきたのかの歴史など説明されている。最後には太陽系を飛び出し系外惑星についても述べられていて面白い
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よくある話しかと思いきや、様々な興味深い脇道を通って、生命探索への途を指し示す。講演を元にしただけあって、かなり読みやすい。惑星学が惑星科学に。そして銀河系惑星学へとパラダイム転換を遂げる過程に知的な興奮を覚えた。包括的な惑星にかんする知識が得られる。
・1日を24時間に区切り、7日で1週間という単位をつくり、日曜から土曜までの名前を付けたのは、紀元7世紀に新バビロニア王国を建国したカルデア人。
・太陽の勢力圏は、重力ではなく、磁力が優勢な領域。そちらのほうが広い。
・降着円盤の材料を全て使い切って星が完成するのではなく、重力と内側からの圧力が釣り合い、静水圧平衡の状態になったときが恒星の誕生。
・落下問題:ガス抵抗を考えると、粒子がメートルからキロメールのサイズになることは謎。ガス惑星も。
・地球は岩石惑星としては、花崗岩の惑星。これは水が豊富にあったから。他は玄武岩。
・カイパーベルトを起源とする短周期彗星である、ハートレー彗星の水を調べたところ、そこに含まれる水素同位体の比率が地球の水と近いことが判明した。2011年。
・大半の短周期彗星の軌道傾斜角が0度に近いのは、球殻状のオールトの雲が起源ではなく、円盤状のエッジワース=カイパーベルトが起源。
・褐色矮星は水素よりも低温で核融合起こす、重水素を燃料にする天体。
・惑星と褐色矮星の境界はあいまい。
・天体衝突後に降る大量の酸性雨が恐竜絶滅の原因。
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宇宙の本はいつ読んでも「なんでそんなことがわかるの?」という驚きばかり。本書も例に漏れず。おもしろい。
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惑星探査や観測の意義がよく分かります。太陽系や地球がいかに例外的な存在かなど、普通の人向けに分かりやすく語ってくれる好著だと思います。