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完全に壁。
5ページくらいで済む短編を1冊に無駄に延ばした感じ
星新一のショートショートなら10ページくらいで面白かったと思うのです
名前の無駄や、名前の枕詞の無駄。
何かきっと伏線なのだろうと思ってたのですけど考えるだけ無駄だった模様。
文章にしても、要らない描写や表現がほとんどで、遠回りな言い回しも多いし、きっとこれも伏線なんだろうと思っていたけどほぼ考えるだけ無駄。
ストーリーの中での事件はLv2の辺りでもう全貌が見えてしまうのですけど
その解決が本の残り2割でやっと明かされてビックリ。
まさかこの内容で最後まで通すとは……
流石に本自体の仕掛けと言うかトリックと言うかもあったけど
感心……できるのですか?これは……。と謎
バカミス……ではないでしょうこれは。
もっと胃に来るくらいのバカさが無いと。内科行ってレントゲン撮ったり
半年後とか、胃カメラ飲んでおいた方がいいかな?って後々不安になるくらいの後味がないとバカミスって言えなくないですか……?
5ページの短編だったら、もっときっと評価は高くなると思うのです。
この本で唯一の収穫は、著者近影×2だったのではないでしょうか
出先で捨ててきてしまおうかと思ったのですけど、戒めとして鞄の中へ。
久し振りの壁一直線だったのでした。
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帯に『驚異のトラップアートミステリー!』とありましたが、毎度お馴染み倉阪先生のバカミスシリーズ。埋め込まれた仕掛けを探しながら楽しく読みましたが、まさかまさか、アレをした上にあんなことをしてくるとは!!!(ネタバレるので詳しくは書けませんが…)
不思議な空間『日本桜富士館』の謎から始まり、世界そのものが、伏線が回収されていく怒濤のラストは流石でした。
(でも著者コメントにある通り、こんなん毎回書いてたらネタ切れもするよなぁと同意)
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アートなバカミス??バカミスでは恒例となっている、あの部分は相変わらずの力作で毎回次作は出るのかと心配になるくらい。ミステリ部分は、ここ数年の中でかなり脱力系。何と言っても、ヒントの部分が凄く脱力。
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美しい桜と富士が見える館へ還ってくる旅人たちを陥れる、連続不可能殺人の罠!驚天動地のトラップアート・ミステリー!
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"そやから、わいは最後に謎を解ける。世界を背負ってるさかいにな。
世界のない名探偵はかわいそうやった。それでどうやって名探偵をやれっちゅうねん。
おなじような謎は、いくらでもあったな。
人はなぜ館にこんなにも惹かれるのか?
リアルでもフィクションでもええ。青年から年寄りまで、館っちゅうもんに妙に惹かれるのはなんでやろ?名探偵と同じで、館は世界を背負ってるからや。"[p.81]
なんというか、面白かった。
この人の本は他に読んだ覚えがないけれど、他もこんな感じだと思ってしまっていいのだろうか。
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バカミス、しかもホラーの要素も入ってきました。なんだかもう頭ぐるぐるの一冊です。
一人ずつ旅立ち、そして還ってくる旅人を襲う不可解な死。その謎を解き明かすミステリ……としてはかなり簡単。仰々しい記述に何かが隠されているのは明らかだし、その意図もあっさり読み解くことはできるのだけれど。おそらく、仕掛けのすべてに気づける人はそうそうないでしょう。どこまで凝るんだ、倉阪さん。さすが、リンゴやミカンをかぶるだけのことはあります。