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自分好みのおいしいコーヒーを追求したくなる1冊
2016/08/02 21:12
12人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:迷子の子猫ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は、コーヒーを毎日1~4杯嗜む。全く飲まない日もあるが、それも1週間に1日~2日である。コーヒーを飲むときは、ブラック。20代からインスタントコーヒーを飲み始めて、30代後半からコーヒーショップで豆を挽いてもらい家で抽出して飲むようになって、10年以上になる。私自身のコーヒー歴を振り返ると、焙煎方法とか、抽出方法にこだわらず、ただコーヒーを好んで飲むだけ。本書を手に取ったのは、コーヒーを長年嗜んでいる割に、コーヒーのことをよくわかっていなかったから。
著者は、滋賀医科大学の講師で、専門はがんに関する遺伝子学、微生物学。著者自身、「典型的な「理系人間」」というように、コーヒーを科学的に研究し分析し得た知識を「エスプレッソみたいにぎゅっと凝縮」して詰め込んだのが本書である。
●第1章 コーヒーってなんだろう? 《コラム:動物の○○から採る最高級コーヒー》
●第2章 コーヒーノキとコーヒー豆 《コラム:コーヒーゲノムプロジェクト》、《コラム:丸豆・象豆・貝殻豆》
●第3章 コーヒーの歴史《コラム:もう一つのコーヒーのはじまり》
●第4章 コーヒーの「おいしさ」《コラム:味覚の生理学》、《コラム:ラプソディ・イン・ブルーマウンテン》
●第5章 おいしさを生み出すコーヒーの成分
●第6章 焙煎の科学《コラム:自分好みのコーヒー探しは焙煎度から》、《コラム:熱の伝わり方と加熱》
●第7章 コーヒーの抽出《コラム:コーヒーとプリンタの意外な接点》、《コラム:日本流ドリップの起源を探せ》
●第8章 コーヒーと健康《グリーンコーヒー・スキャンダル》
コーヒーに対する「おいしい、まずい」という嗜好には、焙煎度によって好みが別れるというように、私自身、浅煎り好きか、深煎り好きかと問われたら、深煎り好きである。いろいろな焙煎度のものを試したことがないので、本書で紹介している《家庭焙煎してみよう》をみると、生豆を入手し、手網を使って焙煎するやり方なら、私でも出来そうだ。是非一度挑戦してみたい。「コーヒーを飲むとヒトはどうなるか」という医学的な観点(カフェイン中毒やカフェイン離脱など)からいろいろなメリットやデメリットなど、わかりやすく詳しく解説していて、健康面を気にする私にとってタメになる情報であった。コーヒーを科学的に解き明かしていく本書は、文系の私には難しいかなと躊躇したが、おいしいコーヒーを追求するために科学的な情報は必要不可欠かも。本書で得たコーヒーの知識を参考に、自分好みのおいしいコーヒーを、豆と焙煎度から、深く追求してみたい。
科学者の啓発に脱帽します
2016/11/28 18:00
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:木置場住人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漠然と好きだったコーヒーの「おいしさの正体」がなんだっだのかを知ることができました。
おいしさを感じるのは脳ですから、こうした科学の視点からの学習も必要だと納得しました。
脳が学んだことで、読了後にはもっと深く味わいを感じることができると思います。
コーヒーに、科学的知識のスパイスを!
2018/05/21 18:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:野間丸男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
コーヒーは、なぜおいしいのか?
「コーヒーのおいしさ」の主役は何か?
おいしさを生み出すコーヒーの成分は何だ?
科学的コーヒーの抽出方法は?
コーヒーは、健康に良いのか?
研究者の目で、グラフや成分データでコーヒーを分析、
コーヒーに関する知識の幅を広げてくれる。
コーヒーの味わい方が変わる!
理系向け
2016/07/15 12:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る
科学の視点からコーヒーを見た本。
コーヒーの歴史についても書かれているが、メインは食品化学であるため予備知識が無いと辛いかもしれない。
大学で食品について学んだ人なら楽しく読めると思う。
「コーヒー入門書」に最適な一冊。
2016/06/23 17:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こまちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
コーヒーは好きでしたが「コーヒー=美味しい」程度の認識しかなく、とにかくコーヒーについての知識を深めたいと思って手に取ったのがこの本でした。途中の科学的な話は読むスピードを落とさざるを得ないとはいえ文系にもわかりやすく書かれていて、一気に読んでしまいました。コーヒー豆の種類、焙煎や抽出など、歴史や体験を踏まえながらの説明はとてもわかりやすく、おすすめです。
根拠に基づいてコーヒー全般について書かれています
2016/05/17 06:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:自称マイノリティ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小生は、ネスプレッソマシンのカピセル式を2台(計4年間)を使っていました。苦すぎるので、現在ハンドミル+ペーパドリップでコーヒーを楽しんでいます。深煎りのコーヒーが多いので網とガスで手焙煎まで行った経験があります。
ネット上にクチコミやCMのような情報が溢れていますが、本書では、著者の経験および根拠(日本語および英語の文献)に基づいて書かれているので信頼性のある内容と思います。
内容が難しいので、全体を目を通して、今興味を持っているところを詳しく読めば、おいしいコーヒーが楽しめると思います。
コーヒー愛好家には興味深い、コーヒーの香り、味わいを科学した一冊です!
2020/02/04 12:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、理数系の難解な知識を分かりやすく解説して好評を得てきた「ブルーバックス」シリーズの一冊で、同巻は、コーヒーについて科学した興味深い書です。私もコーヒー愛好家の一人ですが、コーヒーはその香りが重要です。では、この香りはそのようにして生み出されるのでしょうか。コーヒー職人の技術と知恵を科学的な視点で徹底分析して、コーヒーの味、香りがどのようにしてつくられていくのかを徹底究明した一冊です。
コーヒーを科学する
2024/09/03 12:04
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
コーヒーを単なる嗜好 味覚 官能評価の観点ではなく、まずは客観的な化学の視点から分析する というアプローチに惹かれた。美味しいコーヒーを淹れるためにはこのようにすれば良い と言われてきているが、その理由を科学的化学的に立証しているところが素晴らしい。生物 農作物としてのコーヒーの木の話も大変に面白かった。
科学から見たコーヒー
2023/05/16 07:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
コーヒーノキがアカネ科の植物でどこが原産でどう分化していったか、焙煎した時のコーヒー豆に化学的に何が起きているかなど科学の視点でコーヒーについて迫っている。焙煎時のガラス化とゴム化などの話は大変興味深い。普段飲むコーヒーがどういうものなのか知れて面白かった。
文系でもおいしく読めた科学本
2017/08/21 00:30
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投稿者:Ladybird - この投稿者のレビュー一覧を見る
その道の権威という方が書いた本でも多くが経験値からの意見で、根拠は何?データはあるの?というようなことが書いてあるものが多いなあと感じていますが、この本はちゃんと裏づけがある記述でした。文系の素人でも易しく読めました。
コーヒー通が書いた経験本とは一線を画する内容です。
(о´∀`о)
2016/12/29 19:18
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はるにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の料理が美味しそうだったので読んでみました。(*´-`)
美味しそうな料理が大量に載っていて、満足です。(*^^*)
コーヒーの美味しさを科学的に分析
2016/04/29 00:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンスの角に薬指 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「理屈じゃないんだ美味しさは」なんて言う人にちょっと読んでほしい本。
理詰めで美味しさを納得するのもたまにはいいかなと思います。
感性ではなく科学で美味しさを知るのも悪くはありません。
面白かったです。
やさしい科学で分析
2016/04/20 00:17
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:babadori - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブルーバックスの本は、時折難しすぎる内容のものもありますが、本書は分かりやすい科学で、コーヒーの魅力を伝えてくれます。