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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界遺産になりそう?な場所のエッセイです。
なんで世界遺産にふさわしいのかとかはあんまり触れてない気もするけど、
出版されてから世界遺産になった場所もあるにはあるので、その点は先見の明ありだったのかな。
地元スポットも載ってるので、そこガンバレって感じです。
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「少々真面目な書き方になった」とあとがきで書かれているとおり、いつものタマキング節はやや控えめ。これは、訪れたのが世界遺産登録を目指して多くの人が努力している所であり、また、タマキング的興味からではなく編集部の提案に従って行った旅だからだろう。それでも当然スットコ感はもれなく付いてくるわけだけど。
これは「なごみ」という淡交社の雑誌に連載されたものであるという。茶道の専門誌にタマキング。すごい取り合わせである(「淡交」という月刊誌もあって「なごみ」は一般向けらしいが)。しかしこの雑誌、かつて藤森先生と山口画伯の「日本建築集中講義」も連載されていたし、安西水丸さんも描いていた。やるなあ。
宮田さんが編集部の「可能君」のことを、「何を考えているのかつかみにくい」と書いている。山口画伯も、「空気を読まない」編集部の方たちの振る舞いについて、冗談交じりに怒ってた(半分は本気だったな)。この会社の編集部ってなにやら独特の雰囲気があるようだ。
ちょっと興味が湧いて調べてみたら、この会社は茶道を軸とする出版だけでなく、茶室の設計・施工、茶道具の製造・販売、カルチャー教室の運営などなど、幅広く手がけているそうな。てっきり「本の雑誌社」的小出版社だと思っていたが、従業員100人以上の規模らしい。そうだったのか。
京都市内に住む娘の所に行く途中、いつも「淡交社」と側壁に書かれたビルを通り過ぎる。あれも自社ビルで、「淡交ビルヂング」というそうだ。渋い名前だな。通りすがりに見ると、一階がギャラリーというか書店というか、本の展示スペースになっているようだ。今度是非行ってみたい。
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実は読み終わってない。でも、たぶん3時間位で読めちゃう。が、最初数編読んで、つまらなくてやめてしまった。タマキングが観光パンフを頼まれて書いてるような、責任感が見える。
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行った処 佐渡めぐり、熊本阿蘇めぐり、栃木足尾足利学校めぐり、石川金沢めぐり、長野善光寺松本城めぐり
行きたい処 福井小浜めぐり 百舌鳥古市古墳群めぐり 岩国錦帯橋めぐり 長崎教会群めぐり 北東北縄文遺跡群めぐり 四国お遍路 奄美大島の自然遺産
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「え、これも世界遺産に?」それはスーパーの敷地にあっておばちゃんが座っていた。絶景・珍景満載の全12話。(アマゾン紹介文)
前書きや後書きにありますが、こちらの連載は珍しく編集の方からテーマを受けて書かれたものだそうで、宮田さんの紀行文の中では比較的情報量が多いものとなっております。
じゃあユルさは陰り気味かというとそうでもなく、行きたいところに行ってるなぁと羨ましくなりました。
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宮田珠巳さんの文体はどのようなジャンルでも面白い。世界遺産の承認を待っている、暫定世界遺産をレポートしたのが本書だ。この中には2019年7月時点で世界遺産に登録されたところもあるが、世界遺産に登録されていなくても訪れて見たくなる場所が多い。
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この人の文章とは相性が悪い。と言え、行きたくなるところが見つかるのでついつい読んでしまう。佐渡鉱山、熊本阿蘇、栃木足尾銅山、岩国錦帯橋、金沢、長崎教会群、奄美大島、長野善光寺・松本城、四国お遍路。
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なんだか面白そうと思い手に取ったら、行きたい観光地がたくさんあった。今年の3月に本に載っている四国お遍路の1つの善通寺に行ったが、五重塔の柱が浮いてるのに気づかなかった…
時代を経て塔が縮んできた時に柱としての役割を果たすとのこと。築100年程だが、先を見て柱を浮かしている技術が凄い。生で見たかったなと思った。
善通寺は弘法大師誕生の聖地であり、東寺、高野山と並ぶ大師三大霊跡の1つで戒壇巡りでは弘法大師のお声がAIで再現されているのが聞けます。お寺としても素晴らしい所だったのでザンテイ世界遺産で見つけることが出来たのが嬉しかった。
他にも善光寺や熊本阿蘇のカルデラも行きたい!世界遺産だから行くのではなく自分の琴線にふれるかどうかが全てという著者に共感した。