植物がいつもと違って見えるようになった
2016/05/24 22:26
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投稿者:ゆーすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
植物が様々な環境を生き抜いていくために、どのような努力をしているのかよくわかる本です
道に生えている草や花を見ると、こいつらはこれこれこういうふうに頑張っているんだなと、思わずほくそ笑んでしまうようになりました(笑)
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2016/3/21 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2017/9/5〜9/13
田中先生の植物に関する入門書。たまにラジオから流れてくる独特の口調そのままの文体でのわかりやすい解説。理系でありながら、植物についてはほとんど名前もわからず、登山を始めて高山植物に興味をもってからようやく知りたいと思うようになった。が、本当に面白い世界だなぁ。もっと若い頃に勉強しとけば良かった。
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植物に関する素朴な疑問の数々、「なぜ骨もないのに立っていられるのか」「なぜ芽は土を押しのけてこられたのか」「なぜ葉っぱは緑色なのか」「なぜ芽は上に伸びるのか」「なぜ根は下に伸びるのか」等々……これらに答えるべく並べられた様々なキーワードを軸に、植物の不思議な性質・生態が明らかにされていく。キーワードの例を挙げると、「吸収スペクトル」「フィトクロム」「頂芽優勢」「光周性」「フロリゲン」「FTタンパク質」「バーナリゼーション」……初見の言葉だらけですわw
中でも感銘を受けたのが「限界暗期」。これはツボミができるかできないかの境目の夜の長さのことで、なんと15分間隔の精度を誇るらしい。イネのある品種は、夜の長さが9時間45分ではツボミができないが、10時間になるとできる。オナモミは夜の長さが8時間15分ではツボミができないが、8時間半ならできる。シソは9時間半の夜ではできないが、9時間45分だとできるという。それはまるで退勤15分前にタイムカードが切れない、勤め人の哀しき性のよう!
入門編の域を遥かに超えた、植物学の良書。
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植物を育てていく上で実用的な良本でした。
落葉樹の葉は、枯れて落ちるというより、冬になると引き際を悟り、本体に栄養を送った後、自ら離層を作り落ちて行く。
何かロマンを感じます。