いろんな絵の見方を紹介した本
2019/01/20 13:30
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ルネサンス期の作品など、22の絵を解説。一見どこが怖いん?というものから、明らかに怖そうな作品まで、幅広く紹介しており、この絵ってこういう見方をするんやと思ったり、歴史的な背景も知れたりとなんか得した気分になりました。
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投稿者:ぱぱちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名な絵の中に奥深い真相があることを知りました。絵の背景を知ると,美術館などで絵を楽しむときの参考になります。絵を見る前の予習に使うといいような感じです。
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
名画の解説本としてはすごく面白かったです。
どういう見方をしていいかわからなかったのですが、これ読むとすごくわかりやすいです。
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さくっと読めて、絵や画家の背景が知れて面白かった。この人の絵の解説は物語として面白くて、ちょっとひと休みに読書するのにいい感じ。
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ブリューゲル『絞首台の上のかささぎ』ゴヤ『我が子を喰らうサトゥルヌス』…etc。ここに取り上げられている20点の絵画。絵の中にこめられた凄惨・残酷・非情・無惨、そして甘美を味わって頂ければ…。
ビジネス書ばかり読んでいるとついこういうものを読みたくなって手にとって読んでいました。前にNHKでこの本がテレビ番組化されたものを一度だけ見たことがありますが、本格的に筆者の著作を読んだのはこれが初めてになります。
ここで紹介されているのは誰でも知っているような名画が実はこんな恐るべき意味を含んだものであることを紹介するというコンセプトで執筆されたもので、ムンク『思春期』やティントレット『受胎告知』などの一見『何でこの絵が!?』というものから『黒い絵』で知られる一連の連作で知られるゴヤの『我が子を喰らうサトゥルヌス』などの『言わずもがな』という作品まで20点の絵が紹介されておりまして、絵の中にこめられている人間、もしくは神々の中にある『ダークサイド』に見事なまでに光を当ててあって、1ページ1ページをめくりながら、底知れぬ怖さを持ってしまいました。
例えばブロンツィーノの描く『愛の寓意』という絵は中央で唇を交わす男女が実は…。であったり、さらに女性側の唇を見てみるといわゆる『オトナのチッス』だったりと後から考えると恐ろしいものがあったり、ブリューゲルの『絞首台の上のかささぎ』は一見、のどかな田園風景の中にこめられている濃密なまでの『死』のイメージなどここまでのことが描かれているのかと。さらには宮廷画家のダヴィッドがスケッチした『マリー・アントワネット最後の肖像』にいたっては作者のこめた『悪意』など、詳細に解説されてあって、非常に楽しく読むことが出来ました。いい刺激になったと思います。
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怖い絵とあっても、暗い絵やグロい絵ばかりとかではなく、書かれた時代背景(政治的宗教的な)や、作者の精神状態なんかが怖いんですよ、という説明が細かく説明されていて普通に面白い。絵が好きだけど詳しくない、なんて人には多いにオススメ。こういうことを知ってから絵を見ると全く違ったふうに感じられて楽しかった。
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面白い。
「隠されたもの」に興味がある自分には、ぴったりの本だった。
知識というのはやはり大切なものだ。
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文庫になっていたので買ってみた。
怖い絵シリーズの1作目。
読ませる文章と作品解説のおもしろさは1作目からばっちりです。
ハードカバー版の方が絵も大きくて綺麗だけど、文庫の気楽さもいいです。
シリーズ全部読んでいるけど、作者が同じ絵を見比べると楽しい。
作者は違うけど、題材が似ている絵とかも。
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カラーで載っている絵が小さすぎて細部まで判別できない。
暗い所は全部黒く見える。
それで解説されても?????だわ・・・。
これは文庫サイズでは厳しい。
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絵画に隠された謎を解明する作業は極めて知的な遊びに感じられます.いろいろな絵のいろいろなストーリーが読め,とても興味深い作品です.
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再読。何度読んでも、また新しい驚きがある。その絵が描かれた時代のことや社会のこと、その画家のこと、知れば知るほど絵が面白くなる。
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よく知られた名画にひそむ、心胆寒からしめる恐怖の物語―。
絵が描かれた時代背景や画家のエピソードを紹介し、その絵に描きこまれた真実の意図を読み解くというスタイルの本。
「本書を読めば、絵画の見方が変わります。」という煽りにつられて読んでみました。
一見何の変哲もない名画も、作者のフィルターを通して再度見てみると、あら不思議、どの絵も不安感あふれる「怖い絵」となります。
今までの絵画の見方に違う視点を与えてくれるので、大いに知的好奇心を刺激されました。
絵画の素晴らしさもさることながら、読者を絵画の世界に惹きこむような著者の文章力にも圧倒されます。
人間の本質に迫ろうとする時、それに触れる者は不安に思い、恐怖にかられるのかもしれない、と思いました。
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絵の見方や感じ方、その上、見えない作者の内面など、一枚の絵の鑑賞の仕方を学ぶことができました。
今年の夏は、新たな著者・分野の一冊に出会えて、文庫フェスに感謝!
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わかっていて買ったんだけど…
最初から『怖い』と言ってしまったら先入観が働くので、絵を観る楽しみが減ってしまうな。
絵を観る→何かしらを感じる→描かれた背景、解説を読む→また再び絵を観る
が理想で、解説を読むまでに感じたものがわりと重要。で、結果として何を思うかは割りと人それぞれな気がする。
宗教画や歴史画、神話をモチーフにした絵と、そうでない絵はまた見方が違う気もする。
いや、でも楽しめたが。
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西洋の有名な絵画をピックアップし、その背景について解説した一冊。
普段何気なく観ている絵の背景には、宗教や人間関係、政治など、色々なものがあるのだということが分かる。