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「這いよれ!ニャル子さん」でおなじみ。逢空万太先生の新シリーズ。読了後、一言で言うなら「良くも悪くも万太先生らしい作品」という感想に尽きるというのが本音。
どう考えても問題しかない神様に、異世界へ強制転移された「魔王」主人公。そしてその魔王を倒せるヒロインの「ユーシャ」の三人で繰り広げられるギャグコメディで、随所に様々なゲームやマンガ、自虐などのネタを入れ、それを万太流にアレンジして読ませる手法は「ニャル子さん」と変わらず。その辺は本当に面白かったし、安心した。
・・・けど、主人公くんが相変わらず“ド”が付くほどの外道&暴力主義者な上に、ヒロインがあからさまな「残念少女」というのはいかがなものかと。「ライトノベルとして」と言うより「アニメとして」見た方が面白いかもしれないとは思ってしまった。無論小説としての面白さもふんだんに盛り込まれているんだけどね。
いずれにせよ「万太先生&ニャル子さんが好きなら、今すぐ買って読もう!」。ハマれば本当に面白い、久々に爆笑したラノベでした。オススメ。